野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

久しぶりの神戸と、ぽんす会はヒラメ狙いの岡山。

こんにちは。

ご無沙汰しております。

寒いですね。お元気でいらっしゃいますか。

自分の都合で休んでいましたのに、優しいコメントやブックマーク、スターをいただきまして本当にありがとうございました。 読み返しては、元気をいただいていました。

おかげさまで 義母は体調も戻り、普段通りに過ごすことができるようになりました。

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遅くなりましたが、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

f:id:snow36:20211221111213j:image元町の大丸のトアロード玄関東の通りです。明かりが温かく点ります。

一帯が旧居留地と呼ばれ親しまれているところです。

古いことですみませんが、11月の末と12月の初めに、二度続けて神戸へ出かけました。

二年ぶりの神戸。あちらこちらを散策してみたい気持ちになります。

コロナの流行が落ち着いていた時でしたが、家には義母も待ってくれていることですので、二度とも 二つ程度の目的地に行って寄り道をしないで帰りました。

 

f:id:snow36:20211221111454j:image神戸の地下道の壁面には、こんな絵が。クジャクの尾羽は 小さな子どもたちの手のひらスタンプでした。しばらく歩くとピアノがひっそりと置かれています。

 

阪神・淡路大震災の発生から27年経ち、兵庫県内の公や民間から出された復旧・復興関連事業費は16兆3千億円だったと、神戸新聞の記事で読みました。

兵庫県の2020年度の決算では、県債と12の被災市が発行した地方債の返済は 被災地の財政復興などに時間がかかって、なお4,403億円が残っているとのことでした。

返済を終えた市はまだひとつしかなく、例えば発行した地方債が1兆3,353億円の神戸市は、返済を終えるまで あと20年近くかかるのだそうです。

つい日々の慌ただしさに紛れてしまいますが、災害が起こると経済的な負担も何十年と重く続くものなのだと改めて思いました。

 

 

 

**

年末のことです。連れ合いが「ぽんす会」で出かけました。

この度は、ヒラメ狙いで岡山の海へ。

暮れの真夜中に、3人のぽんすおじさんがミニバンに乗って岡山へ向かいます。

まず餌のイワシを買うために、岡山から香川県高松市側へ予約していた乗り合い船で渡ります。

車より早いかもしれませんが、餌にしたいイワシがいつもの釣具店になかった時点で わざわざ海を渡った目的を失い、代わりにアジを買って仕切り直して出港です。

f:id:snow36:20220104114621j:image4枚の海の写真は、毎年 黒枝豆を持って来てくれるおじさん(ぽんす会のお仲間です)から もらいました。
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f:id:snow36:20220104114629j:image瀬戸内海の波は穏やかですね。とても寒かったそうです。
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「釣れるかわからん」とおしゃべりしながら、気がつくと釣り糸がずっと海の底についていたようです。引き上げようとすると上がってきません。

根がかりしたと思って竿を動かしてみたら、なんだか動く。動いて ものすごく引く。え?

「なんや、なんや」と、リールを巻き上げてみると、60cm近くのヒラメが釣れたそうです。f:id:snow36:20220104113333j:image3人のおじさんは、その後それぞれ納得のいく釣果を得て帰って参りました。

f:id:snow36:20220104114139j:image引き伸ばしのお見苦しい写真ですが、五枚下ろしにした骨の部分の一枚です。ぽんすおじさんの肩から腰まで位の大きさです。 帰って来て、自分の専用の流し台で捌いてくれました。

f:id:snow36:20220117191612j:imageこちらは五枚下ろしの一枚の半分を お造りにしたものです。手前にはエンガワが。お酒は いただきものの越乃景虎。我が家には ちょっと贅沢なのではと思うものが並びます。

形の似たカレイは、柔らかくて美味しい魚ですが、ヒラメは、跳ね上がって魚を獲る肉食だそうだからか顔も恐ろしげです。 でも、根魚の顔は どこか剽軽さもありますね。

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釣れたヒラメは 大きな型ながら、お味は身が締まって旨みが豊かです。臭みのないきれいな身でした。

五枚下ろしの一枚だけでも、帰省した子どもを合わせて家族5人に充分なくらいのお刺身になりました。

捌いている時に、偶然 鯛を釣ったと持って来てくださったご近所さんにも ヒラメの切り身を一枚もらってもらいました。

いただいた鯛はウロコと内臓を取り、お刺身にする時間がなくて オーブンで塩釜焼きに。

小さいヒラメは、三つに胴切りして(こちらも ぽんすおじさんが切ってくれました😉) 塩焼きや煮付けにしました。後で気づくと写真さえ撮っていないのですが、楽しいひとときになりました。

 

 

***

お話戻りまして、

11月に神戸へ出かけた時に、三宮センター街を通って、大丸神戸店前のスクランブル交差点から更に西へと続く元町商店街へも行きました。

アーケードが続くきれいな通りです。

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長いアーケードの中に「リアン/レジョワイユ」さんというお店があり、はてなさんでお世話になっていますmecchiさん「ふわり工房」さんのお名前で作品を委託されていらっしゃることを知りまして、一度伺わせていただこうと思っていました。

https://www.mecchi-blog.com/entry/2022/01/19/121000

www.mecchi-blog.com

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白が基調の感じの良いお店で、お店の方にふわり工房さん(mecchiさん)とブログでお付き合いいただいていることなどをお話しして、許可をいただいて写真も撮らせていただきました。

f:id:snow36:20220122155837j:imageほかの作家さんの作品もたくさん並んでいます。

「ふわり工房」さん はこちらですと教えてもらいました

f:id:snow36:20220104124154j:imageこちらのお店では、mecchiさんは石塑粘土とオーブン陶土のアクセサリーを置いていらっしゃいました。

人気のアクセサリーは 新作も増えて、今は 新しい品揃えにされていらっしゃるようです。

 

実際に拝見すると、本当に可愛らしかったので迷いながら。少しだけですが 我が家に来てもらいました。

キツネの男の子と、お花のブローチ。f:id:snow36:20220117190046j:image

手のひらにちょこんと 軽いです。

細かいところまで ひとつひとつ気を配って作っておられることが伝わってきます。優しい心が作品に表れていて、とても和みます。

家族が寝静まった夜  ぽつねんと仕事をしている時には、時々小さなふわこちゃんに話しかけています…

f:id:snow36:20220117190106j:imageふわこちゃん 

手作りには、温もりを感じますね。愛着が湧きます。大切に使わせていただきますね。

mecchiさん 11月のことが今頃になってしまってごめんなさいね。 いつもありがとうございます✨

 

 

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漸くブログを再開しましたが、事情がありまして 次までまた更新に間が開きそうです。

そして、例によって 確定申告をぼちぼち進める時期にもなって来ました。

小さな事業所ですのに、毎回私の要領が悪いのでお恥ずかしいことです。

毎月の仕訳日記帳の適用欄には、叱られないのをいいことに、どうでもよい一言まで時々入力しています。「この件は◯月◯日に処理してます」「ホームセンターのドアストッパー、(加工用の機械の)ゴム車の固定に便利」等など。 あれはいつのことだったかと見返すことがよくあります。

我が家の仕事の一部だから 楽しく🌿

苦手意識でやっていては いけないかなと思いまして 

f:id:snow36:20220109111509j:image雪雲が消えた空。十日ほど前の写真です。

花を絞って染め上げたような青でした。

岡部伊都子さんの随筆「花のすがた」で知った花色木綿の色は、きりと澄んで。

先週まで重い雲に覆われて 辺りが真っ白の朝が続きました。道路の雪はすぐに融けて 北側に根雪が残っています。

雪の多いところのご苦労を思います。

どうぞお元気でお過ごしくださいね。時々になってしまいますが、また伺わせてください。

いつもご覧くださいましてありがとうございます💐

 

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「まづ祝へ梅を心の冬籠り 芭蕉句」(320×245m/m) 野ざらし紀行  松尾芭蕉

 

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「明ぼのや しら魚しろきこと一寸 芭蕉の句」(335×240m/m) 野ざらし紀行 松尾芭蕉

 

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「ゆふ空から柚子の一つをもらふ 山頭火 句」(240×320m/m) 草木塔 種田山頭火


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「また見ることのない山が遠ざかる 山頭火 句」(240×320m/m) 草木塔 種田山頭火 句 村上翔雲 書