野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

ぽんす会 小豆島へ遠征する

こんにちは。

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空が高くなりましたね。ここは ちょうど飛行機の航路の下になるようで、軌跡が現れては ぼんやり広がって消えていく様子が見えます。どんな風が吹いているのでしょう。

 

今日は、釣りのお話をさせてくださいね。私は めったに釣りをしないので 恐縮なのですが。

連れ合いが、ぽんす会 1 のメンバーと 香川県 小豆島の近くで船釣りをしました。( 連れ合いの釣りのクラブの 「ぽんす会」は 1 と 2 と もしかすると、グループ 3 くらいまであるのかもしれません。ちなみに、ご本人たちは 私が こっそり ぽんす会と呼んでいるのを ほとんどご存じないと思われます。)「 ぽんす」とは、釣り好きが昂じた者というほどの意味の こちらの方言です。

この度の 小豆島は 真鯛狙いでした。8月のことです。

他のお客さんたちのグループとで 8人ほどが乗り合わせて、下のような釣果を揚げたそうです。

小豆島というので、風景の写真を楽しみにしていましたが、「魚を釣っていて撮れなかった。」のだそうです。ちょっと忙しかったようでした。

オリーブの島であり、瀬戸内国際芸術祭2019の主要開催地である この島の美しさを ひとり想像します。きっと素敵ですね。

 

こちらが 船の釣果とのことで、一人ではなく、8人分の成績とのことです。
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まるで 出荷待ちのような眺めです。

 

この度は、「一つテンヤ」という仕掛けで、 海老を付けて釣っていたそうです。

海流の強いところで、流れる船に合わせて 何度も 海の底まで釣糸を垂らしては上げます。

釣り方は異なりますが、人気のジギングという釣り方の「しゃくり」のように忙しなかったとのことで、休みなく投げて疲れたとも言っていました。 写真を撮る時間は なかったようです。

 

短気な人( いらち と言うのですが、あまりよくないニュアンスかもしれません…) が 釣りに向いていると聞きますが、さて 我が家の のんきおじさんは 果たして。

釣れたのは いずれも60cmぐらいの真鯛なので 決して悪くありません。載せてくれと申していましたが、前日に 小学生が72cmを揚げたとのことでもあり、ちょっと恥ずかしくもあり 略します。

 

4匹釣れたので、自分で下ろしてくれました。とても助かります。

鯛は、翌日の方が 味は落ち着いておいしくいただけますね。味が落ちないように皮を引かない さくの形で チルドに入れました。

 

お刺身は、釣った日は 身が白くて お味も水っぽく感じましたが (捌いた身は 翌日食べた方がいいのですが、お味見ということで…)、翌日 チルドから出したものを 皮を引いて いただいてみると、しっとりとしていながら 天然らしい弾力を持つ透き通る身には、品のよい甘味もあり、淡白な と一言では片付けられない 真鯛の豊かな美味しさでした。f:id:snow36:20190905172730j:image

 

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焼き魚ながら 瑞々しく、やはり皮の部分にも たいへん旨味がありました。煮付けにしても美味しいでしょうね。

 

いつの間にか やらないはずの釣りを 厚かましく語ったりして、カテゴリまで作ってしまいました。波止からの投げ釣り(これは爽快です)の太刀魚が本格的になるシーズンですね。

 

🌿🌿

夕方6時頃にウォーキングに出ると、戻って来るまでに 辺りは暗くなり、三日月が見えるようになりました。細く崩れた飛行機雲が何本も 北西へ向かって残っています。

 

酒米山田錦以外の稲が 実り始めて、湿度の重たさから開放された風を感じます。クマゼミや蜩は終わり、ミンミンゼミとツクツクボウシが鳴いています。

まだ水が引かれている田んぼの隅に、オモダカが咲いていました。矢じりのようなと表現される葉の形を おもしろく思います。f:id:snow36:20190905172611j:image

オモダカの球根を食用に品種改良したものが、クワイと聞きました。
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台風が来るそうですね。豪雨で被災された地域が 重ねて被害を受けることがありませんように。

いつも ご覧くださいまして ありがとうございます。



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「どこかに月がある 山の線はっきり  山頭火 句」(240×320m/m)  種田山頭火 句   再掲

 


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「つゆ草に鬼の泪を見せにけり  峰夫の句」(250×360m/m) 石井峰夫句集  Ⅴ寒鯉     石井峰夫  句     村上翔雲  書