こんにちは。
日が落ちると とたんに寒くなりますね。お元気でいらっしゃいますか。
秋明菊が 今もぽつりと咲いています。
実家で増えていたゲンノショウコを持って帰ったもの。 あかくなっています。
クリスマスローズの後に楽しませてくれたアケボノフウロもほんのりと。
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前回 「ジュンサイかどうか」などと頼りないことを書いておりました 水辺の草は、「ウチワゼニクサ」ではないでしょうかとのご連絡をいただきました。
調べてみましたら、縁取りのように繰り返し切れ込みの入った葉の形や生え方など 確かにそちらの方が正しいと思いました。ジュンサイは 別のところで育っているのでしょうね。適当なことでごめんなさいね。
ぴちゅぅささん 教えてくださってありがとうございました。ブログは新しい記事を書いていらっしゃいますが、こちらは冬の寄せ植えが ぴちゅぅささんらしくて とても愛らしくて好きな記事です。
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植野記念美術館へ 行って参りました。
山あいにある落ち着いた小さな美術館です。1年ほど前に、アルフォンス・ミュシャを観に行ったことがあります。
こちらの美術館は、企画展が魅力的で 毎回楽しみにしています。
この度は、ひろしま美術館所蔵の作品展「ひろしま美術館名品展」を観に行って来ました。
早く行けばよかったのに、またのんびりしてしまいました。会期は22日までです。
広島銀行 創業100周年記念のひろしま美術館は41周年。「愛とやすらぎのために」のコレクション 50点が展示されていました。
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始めの部屋は、「ロマン派から印象派・新印象派へ」。 この時間は 幸運にも展示室には誰もいませんでした。
マネの「ベルト・モリゾ」、ルノワールの「パリスの審判」など 14点が飾られている空間が独り占めです。好きなだけ観ていても、誰にも遠慮をしなくてもいいことなど初めてでした。
シニャックの「パリ、ポン=ヌフ」の前にソファがあったので、点描が少し大きめで美しい絵をゆっくり拝見させていただきました。
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「フォービズム・キュビズムからエコール・ド・パリ」の部屋では、マティスの「ラ・フランス」と ピカソの「女の半身像」が並べてありました。ピカソの絵の女性は とてもデフォルメされているけれど、大きな眼、整った鼻、形のよい唇、どの女性も いつも間違いなく美しいひとですね。晩年のピカソにとって 大切な女性、黒い髪のジャクリーヌ。大画家の目指すところは 素直な子どもの描く絵のようにとのことでした。
この後「エコール・ド・パリからその先へ」レオナール・フジタやユトリロ。
更に この時代のフランスに影響を受けた日本の画家の「日本の近代洋画のあゆみ」と続きます。
黒田清輝、須田国太郎、梅原龍三郎、荻須高徳、小磯良平など 一流の画家の作品が飾られていました。
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ミュージアムショップで ひろしま美術館が独自に作られた「ひろしま美術館コレクションライブラリー」という冊子が置いてありましたので、3冊買って帰りました。
ひろしま美術館で収蔵されている画家の作品について、いろんな方向から丁寧に解説されています。
フォービズム、マティスの「ラ・フランス」(左の冊子) 毅然とした表情の女性が椅子に掛けている絵は、第二次世界大戦でフランスがドイツに宣戦布告をした年に描かれたもの。
フランスの国旗の3色を使った衣装を着た女性は、フランスそのものなのだそうです。
手早く描かれたように見えますが、女性の手を何度も描き直した跡があるそうです。詳しく解説されています。
レオナール・フジタ 藤田嗣治の「裸婦と猫 油彩・カンヴァス」冊子 (中 上) では、実際に乳白色の下地を作って絵を描いてみるという再現模写の過程がまとめられていました。
油絵の具の上に、どうやって墨で均一な線描を描いたのか。タルクを塗ってから、面相筆で美しい線を墨で描いたことを実際に行って検証されている過程を たいへん興味深く拝見しました。
絵を観た後で読んでみると、とてもわかりやすくて、楽しいです。何より、ひとつの作品について書かれているので とても詳しいですし、値段が良心的でした。
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少しクリスマスらしいお話に お付き合いくださいね。
西宮は 甲山(かぶとやま)の辺りもまた、南へと降りて行く長い坂。眺めのよいカフェがいくつかありました。
おしゃれなお店は 私たちからすると、ご縁が無さすぎて ちょっと敷居が高いのですが…… いいお店だったよと、友人のおすすめです。
お酒の代わりに ピンキー(ピンキーというカクテルもありますか) というソフトドリンクを。お料理に合わせていただく飲み物は グレープフルーツのさっぱりとした香りと控えめなお味でした。
背もたれに 小さなクッションが置かれて寛げます。静かですが なごやかな雰囲気です。
マッシュルームのポタージュと、タイムの香りのハーブオイルパン。
ランチのメインは、厚切りのローストビーフ。
ランチカットですが、華やかです。下に敷かれたソースはあっさりとしています。西洋わさびのクリームが、程よく火の入ったサーロインの味を楽しませてくれました。
厚みのあるローストビーフは初めてでしたが、ひと切れの中に 異なる食感が3種ほど感じられて美味しいものだなと思いました。付け合わせのポテトグラタンは、チーズの塩味が効いていて ローストビーフが引き立ちます。
食後は フルーツティーをいただきました。
セイロンティーでしょうか、くせのないお茶に 添えられたパイナップル、オレンジ、レモンを入れて。さっと立つ香りが新鮮で 口当たりもよく爽やかです。連れ合いは ロイヤルミルクティーをいただいていました。
この日は 少しガスが懸かっていました。高台にあるテラスからの夜景がとてもきれいなのだそうです。
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被災地の報告~真備中生徒の防災新聞5 | happy-ok3の日記
ハザードマップを再確認しますね。災害にあった時にどこに集まるのか、家族であらかじめ話しあうことが大切ですね。若い皆さんに教わっています。
真備中学校の皆さん、happyさん いつもありがとうございます。
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少し早いですが、今年もお世話になりました。年末年始はブログをお休みしますが、お伺いはさせていただきたいと思います。
いつも「野の書ギャラリー」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
皆さまに 楽しいクリスマスと新年でありますようにお祈りいたします。
来年も どうぞよろしくお願いいたします。
「人間にとって その一生を賭けるに足る事業は ただ一つしかない トルストイの言葉」
「生命の詩 詩は直ちに生命 それみづから ならざるべからず 砕花詩抄」(300×200m/m) 富田砕花 詩 村上翔雲 書