野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

いちはやく咲いてむらさき

こんにちは

昨日は 雨が 強く降りました。

曇り空のおととい 出掛けた先で 花を買いました。

この 出掛けた先のことは、後日 また書かせてください。

 

翌日から 大雨になるという予報なのに、花を買った日のうちに 落ち着き先に置きたくて、とりあえず庭に植えました。

 
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ひとつは、姫フウロソウ(風露草)


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名前に 趣があります。

小さな苗で 昨日の 強い雨に打たれて 散った花もありましたが、暫くすると 起き上がってくる花もありました。

花は 爪くらいの大きさで、白い花弁に いたずら描きのように 赤い線がちょこちょこ入っているかわいさです。

 

更に、お天気の都合も 植える場所も考えないで 木槿。     倉庫脇の隅をもらって 植えました。
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梨木香歩さんの 小説「家守綺譚」の「木槿」に出てくるのは 白い花でしたが、訪ねたお店に 一本だけあったのは 少し青みを帯びた柔らかいピンクの花でした。
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草花以外で 初めて自分が選んで買った木だと思うと、楽しい気分になりました。

 

 


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  「行く道のかすかなる鶯の音」                    西脇順三郎   詩    (210×300m/m)

 



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  「名もない草のいち早く咲いてむらさき」 種田山頭火 句   (320×245m/m)                                                村上翔雲 書