野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

ドウダンツツジのお寺に参る

今週のお題「紅葉」

こんにちは。

週末は とてもお天気がよかったので、早起きして
兵庫県豊岡市但東町ドウダンツツジの紅葉が有名なお寺 安国寺に 行ってみました。

11月20日まで 公開とのことです。


私たちの住むところは、それほど紅葉は 進んでいませんが、北に向かうに連れて 山は彩りを見せるのでした。

途中 自動車道から降りると、国道の一部が 夏の被害で通行止めになっていました。

そのために ナビがお手上げになるアクシデントもありましたが、なんとか道を見つけて 峠をうねうねと上り下りして たどり着きました。

安国寺は 山々に囲まれた斜面に建つ 小さなお寺でした。

本堂の前で お参りをさせていただいて、中に入らせていただきました。
左手が ドウダンツツジの見える部屋でした。

表の日差しが差し込まない部屋の建具が 外してあります。

部屋が額縁となって、キャンバスいっぱいに 明るい朝の光を浴びた 赤いドウダンツツジが 輝いています。


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多分 11時頃になると 全体に光が射して もっと明るく見えるそうです。この時は、9時半ごろでした。

黄色の上着を着た人は 檀家さんとのことで、下の駐車場でも誘導をされていました。

ドウダンツツジが見える部屋で 見やすくなるように 案内されている方が、「何もない田舎なのだけど、」と仰っていました。


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お寺の裏の坂を登ると ドウダンツツジやもみじの紅葉も楽しめました。
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広くはありませんが、美しくてしばらく足を止めて見いってしまいます。
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ゆっくり見せていただいたと思って時計を見ると、まだ10時でした。

次々と 紅葉を観に来られるお客の車が 入ってきます。県外のナンバーも多く見受けられました。


近くに 「清竜の滝」があると知り、行ってみることにしました。
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誰もいないところに 小さな滝がありました。
この手前の辺りから、空気が変わっていきました。
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流れる水音、滝の落ちる音と、近づくにつれて 音が何層にもなって 聞こえてきます。

苔むした石を そうっと踏み、滝に近づいてみました。
ひんやりした清らかな場です。
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滝の下は 清冽な流れが注ぎ込む池になっていて、池から細く川に続いていました。

ご覧いただきまして ありがとうございました。




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「秋風 行きたい方へ行けるところまで」(240×320m/m) 種田山頭火


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「空のふかさは落葉しずんでゐる水」(240×320m/m) 種田山頭火 句 村上翔雲 書