野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

薄紫の山で

こんにちは

強い雨が 絶えず降り続けています。

いろんなところで 被害が 出ているので、心配なことですね。   早く止んでほしいです。

 

 

 

今日は  こんな日ですが、今週の火曜日のことを 書いてみます。

 

 

火曜日の朝 お天気が 崩れる前にと思い、大急ぎで用事を片付けて 

兵庫県 多可町の「ラベンダーパーク多可」へ行って来ました。

以前から、行ってみたかった場所です。

シーズンも そろそろ終わり。

 

兵庫県は、北にも南にも海があり 自然の変化に富んだ豊かなところですが、それほど高い山が連なる地域はないようです。

 

恐らくこちらの施設も 冬は 寒くても、夏は蒸し暑いことでしょう。海抜262mとのことです。

特に気温が低くなくて、平地と変わらない環境のラベンダーの咲く丘は、どのようなところなのでしょう 。

いろんなことを思いながら ひたすら車を走らせます。

長く平坦な道が 続きます。

 

やがて 少し登って 着いたところには、開拓された山の斜面が 広がっていました。
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 ラベンダーが 斜面一帯に 植えられていました。
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辺りに ラベンダーの香りが漂います。

灰色の雲が 空を ところどころ覆い始めていますが、空気は それほど重たくありませんでした。
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3種のラベンダーを 育てられていて、今は  ラバンディン種の時期とのことでした。


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遊歩道に沿って 他の花が植えられているので、変化があって楽しめます。


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フリルで縁取ったような ほんのりとしたピンクベージュの花。遠目に 薄い黄色に見えます。

「ヘメロカリス  ララバイ・ベビー」と札が立っていました。
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こちらは 「セイヨウノコギリソウ」と 札が立っていました。 私には 分かりやすくて助かります。

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キャットミントでしょうか。ラベンダーに似ていながら、縁取りにされていると 却って個性が立つようで いい感じです。


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山深いところです。でも そんなに高いところまで来た感じは しませんでした。。


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この花も 道沿いに植えられていました。

 風に揺られて 素朴で よいと思いましたが、名前が わからないままです…

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月桂樹が 丸く仕立てられていました。         

 

 特に心に残ったのは、この広い山林だった場所が 地元の人びとにより、ラベンダーのために時間をかけて開墾され、慈しまれてきたことでした。

交通の便がよいとは言えないので、どちらからでも気軽に とはなりません。

それでも、平日でさえ賑わっている 魅力的なところです。

ラベンダーや 他の植物 すべてが 手をかけて丁寧に育てられているという印象がありました。

 

ラベンダー園を出たところに ラベンダーを使った商品や お菓子などの お土産を売るお店があり、そこで 植物も扱っていました。ひとりで出掛けた気軽さで 立ち寄ってみます。

小さな場所に いろいろな種類が 揃えてありました。

フウロソウ木槿アスチルベを買ってみました。

 

お店の並びに  卵かけご飯が人気の食事処があり、ラベンダー園の入口近くに カフェがありました。

ラベンダーがお休みの季節には そちらが 並ぶほどの人気とのことです。

 

 


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「呼びかけられて振り返ったが落葉林」    種田山頭火 句   (240×320m/m)

 


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  「野に摘む花に心の影うつる そのうす紫の」  西脇順三郎 詩   (200×300m/m)                                               村上翔雲 書