野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

秋の贈り物

こんにちは。

こちらは、火曜日と水曜日は 晴れましたが、その後 お天気が すっきりしません。

近所の小学校の校庭は 雨混じりの中 入場門と 退場門が立ったままで、中学校は 先週 防災無線で 体育祭の延期を伝えていました。

 

 

ご近所の方から 藤稔(ふじみのり)を いただきました。
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いつも 良い出来なのですが、出荷はされていないとのこと。  出荷するには、「まだ あかん」のだそうです。

それでも 大粒の実で お味は ピオーネの筋らしく、豊潤で 甘味が濃く 品の良い味わいです。

丁寧に育てられた ぶどうを 私たちにまで 分けてくださって とても嬉しかったです。

 

小雨が降っていますが、うちの回りを 歩いてみました。

彼岸花は、確かに ある日突然 咲いています。
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小雨なら 花も楽しそうに見えます。

雨を含んだ緑は 優しくて深い匂いがします。  このくらいが ちょうどいいですね。

眺めていると、お客さまが次々と。
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よく 見ると、羽を傷つけた蝶も。
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傷ついた蝶は たくさん見かけました。

 

キツネノマゴでしょうか。小さいけれど、ここにいます、と呼び掛けてきました。花の咲いているところは 狐のしっぽになるのでしょうか。ふんわりしています。
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その後ろの 赤いポツポツを付けた 細長いのが気になります。ミズヒキソウですね。
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ミズヒキソウを撮ろうとすると、なかなか焦点が 合わなくて、雨の中 怪しい様子でしゃがみこみ 難儀してしまいました。

 

ニラと キツネノマゴの共演。愛らしい模様のようでした。

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こちらは、小紫と思います。(相変わらず 頼りない…)  植え込みの中から、いきなり枝が突き出ていました。 ピンクがかった明るい紫色の つやつやとした実が 辺りを華やかにしています。
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黄色い花に 黄色い蝶が…。つい 慌ててぶれてしまいました。
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週末は お天気になると いいですね。

 

 

 

今日は、湖面を水切りしていく石のように鋭いアイリス・マードックの言葉です。           父がこの言葉を選んだ訳がわかるような気がします。くすんだ櫨色の背景に乗せた額装の 秋の作品をご覧ください。
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  「芸術は思索の場をつくり空間を開く アイリス・マードックの言葉」(400×260m/m)                                               村上翔雲 書

ジーン・アイリス・マードック(1919〜1999)    アイルランド出身。  小説家、詩人、哲学者。

 

いつも ありがとうございます。