野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

岩藤さん それから

こんにちは

梅雨に入る前に

小さな盆栽の「岩藤さん」は 花の時期が終わりましたが、

鮮やかな色の葉が 雨に映えて 生き生きしています。


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部屋の中で眺めたくて、窓際に置いてみました。

可憐な花の頃からすると しっとりとして 落ち着いた感があります。

 夕方になると、葉を畳んで休もうとしていました。

藪の中なら 埋もれて気づかない山野草ですが、それぞれに個性があり興味深く感じます。



山の緑は 日に日に深く濃くなり、迫ってくるような力強さがあります。

 

我が家の山椒の葉も 厚く色濃くなってきました。

柔らかいうちに 少しだけ保存して、    山椒の葉のかたちと 奥行きのある色合いを眺めます。

小さな葉も少しは出てくるので、炊き込みご飯に混ぜ混んだりして 楽しんでいます。

摘みたては 香りがよく立ちます。

ささやかな幸せですね。

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  「また一枚ぬぎすてる 旅から旅」               種田山頭火 句 (240×320m/m) 

 


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  「鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖崎」笈の小文  松尾芭蕉 句 (325×245m/m)                                              村上翔雲 書