野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

須磨の海。眠る小さな黄花

こんにちは。

また暖かい日が続きますね。

長く蕾のままだった姫リュウキンカが 暗い色の葉の間から艶やかな山吹色の花を咲かせ始めました。

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我が家のクリスマスローズは 建物の北側になっているためか なかなか花を見ることができません。

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それでも、雨あがり 咲き初めの柔らかな面差しに、誰の目に留まらなくても優美に咲く植物の清閑を感じます。

 

 

🌿

雲の少ないお天気に誘われて出掛けてみました。 こんな日には、須磨は明るい海が臨めます。

西に向かって走っていると、駐車場を見過ごしてしまいました。

国道2号線の右は、山陽電鉄、左にJR神戸線。その向こうに、須磨の海が広がっています。

2国とふたつの電車の線は、着いたり離れたり、入れ替わったりして続いていきます。

 

Uターンはできませんので、しばらく海を眺めながら走ります。

リュックを背負ってランニングしている人をよく見かけました。神戸マラソンのコースでもあるのですね。

 

漸く 向きを東に戻して 須磨浦公園に入りました。

高いところからの眺めを見たくて、ロープウェイなどで展望台まで登ります。



東は、須磨の海岸から大阪湾まで見渡せます。

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長閑な海には、筏の形をした海苔の養殖場が  広がります。

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暖かな日差しが 潮の目を緩やかに照らしています。

 

 

西には、須磨や垂水の街並みの向こうに 淡路島。明石海峡大橋の白い吊り橋の姿も美しいです。

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またロープウェイに乗って下に降りて、公園を少し歩いてみました。暖かで 凪いだ海がきらきらと陽を受けています。f:id:snow36:20200213230307j:image

子どもの頃に、遠足で何度か来たことを思い出します。昔のバスの遠足は少し苦手でした。

海辺に電車の通過する音が とても懐かしく心地よく聞こえてきます。。

山陽電車は少し低い音で かたんことん と。

JRは、普通電車、快速、新快速と 貨物も走っていますので さまざまな音を立てて行き過ぎます。

 


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「春の海 終日(ひねもす)のたりのたりかな  蕪村」与謝蕪村 句   

説明書きによると、没後200年を記念して 山形県酒田市 本間美術館蔵の「蕪村自筆句稿貼交屏風」からの模刻による句碑とのことでした。

父の書のブログでもあるので (いえ、本当はこれは父の作品のブログでした…)、句碑があれば拝見します。

正岡子規高浜虚子の句が一緒に刻まれた碑などもありましたが、もうひとつ載せさせてくださいね。

 

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「蝸牛 角振り分けよ 須磨明石  芭蕉 句」松尾芭蕉

説明書きによると、ここは 昔の摂津と播磨の国境なのだそうです。

 

 

 

🌿🌿 真備中学校の防災新聞

happyさんは、多くの被災されたところが復興されていく過程を つぶさに記録されています。

実際にあった心温まるお話にも 感動いたします。

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞10 | happy-ok3の日記

「明日のために」明日、災害が起こると知っていたら。

・すぐに逃げれる準備をする

・近所の人や友達に知らせる

・ケータイを充電する  など。

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞11 | happy-ok3の日記

「守るために」

ハザードマップ、警報のレベルは知っていた方が命を守るのに役立つ。

中学生の皆さんが 実際に経験されたことを

実感として書いていらっしゃいます。

 

優秀奨励賞には、2018年7月の西日本豪雨で被災した倉敷市立真備中   

2月11日付け happyさんの記事には(被災地の報告~感謝は聖なる力を持つ | happy-ok3の日記)

岡山県の「県NIE教育奨励賞」で 真備中学校の皆さんが「優秀奨励賞」を受賞されたことが書かれています。

防災新聞や 台風19号の被災地への募金などの行動が高く評価されたそうです。

真備中学校の皆さん おめでとうございます。

happyさん 真備中学校の皆さん、いつもありがとうございます。

 

 

 

🌱

ごく個人的な家族のことですが、

娘は昨年学校を出て 保育士をしています。

2歳児クラスの担任をさせていただいています。

2歳のクラスは 乳児クラスと言うのだそうです。3歳から 幼児クラスになるのですね。

スナップ写真を見せてもらうと 本当に小さくて かわいいです。

春から14人のお子さんを二人担任でみていましたが、事情があって 今は担任は 実質的に娘ひとりで回しています。

パートの先生も入ってくださっていますし、他のクラスの担任の先生方や パートのベテランの先生方も やはり人が少ないために多忙ですが、いつも気にかけて助けてくださっています。

それでも、担任は娘なので 小さな14人の子どもたちの体調管理や 怪我をしないか 一日中ひとりひとりの安全に気を配っています。

知育遊びを工夫したり、幼児クラスに向けてのトイレトレーニング、月々の行事に、毎日の書類作成。日々の仕事量を知っていましたが、

もっと時間をかけて 子どもたちと楽しく過ごしたいな…。こんなん子どもたちがかわいそうやん。と申します。

娘は、1月に結石になり救急車で運ばれました。有休を使えていないと聞いていたので、週末と合わせて4日間我が家に連れ帰って休ませてもらいました。

昨日は過呼吸をおこしていました。

自己管理ができていないだけなのかもしれませんが、私どもにとっては かけがえのない娘です。

小さい頃からの夢を叶えて 保育士になった娘です。 

2歳児のお子さんのイヤイヤ期は そろそろ終わりだそうです。小さいのに みんなが娘のことを気遣ってくれます。

 

小さな姫リュウキンカは、夜や薄暗い雨の日には 硬い花びら(萼花弁ですね)を閉じて休みます。

数日前から急降下を見せていたヒバリの囀りを 今年初めて聞きました。

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いつも ご覧くださいましてありがとうございます。

 


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「大青空 水牛が雲喰べたから  三樹彦の句」(200×300m/m)  伊丹三樹彦 句

 


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「かたつぶり角振り分けよ 須磨明石 芭蕉 句」猿簑 (325×245m/m)  松尾芭蕉

 


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「あまたの骨折りは どんなものでもけっしてむだに終わることはなく その仕事を推し進めているものと心得るがよい  トルストイの言葉」 トルストイ        村上翔雲  書