こんにちは。
暑くなりましたね。お元気でいらっしゃいますか。
前回は、拙い記事ながら たくさんの方にご覧いただきましたことを 心から感謝いたします。ありがとうございました。
気づくと、季節が進んで 稲が一面 早苗色からより濃い緑に 変化を見せています。
初めは 義母以外は 誰もまともに唱えられなかった 西国三十三ヵ所のお寺を唄う 五七五 七七のご詠歌も、伯母の四十九日を済ませる頃には、なんとかできるようになりました。自信がなくて ご詠歌のCDを流して済ませようかと申していた喪主の義弟も 先達を勤め上げました。
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久しぶりに夕方に少し時間ができました。歩いていると、水路から流れる水音が 絶え間なく聞こえてきます。ヒバリの鳴き声は、もうだいぶ前から聞こえなくなっていました。
空の表情が 美しい季節になりましたね。
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連れ合いが 一年ぶりに 豊岡市竹野町へ行き、沖合いで釣りをしてきました。伯母のお葬式の後の手続きなどが しばらく続いていた時に お誘いをいただいたので、ひと休みもいいかなと思いました。
最近は、釣り船も 大きくてきれいで 乗り心地も良いそうです。人気の船は、半年先でも予約が取れないと言っていました。
ぽんす会の 船釣りは、久しぶりです。台風の影響が心配になる頃でしたが、波は ベタ凪だったそうです。漁場が近く、自然の岩礁が深いところなのだそうです。
少し前には そこで小学生が 74cmの鯛を上げていました。
魚影も十分にあるようで、釣果の報告が 留守番の私にも 刻々入ってきます。ヒラマサが1匹。イサキが10匹。ケンサキ3匹。何かわからないイカ1匹。(みんな活きていたら「匹」でいいのでしょうか) イカ狙いは、雨の後のために 水が濁れて不漁だったとのことでした。種類は 少ないですが、釣果としては 十分すぎるほどです。
黄色の横線(側線)のあるのが、ヒラマサですね。まわりはイサキです。
前回も お願いしたお店に、家族で食べるために 少しだけお造りを頼んで 後は引き取っていただくようにお願いしました。
お願いしたより、たくさんお刺身を造ってくださいました。
手前の 白い背の魚が ヒラマサです。ねっとりとした食感もあり、甘味が感じられて味わい深い上品なお味でした。仲間のブリも いつも美味しくいただきますが、ヒラマサは格別です。赤い縞模様の魚は スズキ科のイサキです。左にケンサキも造ってあり、ゲソのお刺身まであって とても嬉しいです。目立たないところに、ぷるっとしたイサキの白子もポン酢と一緒に添えてくださっていました。
これを見た義妹から「お義姉さん、すごい❗」と言われました。いえいえ、さくから切るくらいはできますが、捌くとなると…。こんなにたくさんの魚を私が何かしようとすると、時間がかかり過ぎて お刺身として食べられなくなってしまいます……。それにしても 同じ魚を プロが造ると全く違います。改めて思いました。
それとは別に イサキを炭焼きにしてくださいました。30cmありました。20cmほどのもあり、そちらは義母に。皮はぱりっとしています。塩焼きのいい香り。白身は しっとりとして柔らかく、白子が入っていました。
おくどさんをしつらえてある こちらのお店の炭焼きの魚は、男前の端正な辛口という印象を持ちます。きっと こんな日本酒がふさわしいですね。
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そう言えば、以前 卵のぬか漬けは 美味しいのかと お尋ねをいただきました。遅くなりましたが、ぬか床に 殻を剥いた茹で卵を一日ほど浸けておくと、ほどよい塩味で上がってきます。お好みの浸け時間でお試しくださいね。
また、この季節は 水茄子が 瑞々しくておいしいです。かなり 地域限定ですが、機会がおありでしたら、ぜひ 縦半分に割ったものに塩をもみこみ、半日ほど浸けたら 縦に割いて召し上がってみてください。皮の紺も鮮やかで、萌木色を溶かし込んだような実の色も美しく 目でも楽しめます。たいしたお料理もいたしませんのに、ずいぶんな熱弁ですね。失礼しました。
今日も ご覧下さいまして、ありがとうございます。
暑い日が 当分続くようですね。どうぞ お体をお大事になさってくださいね。
「おもしろうて やがて悲しき鵜舟哉 芭蕉 句」(325×245m/m) 松尾芭蕉 句
「岩壁の感触をふと懐い居り 半世紀前の夏の穂高の 砕花の歌」(300×200m/m) 富田砕花 詩 村上翔雲 書