野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

メドーセージの6月

こんにちは

メドーセージは、茎が長く伸び過ぎると 花は地に着きそうなほど お辞儀します。

支柱を立てます。見た目が残念です。

 GWあたりから 若葉を持つ茎が するすると伸びてきました。

 

去年の夏の終わりに、都会に住む友人と会って食事をした後、きれいな通りをぶらぶら歩いていると、

とあるお宅の庭に こんもりとした姿に剪定されて、美しい青い花を咲かせているあか抜けた「彼女」を見かけました。

                             

                               ❗

こんな風にしてあげなくてはいけなかったのか。

来年はしくじるまい。

その時は、我ながらどうしたのかと思うほどに なかなかの気合いの入りようでしたが、

気付いたら、まあ この子は農協さんで「サルビア」と書かれていた 素朴な愛すべき娘なんだし…と

切ったり切らなかったりを繰り返している程度になってしまいました。

つい先日 お隣の中庭に偉そうなことを書いておきながら……   本当に……

 

切ると、新鮮で力強い緑の香りがします。


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花芽が 出てきました。気持ちとしては、もう切れなくなってきました。
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毎年元気な顔を見せてくれる 手の掛からない かわいい子です。

 


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  「人声が近付いてくる 木の芽あかるく」

     種田山頭火句(240×320m/m)

 


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  「海くれて鴨の声ほのかに白し」

    松尾芭蕉 句    野ざらし紀行             (325×245m/m)                   村上翔雲 書