野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

お別れの後で

台風21号の被害の大きさを ニュースで知りました。  広い範囲を ひどい強風と雨が、駆け抜けて行ったのですね。

被害に合われた地域の方に お見舞い申し上げます。

 

 

進路によっては 多少なりと台風の影響があるかもしれないとのことなので、前日に草花を室内へ取り込みました。

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朝晩には ひどい暑さが やっと引いてきたからか、最近になって夏の花が咲き始めました。


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でも、夏の初めペンタスは もっとくっきりとした色でした。液体肥料を やってみましょうか。  世話不足を反省しています。かわいそうなことをしました。

 

ついでに 庭も見て回ると、

柚の実が 大きくなってきていました。
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そうそう、蓮は

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葉で いっぱいです。

結局、雨風はあったものの 我が家には台風の影響は あまりありませんでした。

大阪や神戸に住む身内が 外でいろんなものが飛んでいるし、建物がずっと揺れて怖かったと言っておりました。

 


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  「撥草行行 復行行 此身猶在青山中・分け入っても分け入っても青い山」(160×235m/m)種田山頭火 句・李芒 漢俳      村上翔雲 書

 

先日、父の長兄のお葬式がありました。

伯父も 書家で「かな」を書いておりました。

優しい人でした。

父方の親戚に久しぶりに会って ゆっくりと話ができました。

喪主である従兄と 芸術家を親に持つことについて少し話をしました。  子どもの頃の 小さな悩みです。

どのお宅にも 物語がありますね。親が 書家だからと言って、何か特別なことがあるわけでもないのでしょう。

強いて言えば 芸術家気質でしょうか、突発的に風が吹き荒れる日常だったと 思い出話になりました。

でも もう、伯父も 父も 二人とも 青山に分け入ってしまったのですね。


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