野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

仕事部屋にあるもの

こんにちは

父の仕事部屋に 資料を探しに行ったときに

以前から 気になっていた「ゴッホ」(講談社1995年)の画集と

小川国夫さんの「ゴッホ」(平凡社1975年)を持ち帰って見せてもらうことにしました。

 

f:id:snow36:20180520005217j:image

 

小川国夫さんの本は 装丁も美しく、箱は画家最後の土地 オーヴェール時代の「荒れもようの空に烏の群れ飛ぶ麦畑」で覆われています。

 

小川さんの世界に引き込まれていくように、一気に読みました。

 

ゴッホの作品、移り住んだ土地のことや、弟テオに送った書簡など、人生が丁寧に描かれてあり、

小川さんの取材の旅をなぞっていくうちに、ゴッホの心の動きを 垣間見るような気持ちになりました。

 

小川さんの本を読んでから 画集を開くと、それぞれの絵の素晴らしさが より分かり易く楽しめました。

画集の表紙の右下に 小さく「タンギー爺さん」の肖像画があるのも ちょっと楽しい。

 

タンギー爺さんは 画家達を庇護する画商で有名な人ですが、

 

原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」の中で描かれているお話が 生き生きとして とても素敵だと思います。

少し寄り道してしまいました。

 

父の仕事部屋は、制作のための筆や硯などの他に 様々な本があります。

私には 取り立ててこれという才能もなかったのに、小さい頃から 美術館に よく連れて行ってもらいました。

 

感謝しています。


f:id:snow36:20180520004055j:image

  「所詮は自分を知ることである。私は 私の愚を守らう。昭和十五年二月 御幸山一草庵にて 山頭火 語」  (320×245m/m)  村上翔雲 書