野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

うぐいすの棲み家なら

こんにちは

我が家の側の 桜の木が 葉を繁らせています。

葉擦れの音に混じって、うぐいすの鳴き声が聞こえてきます。


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晴れた日は 桜の木の辺りから、一日いろんな歌を聞かせてくれます。

 

夕方 湿度が上がってくると、近所のくちなしが、濃密で甘い ジャスミンを思わせる香りを漂わせます。

 

うぐいすは まだ鈴をころがすような声で 鳴いています。

 

こんな近くに うぐいすが棲んでいるなら、   そしてベランダに出れば ジャスミン茶を 久しぶりに飲みたくなる 魅力的な香りがするのなら、 いなか暮らしもいいものだなと思うのです。

 



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  「雲と隔てつ友にや 雁の生き別れ」

      松尾芭蕉 句(325×245m/m) 冬扇一路

 


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  「まっすぐな道でさみしい」

     種田山頭火    (240×320m/m)   

                                  村上翔雲 書