野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

7月のヒグラシ

こんにちは

虫の苦手な方 ごめんなさいね。
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玉虫を見たのは、初めてです。

家の者が、和歌山の粉河寺の近くで見つけたそうです。


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榎や桜の葉を食べるとのことで やってみると言っていますが、どうでしょうか。

珍しいと思いますが、玉虫は 住んでいたところが 一番良いように思います。

 

 

最近 雑草の成長の早さがたいへんです。

なるべく薬は使わないように気をつけて ひたすら抜いています。

朝から暑いので、影があるところばかりを選んでしまいます。我ながら、役に立ちません。

 

お盆には まだ遠いですが、放っておいたら抜けづらくなるので、

日が傾いてから 蚊に刺されながら抜いていると、

「カナ カナ カナ カナ……」アブラゼミに混じって、涼しげな鳴き声が 聞こえてきました。

まさか……  夏の終わり……     でしょうか

 

間違えて出て来たね     珍しい…

義母が あきれて言っていました。

 

 


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  「ぬいても ぬいても 草の執着をぬく」種田山頭火 句  (210×295m/m)         村上翔雲 書 

かざぐるまへのオマージュ

 こんな話を書くのは どうだろうか。        とても迷いましたが…

 

ご近所で、週末に お葬式が あります。

 

5月のことです。  そのお宅の庭に、

ごくかすかに 色味を感じる白い花が咲いていました。

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「かざぐるま」かもしれない と思いました。

鉄線が 好きですが、我が家には ありません。

好きだと言いながら、例によって 写真が雑で 悔やまれます。

でも、手のひらを広げたほどの大きさの しっとりとした美しさ。
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野の印象を大切にして 庭を育てておられる優しい人でした。

私たちが ここに転居して来てからずっと、いつも気さくにお付き合いくださいました。

素敵な鉢植えを いただいたことも あります。

誰のことも 分け隔てなく、気遣ってくださる人でした。

 

入院されて 庭の手入れが できなくなり、植物がかなり繁ってきた5月の頃に、この花が 腕をいっぱいに伸ばして 手のひらを広げるように 咲きだしました。

 

病気の具合は どうだろうか。

お身内から お話を聞けますが、お見舞いに行くことは叶いませんでした。お気持ちは わかります。

 

 

いなかのお葬式です。でも、以前ほど 作法は厳しくありません。

 簡略化されて、私に できることは もうそんなにありませんが、

和尚さま方の お茶出し 掃除 洗い物その他、近所の者がお手伝いできることは 何でもさせていただきますね。

あなたが いつも進んでされていたことですから。

 

 


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  「鬼百合の咲く古庭の忘らるるこわれた如露のころがる」 西脇順三郎 詩     (210×300m/m)            村上翔雲 書





石の上に宿る風

こんにちは

風蘭(フウラン)が 咲いています。
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下さった方によると 植え付けられているのは、徳島県の剣山(つるぎさん)の石なのだそうです。

 

 

趣味の園芸」を見てみると、岩や木に着生するとのことで、いろんな形に 仕立てられていました。

成長がとてもゆっくりなので 変化がないように感じられましたが、根が石の表面に しがみつくように貼りつき、絡まり合うような葉は いつも生き生きとしています。

一生懸命 生きているんだな と感じます。

 

 

毎年 この時期に花が咲きます。

年を追うごとに、ゆっくり 根を広げ  葉を伸ばして、少しずつ花を増やしてきました。
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小さな純白の花です。

少し甘くて 清楚な 香りがします。

 

風蘭は 夜に香るというので、暗くなってから見に出てみると、夏になった夜風に漂う香りに変化を感じました。

気のせいでしょうか。

 

バニラのような香りが そっと添えられて、深みが増したようでした。

 

種は異なる上に、そこまで強く香らないし、全くの思い込みかもしれませんが、

夜来香(イエライシャン、 香りは かなり濃厚と思います)    の密度の高くて甘い香りを思うのです。         

ロマンチックとは無縁の 古い記憶から…

 

 


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  「だまって今日の草鞋穿く」                       種田山頭火 句  (245×320m/m)                                                  村上翔雲 書

 

 

雨の後

こんにちは

豪雨の被害に会われた方々が、  そして 今たいへんな豪雨にあっておられる方々が、一日も早く 普段の生活を取り戻せますように。

 

当地は、昨日の夜になって ようやく 川の増水が治まってきて、特別警報が解除になりました。
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連れ合いが 夕方 急ぎの用で外出しなければ ならなくなって、帰省していた息子が 心配して同行してくれました。 道沿いの川を撮っています。
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見たことのない有り様になっていました。

さすがに 何があるかわからない状況だったので、外出を強く止めたのですが、戻った二人から この写真を見せられて 驚きました。

もっと強く止めるべきでした。

 

今は、雨の様子を見ながら 庭等を片付けています。

 

 

 

 

 

 

薄紫の山で

こんにちは

強い雨が 絶えず降り続けています。

いろんなところで 被害が 出ているので、心配なことですね。   早く止んでほしいです。

 

 

 

今日は  こんな日ですが、今週の火曜日のことを 書いてみます。

 

 

火曜日の朝 お天気が 崩れる前にと思い、大急ぎで用事を片付けて 

兵庫県 多可町の「ラベンダーパーク多可」へ行って来ました。

以前から、行ってみたかった場所です。

シーズンも そろそろ終わり。

 

兵庫県は、北にも南にも海があり 自然の変化に富んだ豊かなところですが、それほど高い山が連なる地域はないようです。

 

恐らくこちらの施設も 冬は 寒くても、夏は蒸し暑いことでしょう。海抜262mとのことです。

特に気温が低くなくて、平地と変わらない環境のラベンダーの咲く丘は、どのようなところなのでしょう 。

いろんなことを思いながら ひたすら車を走らせます。

長く平坦な道が 続きます。

 

やがて 少し登って 着いたところには、開拓された山の斜面が 広がっていました。
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 ラベンダーが 斜面一帯に 植えられていました。
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辺りに ラベンダーの香りが漂います。

灰色の雲が 空を ところどころ覆い始めていますが、空気は それほど重たくありませんでした。
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3種のラベンダーを 育てられていて、今は  ラバンディン種の時期とのことでした。


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遊歩道に沿って 他の花が植えられているので、変化があって楽しめます。


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フリルで縁取ったような ほんのりとしたピンクベージュの花。遠目に 薄い黄色に見えます。

「ヘメロカリス  ララバイ・ベビー」と札が立っていました。
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こちらは 「セイヨウノコギリソウ」と 札が立っていました。 私には 分かりやすくて助かります。

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キャットミントでしょうか。ラベンダーに似ていながら、縁取りにされていると 却って個性が立つようで いい感じです。


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山深いところです。でも そんなに高いところまで来た感じは しませんでした。。


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この花も 道沿いに植えられていました。

 風に揺られて 素朴で よいと思いましたが、名前が わからないままです…

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月桂樹が 丸く仕立てられていました。         

 

 特に心に残ったのは、この広い山林だった場所が 地元の人びとにより、ラベンダーのために時間をかけて開墾され、慈しまれてきたことでした。

交通の便がよいとは言えないので、どちらからでも気軽に とはなりません。

それでも、平日でさえ賑わっている 魅力的なところです。

ラベンダーや 他の植物 すべてが 手をかけて丁寧に育てられているという印象がありました。

 

ラベンダー園を出たところに ラベンダーを使った商品や お菓子などの お土産を売るお店があり、そこで 植物も扱っていました。ひとりで出掛けた気軽さで 立ち寄ってみます。

小さな場所に いろいろな種類が 揃えてありました。

フウロソウ木槿アスチルベを買ってみました。

 

お店の並びに  卵かけご飯が人気の食事処があり、ラベンダー園の入口近くに カフェがありました。

ラベンダーがお休みの季節には そちらが 並ぶほどの人気とのことです。

 

 


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「呼びかけられて振り返ったが落葉林」    種田山頭火 句   (240×320m/m)

 


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  「野に摘む花に心の影うつる そのうす紫の」  西脇順三郎 詩   (200×300m/m)                                               村上翔雲 書

 

 

いちはやく咲いてむらさき

こんにちは

昨日は 雨が 強く降りました。

曇り空のおととい 出掛けた先で 花を買いました。

この 出掛けた先のことは、後日 また書かせてください。

 

翌日から 大雨になるという予報なのに、花を買った日のうちに 落ち着き先に置きたくて、とりあえず庭に植えました。

 
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ひとつは、姫フウロソウ(風露草)


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名前に 趣があります。

小さな苗で 昨日の 強い雨に打たれて 散った花もありましたが、暫くすると 起き上がってくる花もありました。

花は 爪くらいの大きさで、白い花弁に いたずら描きのように 赤い線がちょこちょこ入っているかわいさです。

 

更に、お天気の都合も 植える場所も考えないで 木槿。     倉庫脇の隅をもらって 植えました。
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梨木香歩さんの 小説「家守綺譚」の「木槿」に出てくるのは 白い花でしたが、訪ねたお店に 一本だけあったのは 少し青みを帯びた柔らかいピンクの花でした。
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草花以外で 初めて自分が選んで買った木だと思うと、楽しい気分になりました。

 

 


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  「行く道のかすかなる鶯の音」                    西脇順三郎   詩    (210×300m/m)

 



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  「名もない草のいち早く咲いてむらさき」 種田山頭火 句   (320×245m/m)                                                村上翔雲 書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒜山高原の道の駅

こんにちは


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「大山」です。米子自動車道が 回りを巡っています。ぼやけて写ってしまいましたが、

大きくて、眺める方向から形を変えていく 表情豊かな美しい山です。
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先週、島根県(足立美術館)に行った時のことです。米子自動車道蒜山で降りました。

 

「ぜひ 立ち寄ってみて!」と農協の人の おすすめの (B1グランプリで 有名な) 「悠悠」さんに行き、みそ味のソースを使った鶏焼きそばをいただきました。

みそ味のたれが焼けるいい匂い。
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甘いので、一味を振ります。素朴で優しいお味です。

大きな唐揚げも人気とのことで、頼んでみました。サクッとした衣の中は しっとり柔らかい鶏。 

 

そして  名前も素敵な 道の駅「風の家」は、蒜山インターを降りてすぐのところにあります。

生産者さんの野菜や 名産のお土産を見てまわりました。

 

気になった あまごの塩焼きを いただいてみました。

「頭から食べてください 。」と言われて、食べてみると 思ったより食べやすく、川魚の旨味を尻尾の先までいただきました。

食い気に走ってしまって、写真がありません。    ほんとに あかん…

 

生産者さんの出荷されている場所には、野菜や野ぶきなどの山菜、ブルーベリー、手作りの炊き込みご飯、小さな焼き菓子と… お昼頃だったこともあり、種類も豊富で 見てまわるのが 楽しかったです。

 

植物の売り場もあり、「アッツザクラ」と書かれて ぽつんと置かれた苗が 目に入りました。
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2.5cmほどの大きさの やや厚みのある花です。花弁の裏が 明るいきみどり色で アクセントになっているのもよいと思いました。

 

あまりに可憐で つい買って帰りました。

とても小さな球根で、育てやすいとのことでした。

 

そう言われておきながら 失敗すると困るので、NHKの「趣味の園芸」に従って、鹿沼土や赤土、腐葉土を合わせた鉢に 植え込んでみました。

今のところ 機嫌よくしています。

 




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  「水に影ある旅人である」                           種田山頭火 句  (320×245m/m)

 


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  「また見ることのない山が遠ざかる」         種田山頭火 句  (240×320m/m)                                                  村上翔雲 書