野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

千年の桂

こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか。

前回も連れ合いに 温かなメッセージをいただきまして、ありがとうございました。ふたりで感謝しております。

 

・・・

先日、また手が滑って下書きを投稿してしまいました。

慌てて戻しましたが、すぐ前の記事が新しい記事として出てしまったようです。

前の記事にもう一度来てくださった皆さまに 本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんなさいね。

 

 

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農道を歩いていますと、麦刈りが終わって稲が植えられた田んぼに 山が映る季節になりました。写真は、数日前のものです。

日々 稲は成長して、今は 一面若緑の原っぱのようになっています。

f:id:snow36:20220625211459j:image田植え前の土の上をタニシが這った跡は道路地図のようです。

梅雨に入って 少々の雨でも囀りを忘れないのは、竹藪のウグイスと曇り空に舞い上がるヒバリ。いつもながら 大きな声です。

 

兵庫県美方郡香美町にある たじま高原植物園 和池の大カツラ~平成の名水百選「かつらの千年水」~|香美町 へ出かけました。都合で最近書くどの話題も古くなって申し訳ありませんが、こちらも5月の末のことです。どうぞよろしくおつきあいください。

山の中に住む者が、山深くと言うのもおかしなものですが、北へ向かって走っていますと 氷ノ山(ヒョウノセン) の向こうは更に趣きが変わります。

梅雨入り前の時期でした。青空の下、自動車道路から眺める みどりに潤う山裾に、刈り取りを向かえる麦畑と そろそろ田植えの始まった田んぼの風景が、繰り返し現れてはゆっくりと流れて行きます。

 

途中 ハチ北の道の駅で 休憩をしました。

こちらには人気のスキー場があり、冬は深い積雪がニュースで伝えられる兎和野(うわの)高原も近くにあります。

兎和野高原は、子どもたちが小さい頃に毎年キャンプに出かけた思い出の多い場所です。

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道の駅には、バイクの方が何人か一服しています。

スズキの「隼」が止まっていました。車やバイクのことはわからない私から見ても、黒光りしたとてもきれいなオートバイでした。

連れ合いが 時々目をやっています。得意先や 一緒に働いてくださっている人への責任があると思い、私と義母はバイクに乗ることを賛成できませんでした。

やがて持ち主の女性が来られると、隼は音楽のように美しいエンジン音を残して走って行きました。

写真を撮らせてもらいたかったと申します。

誰にでも気軽に話しかける人なのですが、女性だったからですね。 気が利きませんでした。私が声を掛ければよかった。

 

私たちも出発して、一本道を辿ります。

たじま高原植物園は、兵庫県の天然記念物「和池の大カツラ」を保護するために造られた施設とのことでした。

f:id:snow36:20220625123250j:imageキンラン


f:id:snow36:20220625123309j:image咲き始めのクリンソウ

 

植物園を流れる川で湿地ができています。池の傍には 大きな葉がびっしりと生えています。f:id:snow36:20220625123408j:image奥の丸い葉には、オタカラコウと札が出ていました。山深い水辺で黄色の花を見たことがあります。

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手前のわさわさと茂る葉には、隙間から名残りの丸い花序が見えています。白い苞はもう落ちてありませんが ミズバショウなのかもしれないと気づきました。f:id:snow36:20220625123600j:image

 

山の中の植物園は、自然の植生を保ちつつ整備された遊歩道が続いていて歩きやすいです。世代を問わず楽しめます。f:id:snow36:20220625123904j:image

 

f:id:snow36:20220625124533j:image乗り手がかわいいハナイカダ。花はひとつずつなので、この木は雌株でしょうか (肝心のお花がぼやけまして🙏)

 

🌿🌿🌿

樹齢千年と言われるカツラの木は、幹やまわりからの株立ちがそれぞれ大きく、縦に裂けた木肌がごつごつとしています。根元は、勢いよく流れる川を跨いで立っていました。

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植物園は、豊かな湧水に恵まれた瀞川平(とろかわたいら)にあります。

カツラの木は、山深い清流を好むとのことで、一里四方の水を集めるとも言われるそうですね。この木に向かって自然と川が流れてくるのか、川を求めて木が根を下ろすのか、興味深く思います。

古刹を訪ねた時のような しんとした森の鎮まりの中で 水音だけが聞こえてきます。

 

f:id:snow36:20220625124714j:image後ろへ回って見てみました。傍からすくすくと生えている清新なひこばえが美しいです。

眺めていると、マザーツリーと一緒に 一生懸命に背筋を伸ばして空を仰ぐ小さな子どもたちのようにも見えてきます。f:id:snow36:20220625124757j:image

カツラの傍に設けられた竹の筒から勢い良く落ちる水を手に受けて飲んでみました。冷たくて柔らかなお水は無菌で、飲料だけでなく農作にも使われているとのことでした。

 

山の午前10時は、まだ来園する人もそれほど多くありませんでした。

木の辺り一帯の空気は、ぴんと張って透き通り、身体の中まで洗われるように感じます。

カツラの葉は、秋になると お菓子のような美味しい匂いがするのですね。秋のカツラのお話を書いていらっしゃる方がおられて知りました。

 

f:id:snow36:20220625124949j:image朴の木(ホオノキ)。こちらも姿のよい大きな木でした。

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f:id:snow36:20220625125112j:image緑陰を作る葉がきれいで何度も見上げてしまいます。

 

川の中でそよぐ緑は、梅花藻(バイカモ)の葉。もうじき可憐な白い花が咲きますね。

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f:id:snow36:20220625132417j:imageこの写真はご参考になるでしょうか、以前 別の場所で写した梅花藻の花です。

 

私たちの住むところでは、子どもたちは 高校を卒業すると、進学や就職のために家を出ることが多いです。

しばらく前に、そんな風に一人暮らしをしている娘が おつきあいをしている人に会ってほしいと言いました。

ところが、それから数日後に、彼のお父さまが倒れたと知らせてきました。

彼は、ご両親のこれからを 自分が支えていこうと思う、巻き込んではいけないから別れようと言っていると申します。

彼や娘の動揺のほどが伝わってきます。どうか落ち着いて。

お父さまご自身とご家族の不安やご心配は どんなに大きなものだろうと思いました。

その後、娘は、やはりご家族が重い病気とわかってから結婚した友達から話を聞かせてもらったり、ふたりで何度も話し合ったりしたそうです。

一緒に歩いていこうと改めて決めたようで、後日 ふたりと三宮で会うことになりました。

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人生がどんな風になっていくのかは、誰にもわからないこと。我が家にしても、体調を崩しがちな義母もいますし、連れ合いは これから病気の治療が始まります。

ふたりの気持ちを大切にしようと思いました。私たちには、子どもたちが考えて決めたことを応援することしかできないのかもしれません。

 

この度のことで感じたのは、まだ私たちが会ったことのない彼が 心のきれいな真面目な人らしいということでした。

釣り好きで、時々娘も一緒に連れて行ってくれるそうです。普段から釣れた魚を自分で料理して 娘にごちそうしてくれるところにも好感が持てます。

 

You play with the cards you're dealt. Whatever that means.

配られたカードで勝負をするんだよ。それがどんな意味でもね 

いつかブログに書いた記憶がある スヌーピーの言葉。あの時も 娘に向かって言ったように思います。

相変わらずの段取りの悪さから 時間に追われてバタバタとしている私もこの言葉を忘れずに…

森の大カツラのある景色は、夢のようでありながら 現実に在る世界。四季の巡りが遥か昔から連綿と繰り返されるさまを思うと心が安らぎます。

秋にもう一度行ってみようと、和池の大カツラの木を思い浮かべて思うことでした。

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娘が初めて受け持った2歳児クラスのお子さんたちは、来年の春卒園の5歳児クラスになりました。再び受け持たせていただいています。みんなで作る梅雨の風景も年長さんらしい作品ですね。

今日もご覧くださいましてありがとうございました。

度々地震が起きたり、6月から蒸し暑い日が続いたりして、落ち着かない日が続きますね。大きな被害が出ませんように。

どうぞお身体大切にお過ごしくださいね。

 

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「待惚て立てば桔梗の花のかず 兜子の句」(210×300m/m) 玄玄 獅子舞 入院 赤尾兜子

 

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「幼い日 

おさない日は 

水がもの言う日 

木がそだてば

そだつひびきが

きこゆる日  重吉 詩」

(75×100m/m) 秋の瞳 八木重吉 詩    村上翔雲 書

 

急がなくてもいい場所

こんにちは。ご無沙汰しています。

お元気でいらっしゃいますか。

f:id:snow36:20220529153806j:imageミヤマカタバミ(と思っている)白い花の後に出て来たのは、咲かない蕾 閉鎖花のようです。しゅっと伸びた茎の先の赤い蕾が茶色の種になると、くったりと倒れるを繰り返しています。

 

前回は、連れ合いのことで たくさんの方からあたたかなお気遣いをいただきありがとうございました。

初期のがんで進行は緩やかということでした。転移も無さそうとのことです。

本人は分かってすっきりしたようです。義母からすれば なかなかそうもいかなくてかわいそうですが、周りの私たち家族は 心配をしつつも慌てず騒がずに ですね。

おかげさまで 最近は連れ合いの自律神経の不調も少しずつ治まり、仕事などもいつもの状態に戻ってきました。

これから治療が始まりますので、連れ合いの疲れが溜まらないよう気をつけて過ごすようにしますね。

ご心配をおかけしまして

ありがとうございました。

 

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今日は、兵庫陶芸美術館(丹波篠山市今田町)へオールドノリタケ× 若林コレクションを観に出かけたお話です。長くなって申し訳ありませんが、よろしくおつきあいください。

 

最近は 午前中から蒸し暑さを感じる日もありますが、

5月の中頃 雨上がりの県道には、木々の枝が互いに差し掛かって 黄緑や花萌黄、鶸色などの清涼な色合いの葉で彩られた自然の長いアーチが続いていました。

空が見え隠れする明るい緑陰の道。出かけて良いのか迷いながらのドライブは、私なりに気持ちの切り替えができて爽やかなものになりました🌿

目的地の 丹波篠山の今田町(こんだちょう)は、立杭焼の里です。

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名筆研究会を父が主宰していた頃に、立杭焼の窯元さんのところへ 書家の先生方と私も勉強会にご一緒させていただいたことも、随分昔の懐かしい思い出です。

f:id:snow36:20220513091107j:image兵庫陶芸美術館 日当たりや気温差を避ける蔵のような雰囲気の素朴な外観。

特別展は、3階から1階へと 美術館の建物のほぼ全てを使って250点もの作品が展示されています。

平日の午後の美術館は空いていました。

会場で実際に観る陶磁器の美しさに、度々足が止まってしまいました。

オールドノリタケ×若林コレクション -アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン- - 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo ブログを更新するまでもたもたしまして、特別展の期間が終わってしまいました🙏 もし出て来ないようでしたら、ホームページの中のリンク「これまでの特別展」からご覧いただけると思います。

 

私の写した写真ですみませんが、すべて撮影可とのことでしたので、兵庫陶芸美術館のホームページの写真とともに心に残った作品と、作品のためのデザイン画などを撮らせていただきました。 名前だけしか知らずにいたオールドノリタケの陶磁器の覚え書きなども書いています。

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オールドノリタケは、明治時代から 昭和初期にかけて、アメリカやヨーロッパへの輸出向けに作られた陶磁器の製品とのことでした。

この事業を進められた 森村組のことも全く知らずに、会場に張られた解説を拝見しました。帰ってから少し調べてみました。

世界ではまだよく知られていなかった 当時の日本のためにと、ノリタケカンパニーリミテド(我が家も仕事の研磨工具でお世話になっています☺️) の前身である森村組は、西洋の陶磁器の生産をすることを選んだそうです。

日本では まだ馴染みのなかった洋食器を作るために、平たい形の真っ白なディナー皿を苦労の末に作り上げたり、初めて作るカップの把手の付け方の工夫や、経験のない西洋の絵付けなど、

それまでの和陶磁器の製作とは異なるさまざまの問題を乗り越えて、繊細で美しい製品を作り上げられたことを知りました。

 

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ひとつひとつ丁寧に作られた芸術性の高い製品は、伝統あるヨーロッパの陶磁器に比べて当時は求めやすい価格でファンが多かったそうです。ここからは、「作品」と書かせていただきますね。

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f:id:snow36:20220518201546j:imageウェッジウッドのジャスパーウェアを模したという作品群は、泥漿を筆やへら、イッチンという細長い筒から絞り出す道具を使って、絵を盛り上げるように描いていたそうです。
f:id:snow36:20220518201609j:image華やかな表側と同じく、裏側も美しい意匠を施された作品が多いです。陶磁器は後ろに回って観る楽しみもありますね。

 

f:id:snow36:20220521093759j:imageこちらは、ミルクを入れるクリーマーという入れ物が付いていないですし、ティーカップではなさそうですので、ホットチョコレートを飲むためのチョコレートセットだったかと思います(相変わらず頼りないことで…)。表側。


f:id:snow36:20220521093753j:image後ろに回って。

 


f:id:snow36:20220518201555j:imageこの度の展覧会で何度も出てきた「盛り上げ」という技法。「盛り上げ」で立体的に描かれたレースがふわりと巻かれたデザインの花瓶。


f:id:snow36:20220518201558j:image布を貼ってから焼いて絵付けをする布目仕上げの「色絵金彩布目」とのことです。キャンバスの上に描かれた絵のような質感のぽってりとした桃に暖かみを感じる作品でした。

 

 

f:id:snow36:20220518204558j:image藤の花。舞台衣装を纏ったサラ・ベルナールが佇んでいるかのようなアール・ヌーヴォー様式の花瓶。
f:id:snow36:20220518204601j:imageどの角度からも隙のない華が感じられます。

 

f:id:snow36:20220526141534j:imageアール・デコ様式の花瓶のデザイン画


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f:id:snow36:20220526141526j:image艶やかなラスター彩の花瓶。壁に掛けてお花を飾るのですね。


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f:id:snow36:20220518201620j:imageこちらも アール・デコ様式の灰皿のデザイン画です。

どれもとてもきれいで楽しい絵ばかり。作画される時の気分まで伝わってくるようです。

陶磁器と同じくデザイン画も貴重な作品ですね。


f:id:snow36:20220518201615j:image上の灰皿のデザイン画が四角い小箱に。


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f:id:snow36:20220518201606j:image香水瓶

若林コレクションの多くは、ファンシーウェアという飾って鑑賞する花瓶などの美術品とのことでした。

張ってあった解説を拝見しますと、アール・デコ様式の香水瓶や灰皿など、普段に使うものもデザイン性の高さから人気があったとのことで、買い求めた人は、使うほどに特別な愛着が湧いたことと思います。何より時代の新鮮な風を感じます。

f:id:snow36:20220529171056j:imageテーブルウェア。中央の丸い輪が並んでいるのは、トーストスタンドなのだそうです。

その左のピエロの描かれた陶器のグラスに見えるものは、上から見ると平たい口をした入れ物で、畳まれたナプキンを挿すナプキン入れです。右端の奥の 蓋にイチゴのツマミがついたものは、ジャムポットとのことです。

 

f:id:snow36:20220520180846j:image「色絵金彩アクアビーディング 菊文皿」

大きな和菊が描かれた金色の地のお皿一面に 盛り上がった水色の点が付けられています。水しぶきにも感じられて、明るく軽やかなとてもきれいな作品でした。

 

若林経子さんの貴重なコレクションを ゆっくりと拝見させていただけるなんて…   写真まで自由に撮らせていただいて、夢のように贅沢な時間でした。

 

 

美術館から続く小径沿いには、作陶家さんたちのランタンが 意志を持つように立っています。

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だれもいなくて 鶯と時々雲雀の囀りが高いところから賑やかに降ってきます。新しい緑の匂いがします。

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f:id:snow36:20220518202332j:image空色のお花は、ホタルカズラでしょうか。


f:id:snow36:20220518202319j:imageこちらは 見たことがあるようでわからなくて。先日拝見したブログから、コバノタツナミかもしれないと…。葉も花も小さくて控えめな感じがします。 

f:id:snow36:20220524081657j:image点々と咲く花に ついつい時間を忘れています。

岸田衿子さんの 「だれもいそがない村」という詩をふと思い出して あの丸木橋を渡ると♪ と小さく口ずさんでしまいます。

詩は のどかで温かくて、森山良子さんの歌声は伸びやかでチャーミング。

…… 北の大臣 南の酋長 一日おきにけんかするってほんとですか ♪    岸田衿子 「だれもいそがない村」より

岸田衿子さんは、かなり多忙な日々を過ごされた方だったそうです。 「くるまはぐるまくるわばくるえ」一見言葉遊びのように ふんわりとしたひらがなの並びながら、読めば鮮烈な印象を残す詩もあれば、風景が浮かんでくるような楽しい絵本の文もたくさん書いておられますね。

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美術館の敷地にあるレストラン。お店のあちらこちらに小さな立杭焼の作品が飾られて、向かいの山や窯元を見渡すテラス席がある素敵なお店でした。

f:id:snow36:20220513142928j:image立杭焼のモダンな食器がおしゃれです。

コーヒーカップの口元への当たりが丁度良いです。縁の曲線にも工夫があって、厚みを薄くしたデザインでした。

掌に温かくゆったりとした気分になりました。

どんな日があっても、心の中には 急がなくてもいい特別な場所を持っておきたい。そう思います。

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2回に分ければよいものを、都合でまた長くなってしまいました。

最後までご覧くださいましてありがとうございました。

これからまたしばらく失礼してしまうかもしれませんが、

どうぞお元気でお過ごしくださいね🌿

f:id:snow36:20220525174004j:image以前美しいブログで拝見したゼラニウム ペラルゴニウム シドイデス。忘れられなくて我が家にもふた株を。いつも素敵な植物を教えてくださってありがとうございます

 

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花がふってくると思う

花がふってくるとおもう

このてのひらにうけとろうとおもう 八木重吉の詩

 「花がふってくると思う」300m/m×200m/m 貧しき信徒 

 

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かなしいのでもいい

よろこばしいのでもいい

こころはうごいておれよ

なまなましく

かんがえておれよ  八木重吉

 「聖書」詩抄 200m/m×300m/m み名を呼ぶ より 重吉詩稿 八木重吉 詩  村上翔雲 書

 

ひとときの安らぎを

こんにちは。度々ご無沙汰しまして。

暖かくなりましたね。高いところからヒバリの囀りが賑やかに聞こえてきます。

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桜も散り初め、車を運転していると 花吹雪の降る中を走る幻想的な眺めが見られます。

早くも実をつけて 風になびくようになってきた麦畑の畦を歩くと、新鮮な空気に包まれるようです。ヒノキの花粉は最盛期です。

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逆光になった電線に、下から見てもわかるオレンジ色のお腹をよく見るようになりました。望遠でないから写せないだろうと思って眺めるだけにして歩いています。

ギビービー(?)と鳴いたり、きれいな囀りも聞かせてくれるヤマガラもよく見かけますので、どちらなのか迷いますが、

田畑の辺りでは、羽根の白い斑が目立つ丸い小鳥たちが並んで留まっています。

以前はジョウビタキよりスズメの方がたくさん飛んでいたように思うと、見かける野鳥の移り変わりを感じます。

f:id:snow36:20220402153346j:imageヒメウズが薬師さんの斜面に広がっています。白い花びらに見えるところは、萼片なのですね。5mmくらいの大きさです。

f:id:snow36:20220404173141j:image中のくるっと巻いたような若草色の花弁を撮りたかったのですが、小さくて。

 

ユキヤナギもあちらこちらで満開になっています。ご近所のユキヤナギは、消火栓が花に呑まれそうです。f:id:snow36:20220401233822j:image

 

我が家のネモフィラ ペニーブラックは、去年はあまり咲きませんでした。一昨年、種を採った後 なんとなく冷蔵庫の野菜室に入れていたのがよくなかったのでしょうか。

冷蔵庫から外の倉庫へ移したまま忘れていた種があったことを 秋に思い出して蒔いてみました。

いくつか芽が出て、3つ4つの苗が みるみる大きく育ちました。2年越しの種です。

f:id:snow36:20220403001943j:image日当たりを追いかけて鉢を移動させています。小さな種から萌え出た若い葉の成長の早さに今更ながら驚きの毎日です。

f:id:snow36:20220403095226j:imageひと株で 鉢の奥に植えた2つのチューリップの幼い葉を押しのけそうな勢いです。元気に咲いてくれて嬉しいです。

 

**

少し前になりますが、 3月に 素敵な先輩ブロガーさんがプランターで毎年きれいに咲かせていらっしゃる春蘭の花のお写真を拝見しました。

風景に溶け込んでしまいそうな可憐さ、控えめで楚々とした姿が心に残りました。

 

その日の夕方、偶然 連れ合いの友人が 春蘭をくださいました。

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瑞々しい若緑の葉に、萼片と花弁を広げて。白い唇弁の赤い模様が楽しいお花です。陰りの多いひんやりとした木立に咲く春。f:id:snow36:20220401234113j:image
f:id:snow36:20220401234110j:imageしゅっと背の伸びた後ろ姿も美しくて。

夏に咲く鷺草の控えめな緑の香りを思い出すような清々しい匂いが漂ってきます。

 

🌿🌿🌿

春蘭をいただいて、あまりに嬉しそうにしてしまったのか、

数日後、春蘭をくださった同じ方が 今度は どこに何が育っているかを熟知されている持ち山から、小さなミヤマカタバミ(で良いでしょうか) をくださいました。

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咲いたばかりの花でした。林の木の根元に寄り合って咲いていたそうです。貴重なお花をいただきました。

急いで鉢に植えました。こちらも感謝して大切にしますね。

f:id:snow36:20220401234307j:image雨の日や夕方には、花を閉じて休みます。

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f:id:snow36:20220401234301j:image場所を変えて写してみましたが、なんだかぼやけた写真ばかりになりまして。

山深い自然の中で、春になり土が暖まると目をさまして 静かに花を咲かせることを幾度も繰り返して種を繋ぐ。

135億年前の銀河の発見という途方もない話題からすれば、消えてしまうようなささやかな出来事ばかりなのですが、

こんな花が ほんのひととき咲いている山の傍に住んでいる幸せもまた かけがえのないことに思います。

華やかなお花と同じぐらいに 山野草に惹かれるようになりました。

 

 

花をいただいたその日は、連れ合いが1泊の検査入院をした日でした。しばらくいろいろなことが続いていたからか、本人と義母、普段はのんきな私まで疲れていました。

あえかな花々を観る時間は、私たちの思いがけない楽しいひとときになりました。

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気持ちは前向きに。春ですものね😉

 

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f:id:snow36:20220410190058j:imageイワヤツデ

 

義母も成人した子どもたちも、連れ合いのことを心配しています。しばらく家族ひとりひとりの気持ちに寄り添いたいと思います。

そして、今はとてもありがたいことに 仕事に恵まれていますので、 連れ合いが入院などでいない時でも、私たちだけで仕事ができるように試してみたいと思います。

書きたいことや、下書きはあるのですが、またブログの間が空きます。

時々、元気をいただきに伺いますので、その節にはよろしくお願いいたします。

どうぞ 皆さまお元気でお過ごしくださいね。

いつもお付き合いくださいましてありがとうございます🌿

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「暮れるともなく暮れる心の春  順三郎の詩」(200×300m/m) 旅人かえらず 14


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「淋しみは存在の根本 

 淋しみは美の本願なり

 美は永劫の象徴 順三郎 詩抄」(200×300m/m) 旅人かえらず 39より  西脇順三郎 詩     村上翔雲 書

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花が花として在る世に

こんにちは。

お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか。

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東を向く薬師堂の傍に住んでいます。

周りをぐるりと取り囲んでいる家々は、昔 小さな砦があったというお堂の建つ丘の急な斜面に、手入れをしながら、椿や梔子、柿などの花や実の生る木も植えています。

f:id:snow36:20220303145300j:image薬師堂

おかげさまで 先月義父の一周忌を無事に終え、確定申告も済ませました。

ゆっくりとですみませんが、皆さまのブログへ伺えるようになって嬉しいです。

去年の夏頃から体調が優れなかった連れ合いの検査が続くなど、まだほっとすることはできないのですが、

薬師さんの斜面を歩いてみました。(足元がかなり危ういです。どんくさい私、お義母さんの心配事を これ以上増やさないようにしなくては… ) ちょっとした気晴らしです。

f:id:snow36:20220303142104j:imageこぶしほどの石がごろごろとあるところには、時々 猪がやって来て掘り返しているようです。柔らかな枯れ草の上に深々と足跡を残しています。

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こちらの芽吹きは、元気よく。オドリコソウのよく咲くところです。

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日蔭の多い場所のオオイヌノフグリもそろそろ満開に。田んぼの畔もこの花で明るくなってきました。少しずつ暖かくなってきましたね。

 

少し古いお話になりますが、

片付けをしていると「岡部伊都子展」を案内する新聞の切り抜きが出てきました。

去年の11月の終わりのことでした。

12月24日までの会期と気づきました。

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場所は 神戸文学館。JR三ノ宮から阪急電車に乗り換えて王子公園駅へ向かいます。 

駅から、王子公園の道沿いを歩きます。季節は秋で、紅葉を見かけたり、常緑樹も生き生きとしていました。

王子公園の中の王子動物園の道向かいは、元兵庫県立近代美術館。美しい世界を何度も観に行った場所です。

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今は 「兵庫県立美術館分館原田の森」と「横尾忠則現代美術館」となっています。

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一時的にコロナの感染が落ち着いた頃でした。久しぶりのお出かけに気分が上がります✨

 

目的の神戸文学館は、王子公園の山側の教会の建物です。

以前は 関西学院大学の礼拝堂だったとのことです。f:id:snow36:20220303142530j:image
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岡部伊都子さんの作品は、いくつか読んだことがある程度です。大きな顔をして感想を書くのもお恥ずかしいのですが…

市井に生きる人々や 野にひっそりと咲く花への あたたかな思いが語られる表現の嫋やかさ。

 

そして 差別や戦争を決して許さない凛とした文章は、からだが弱かった子ども時代に 病床にあり思索の時間が長かったからでしょうか。

大切に読んでみたくなります。

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岡部伊都子さんは、13歳年上の篆刻師(日本画や書作品などの落款となる石の判を彫る職業の人ですね) と離婚した日を「私の独立記念日」として新しい人生を始められたそうです。

「暮らしの手帖」の公募に投稿したことをきっかけに、随筆家としてたくさんの作品を上梓されています。

今回は、お姉さまの神戸の古い家に お母さまとふたりで新しい生活を始めた頃から、京都へ居を移すまでの生活の中での所蔵品と初期の作品を取り上げられた展覧会でした。

 

こちらの神戸文学館と、今はリニューアルのため休館中の京都の立命館大学国際平和ミュージアムにも岡部伊都子さんの資料や遺品が所蔵されているそうです。

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お母さまが部屋に活けられた 野の花々を愛でられる様子を書かれた原稿を拝見しました。

ごく初期の作品「おむすびの味」。原稿用紙の文字の上に線を引かれた横に 推敲された言葉が書かれています。

書き直す前の文も見ることができる貴重な原稿を見ていると、お目にかかったこともないのに「ああ、やっぱりこっち」と呟いて書き直される、伊都子さんの小さな仕草が目に浮かぶようです。

日々を紡ぐ文章に、窓から差し込む日差しのような長閑さがあります。野に育つ植物の健気を愛される様子は 読んでいますとほっと安らぐのですね。

 

夕暮れに近くの酒蔵から湧き出す湯気とともに 庭の板塀に巡らせた夕顔の花の描写の原稿には、私も子どもの頃の夕涼みの懐かしい思い出が 柔らかく浮かんできました。

展示品には、お姉さまの住吉の家から、同じ神戸の東灘へと家を建てて移った翌年に、お母さまを亡くされた折のご弔問への丁寧な挨拶文もありました。 お母さまを支えながら ふたりでずっと生きていこうとされていた伊都子さんの悲しみを思います。

f:id:snow36:20220303164610j:image秋明菊の綿毛

伊都子さんの書斎に置かれていた机や椅子も展示されていました。

机は展示のために、下の写真の場所から移動されていました。周りには部屋の壁のようにパーテーションが巡らされています。

机には、ご自由に掛けてみてください と書かれた札がつけられています。

天井が高くて広い会場は、どなたもおられなくて迷いましたが、失礼して。

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元々あった白いクッションの代わりに ふんわりとした毛足のムートンが敷かれています。白い色がお好きだったのですね。

ゆったりとした椅子、どっしりとした造りの美しい机。引き出しの小さな持ち手の握りには 優美な意匠の金属の飾りがつけられていました。

書き物をする時に手が触る手前の場所は、使い込まれて少し色が落ちています。そっと触れてみます。

パーテーションには、伊都子さんが「たんぽぽ菩薩」と呼ばれた神戸の背山 再度山(ふたたびさん) にある大龍寺の穏やかなお顔の仏さまの写真や、

お母さまがバイオリンを 伊都子さんが琴を一緒に演奏する写真が飾られていました。

優しい表情のおふたり。親子の仲のよさが伝わってくるようでした。

 

机の前には更に、取材に答えた談話の一部だけが新聞に掲載されたことがきっかけで脅迫を受け、一時 兵庫県警に警護されたお話も張られてあり、

神戸から京都の鳴滝へ移り住むようになって「都落ちのように」と逃げるように転居する人生を一所不在と表現されておられました。

 

この度の企画展では取り上げられていませんでしたが、岡部伊都子さんは ご自身を「加害の女」と書いていらっしゃいます。

 

差別される人々や 自由を制限された立場の女性を庇うだけではなく、

戦前の教育によって、小さい頃から 兵隊さん(男性)は ただ正義を持って戦争へ行くのだと信じ、後に戦死されたお兄さまや婚約者の気持ちを分からずに 戦地へ送り出していたご自身を責めてのことでした。 

あまりに強い「加害」との表現に、心から悔やんでおられる伊都子さんの気持ちが感じられて。

戦死したお兄さまが着ておられた紬を 仕立て直したものをまずお母さまが身に着けて、さらにそれを仕立て直して、伊都子さんが着ておられた上着は、大切にされてとてもきれいな状態でしたので、尚更心が痛みました。

 

 

随筆家としてスタートされたばかりの何もかもが新鮮な輝きの中にあった神戸での生活。

ぼろけた板塀を直すお金がなくても、身体が弱くて辛い日が多くても、夕方には溢れるように咲いて塀を覆う白い夕顔を愛でる心ひろやかな自由を得て、ひたすら著作に励まれていた瑞々しい時代を見せていただきました。

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また私の拙い感想文ばかりになりまして。

手持ちの 岡部伊都子さんの「花のすがた」(創元社・1977年) の あとがきから、少しご紹介させてください。

物心ついて以来、無心に遊んだままごとの菊の花や、摘草のれんげ草。

思えばかぐわしい花の香りや、しめやかな生身の花の情感によって、人はどんなに心うるおうてきたことか。

いつも思うことながら、花が花として美しく在り得ぬ世に、人が人として無事に生きられるはずがない。

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この度は、長い間 置いていました下書きから書いてみました。(さっぱり熟成できていませんが…)

今日も おつきあいくださいまして ありがとうございます。

春を待つ朝晩の寒さは まだ厳しいですね。

どうぞお元気でお過ごしくださいね🌿

 

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「父母のしきりに戀し雉子の聲 芭蕉の句」(340×240m/m) 笈の小文


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「何の木の花とはしらず匂哉 芭蕉の句」(340×240m/m) 笈の小文 松尾芭蕉 句 村上翔雲 書 いずれも再掲

久しぶりの神戸と、ぽんす会はヒラメ狙いの岡山。

こんにちは。

ご無沙汰しております。

寒いですね。お元気でいらっしゃいますか。

自分の都合で休んでいましたのに、優しいコメントやブックマーク、スターをいただきまして本当にありがとうございました。 読み返しては、元気をいただいていました。

おかげさまで 義母は体調も戻り、普段通りに過ごすことができるようになりました。

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遅くなりましたが、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

f:id:snow36:20211221111213j:image元町の大丸のトアロード玄関東の通りです。明かりが温かく点ります。

一帯が旧居留地と呼ばれ親しまれているところです。

古いことですみませんが、11月の末と12月の初めに、二度続けて神戸へ出かけました。

二年ぶりの神戸。あちらこちらを散策してみたい気持ちになります。

コロナの流行が落ち着いていた時でしたが、家には義母も待ってくれていることですので、二度とも 二つ程度の目的地に行って寄り道をしないで帰りました。

 

f:id:snow36:20211221111454j:image神戸の地下道の壁面には、こんな絵が。クジャクの尾羽は 小さな子どもたちの手のひらスタンプでした。しばらく歩くとピアノがひっそりと置かれています。

 

阪神・淡路大震災の発生から27年経ち、兵庫県内の公や民間から出された復旧・復興関連事業費は16兆3千億円だったと、神戸新聞の記事で読みました。

兵庫県の2020年度の決算では、県債と12の被災市が発行した地方債の返済は 被災地の財政復興などに時間がかかって、なお4,403億円が残っているとのことでした。

返済を終えた市はまだひとつしかなく、例えば発行した地方債が1兆3,353億円の神戸市は、返済を終えるまで あと20年近くかかるのだそうです。

つい日々の慌ただしさに紛れてしまいますが、災害が起こると経済的な負担も何十年と重く続くものなのだと改めて思いました。

 

 

 

**

年末のことです。連れ合いが「ぽんす会」で出かけました。

この度は、ヒラメ狙いで岡山の海へ。

暮れの真夜中に、3人のぽんすおじさんがミニバンに乗って岡山へ向かいます。

まず餌のイワシを買うために、岡山から香川県高松市側へ予約していた乗り合い船で渡ります。

車より早いかもしれませんが、餌にしたいイワシがいつもの釣具店になかった時点で わざわざ海を渡った目的を失い、代わりにアジを買って仕切り直して出港です。

f:id:snow36:20220104114621j:image4枚の海の写真は、毎年 黒枝豆を持って来てくれるおじさん(ぽんす会のお仲間です)から もらいました。
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f:id:snow36:20220104114629j:image瀬戸内海の波は穏やかですね。とても寒かったそうです。
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「釣れるかわからん」とおしゃべりしながら、気がつくと釣り糸がずっと海の底についていたようです。引き上げようとすると上がってきません。

根がかりしたと思って竿を動かしてみたら、なんだか動く。動いて ものすごく引く。え?

「なんや、なんや」と、リールを巻き上げてみると、60cm近くのヒラメが釣れたそうです。f:id:snow36:20220104113333j:image3人のおじさんは、その後それぞれ納得のいく釣果を得て帰って参りました。

f:id:snow36:20220104114139j:image引き伸ばしのお見苦しい写真ですが、五枚下ろしにした骨の部分の一枚です。ぽんすおじさんの肩から腰まで位の大きさです。 帰って来て、自分の専用の流し台で捌いてくれました。

f:id:snow36:20220117191612j:imageこちらは五枚下ろしの一枚の半分を お造りにしたものです。手前にはエンガワが。お酒は いただきものの越乃景虎。我が家には ちょっと贅沢なのではと思うものが並びます。

形の似たカレイは、柔らかくて美味しい魚ですが、ヒラメは、跳ね上がって魚を獲る肉食だそうだからか顔も恐ろしげです。 でも、根魚の顔は どこか剽軽さもありますね。

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釣れたヒラメは 大きな型ながら、お味は身が締まって旨みが豊かです。臭みのないきれいな身でした。

五枚下ろしの一枚だけでも、帰省した子どもを合わせて家族5人に充分なくらいのお刺身になりました。

捌いている時に、偶然 鯛を釣ったと持って来てくださったご近所さんにも ヒラメの切り身を一枚もらってもらいました。

いただいた鯛はウロコと内臓を取り、お刺身にする時間がなくて オーブンで塩釜焼きに。

小さいヒラメは、三つに胴切りして(こちらも ぽんすおじさんが切ってくれました😉) 塩焼きや煮付けにしました。後で気づくと写真さえ撮っていないのですが、楽しいひとときになりました。

 

 

***

お話戻りまして、

11月に神戸へ出かけた時に、三宮センター街を通って、大丸神戸店前のスクランブル交差点から更に西へと続く元町商店街へも行きました。

アーケードが続くきれいな通りです。

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長いアーケードの中に「リアン/レジョワイユ」さんというお店があり、はてなさんでお世話になっていますmecchiさん「ふわり工房」さんのお名前で作品を委託されていらっしゃることを知りまして、一度伺わせていただこうと思っていました。

https://www.mecchi-blog.com/entry/2022/01/19/121000

www.mecchi-blog.com

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白が基調の感じの良いお店で、お店の方にふわり工房さん(mecchiさん)とブログでお付き合いいただいていることなどをお話しして、許可をいただいて写真も撮らせていただきました。

f:id:snow36:20220122155837j:imageほかの作家さんの作品もたくさん並んでいます。

「ふわり工房」さん はこちらですと教えてもらいました

f:id:snow36:20220104124154j:imageこちらのお店では、mecchiさんは石塑粘土とオーブン陶土のアクセサリーを置いていらっしゃいました。

人気のアクセサリーは 新作も増えて、今は 新しい品揃えにされていらっしゃるようです。

 

実際に拝見すると、本当に可愛らしかったので迷いながら。少しだけですが 我が家に来てもらいました。

キツネの男の子と、お花のブローチ。f:id:snow36:20220117190046j:image

手のひらにちょこんと 軽いです。

細かいところまで ひとつひとつ気を配って作っておられることが伝わってきます。優しい心が作品に表れていて、とても和みます。

家族が寝静まった夜  ぽつねんと仕事をしている時には、時々小さなふわこちゃんに話しかけています…

f:id:snow36:20220117190106j:imageふわこちゃん 

手作りには、温もりを感じますね。愛着が湧きます。大切に使わせていただきますね。

mecchiさん 11月のことが今頃になってしまってごめんなさいね。 いつもありがとうございます✨

 

 

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漸くブログを再開しましたが、事情がありまして 次までまた更新に間が開きそうです。

そして、例によって 確定申告をぼちぼち進める時期にもなって来ました。

小さな事業所ですのに、毎回私の要領が悪いのでお恥ずかしいことです。

毎月の仕訳日記帳の適用欄には、叱られないのをいいことに、どうでもよい一言まで時々入力しています。「この件は◯月◯日に処理してます」「ホームセンターのドアストッパー、(加工用の機械の)ゴム車の固定に便利」等など。 あれはいつのことだったかと見返すことがよくあります。

我が家の仕事の一部だから 楽しく🌿

苦手意識でやっていては いけないかなと思いまして 

f:id:snow36:20220109111509j:image雪雲が消えた空。十日ほど前の写真です。

花を絞って染め上げたような青でした。

岡部伊都子さんの随筆「花のすがた」で知った花色木綿の色は、きりと澄んで。

先週まで重い雲に覆われて 辺りが真っ白の朝が続きました。道路の雪はすぐに融けて 北側に根雪が残っています。

雪の多いところのご苦労を思います。

どうぞお元気でお過ごしくださいね。時々になってしまいますが、また伺わせてください。

いつもご覧くださいましてありがとうございます💐

 

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「まづ祝へ梅を心の冬籠り 芭蕉句」(320×245m/m) 野ざらし紀行  松尾芭蕉

 

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「明ぼのや しら魚しろきこと一寸 芭蕉の句」(335×240m/m) 野ざらし紀行 松尾芭蕉

 

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「ゆふ空から柚子の一つをもらふ 山頭火 句」(240×320m/m) 草木塔 種田山頭火


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「また見ることのない山が遠ざかる 山頭火 句」(240×320m/m) 草木塔 種田山頭火 句 村上翔雲 書

 

 

鯉を育てる山

こんにちは。

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次第に季節は移り、冬の気配に羽織る上着も温かなものになってきました。 お元気でいらっしゃいますか。

この季節から冬の間にかけて、お天気になる日の朝は 川面に湯気のような霧が漂っています。

日によっては10時頃まで山間の集落は 深い乳白色の靄に包まれますので、自転車の通学や、出勤の車の運転もたいへんだろうなと思います。

 

今回は ブログにはあまり書いたことのない鯉のお話です。 よろしくおつきあいください。

 

連れ合いは 魚釣りの好きな「ぽんすおじさん」ですが、時々 趣味で20cmくらいの小さな鯉を買っています。見て楽しむための鯉です。

始まりは、中学生だった息子が 近くの小川で釣った真鯉を育ててみたことからでした。

f:id:snow36:20211115235050j:imageこちらは、新潟県にある養鯉場さんの野池です。(眺めの美しいところですのに、ひたすら養鯉場巡りの旅行と聞きまして、私はまだ行ったことはありません)

f:id:snow36:20211117230638j:image写真で見るばかりの遠い外国の遺跡を思い起こします。

野池は、使われなくなった田んぼや畑に水を張って造られた池とのことです。

夏の間 錦鯉は 餌や微生物が豊かにある野池に放されて大きくなります。

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我が家では 写真のような大きな池はできませんが、適当な池のようなものを庭に作って飼ってみたり、連れ合いの好みの型であれば養鯉場さんの野池で鯉を育ててもらうこともあります(本当に良い鯉でしたら預かり料も高いかと思います)。

野池から温室栽培に使うような形をしたハウスの中の長方形の池へ鯉を移す「鯉の水揚げ」は、秋に行われます。

「水揚げ」された鯉を連れ合いが見に行ったのは今月の初めのことでした。

f:id:snow36:20211115235155j:imageこちらは、ハウスの池に水揚げされた鯉なのだそうです。美しく育った錦鯉が泳ぎます。

写真の「紅白」という種類は、白地に濃い朱赤の模様がくっきりと絶妙な配置で顕われると珍重されるとのことです。

美々しい鯉が作出されるまでは かなりの時間と手間や努力が費やされると聞きます。

ウイルスに感染した個体が池に入ってしまうと、逃げようのない水の中で全滅になることもあります。

たくさん生まれた中から たった数匹を選んで買わせていただくことになる私たちも、生き物を育てているということを忘れずにいなければと思います。

高く評価される鯉は、連れ合いにはとても買えませんが、

素人の私たちが飼う程度なら、気に入った魚であれば それで良いですね。

鯉は争わない魚で、みんなで寄り添うように静かに泳ぎます。寒い時などは、水底でひっそりと寄り合っています。 鯉にそれほど興味がなかったはずの私も、自宅の鯉が泳ぐ姿を眺めていると和みます。

f:id:snow36:20211116001418j:image預かっていただいていた鯉です。薬浴をさせてから、自宅の池に入れます。と、なかなかの専門家のように申しておりますが、何かとしくじって慌てます。実際にこの度も上のプラチナという白い鯉をぐったりさせてしまいました。

 

 

f:id:snow36:20211116005143j:image遠くに見える 新潟は越後三山(魚沼三山)。左から駒ヶ岳、中ノ岳、八海山とのことです。

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f:id:snow36:20211116003248j:imageお土産は、笹だんごとかぐら南蛮です。笹だんごは いくつも買って来てくれたのに、写真を撮る前にみんなでうっかり食べてしまいました。

この笹だんごは去年の写真です。もっちりとして、笹の香りがふんわり、甘さがほどよくてとても美味しいです。

f:id:snow36:20211116003622j:image平たいピーマンのような形をした かぐら南蛮。いかついようで愛嬌のある風貌です。

生で味見をすると肉厚で瑞々しいです。 口に入れた時の甘味に あまり辛くなさそうと安心します。でもすぐに、軽いジャブがぴりっと。

更に そうっとワタのところを食べてみましたら、とても辛くて唇が痺れました。辛くないのもありましたが…

ワタと種を加減して、かぐら南蛮味噌を見よう見まねで作ってみますと 家族には好評でした。ごはんが進みます😊 お酒の八海山(忘れずに買って来ています) にもよい肴と思いました。

ペペロンチーノにしていただいても美味しいかもと 珍しいかぐら南蛮に興味津々です。

お酒の八海山(忘れずに買って来ています) にもよい肴と思いました。

f:id:snow36:20211115121240j:image朝焼けの美しい季節ですね。

 

**

娘から、久しぶりに3歳児クラスの制作の写真が送られて来ました。

f:id:snow36:20211111144816j:imageどんぐりの木のようです。どんぐり拾い。子どもたちの秋の小さな楽しみですね。

保育所の子ども同士の会話もしっかりしてきて、おしゃべりも口げんかも達者なのだそうです。

ザリガニを頭の方から掴もうとして 痛いでしょうに小さな手を挟まれてもへっちゃら、やんちゃ盛りです。でも先生は絶対に目を離さない!鉄則ですね。

お昼ごはんの後に とことこやって来て

「せんせい みてみて! ◯◯ちゃん、おなか ぱんちくりんよー╰(*´︶`*)╯」と、かわいいおなかを見せる子も。 

ぱんちくりん が しばらくひよこせんせいや私たちにまでも流行ったのは言うまでもありません😉

どうぞ みんなすくすくと元気に育ってと願います。

 

f:id:snow36:20211111135130j:imageカメラの古いデータをあれこれ探していましたら、以前 妹が手作りしてくれたカードを撮った写真が出てきました。

春先の芽吹きの頃の写真が 遠い昔のように感じられます。今年は丑年だったことを忘れていました。

義母は、夏頃から軽い不調がいくつか重なり 不安がっていますので、なるべくそばにいようと思います。

その年齢になってみなければ わからないことも多いと思います。私が義母だったら、きっと怖いです。

義母の話をもっとゆっくりと聞くようにしてみますね。

仕事の方も、今年はおかげさまで新たな引き合いをいくつかいただきました。異業種からの新鮮なご依頼に慌ただしくなりながらも楽しく過ごしております。

ささやかな毎日が有難く思います。

 

早いのですが、今年のブログはこれで最後にいたします。

休み中は時々になりますけれど、皆さまのブログへ伺わせてくださいね。

今年もあとひと月。

皆さまはどんな一年でしたか。

 

いつもご覧くださいましてありがとうございます。

年明けしばらくしましたら またお目にかかります。その時には、どうぞよろしくお願いいたします。

温かくしてお過ごしくださいね。

 

来年が輝く年になりますように。

感謝を込めて🌿

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f:id:snow36:20211116153921j:image「秋風 行きたい方へいけるところまで 山頭火句」(240×320m/m) 草木塔 

f:id:snow36:20211116153926j:image「空のふかさは落葉しづんでゐる水 山頭火句」(240×320m/m) 草木塔


f:id:snow36:20211117122847j:image「わがままきままな旅の雨にはぬれてゆく 山頭火句」(210×295m/m) 草木塔


f:id:snow36:20211117122849j:image「山里はひたすら柿の赤くて 山頭火句」(240×320m/m) 草木塔 種田山頭火 句  村上翔雲 書

秋明菊。買ってみた花の木など

こんにちは。

こちらでもバイパスの街路樹の紅葉が進んで、秋らしく感じられるようになってきました。

お元気でいらっしゃいますか。

 

秋明菊は 秋の日差しの中で今年も懐かしい花を咲かせています。f:id:snow36:20211027181827j:image

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🌰🍂

知り合いの方から 大粒の丹波栗をいただき、栗ごはんや茹で栗にしました。ほっくりと甘くて お米と炊くとごはんまでもっちりとして本当に美味しいです。残りの栗は冷凍にして少しずついただきます☺️

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義妹からも 丹波栗の焼き栗をもらいました。お店で焼きたてのものを買って来てくれたそうです。f:id:snow36:20211030200637j:imageマロンショーは、こんな感じでしょうか。まだ温かい香ばしい香りと濃い栗の味を楽しませてもらいました。
自分で料理した写真は、よほど余裕がなかったものか、撮り忘れたことを食べた後に気づく始末です。

 

「今年は少なくてすまんのう😊」と、黒豆の枝を小山のような量でくださるおじさんもいて(連れ合いの幼馴染みです)、

鞘を切り取り、給食センターの鍋ほどの大きさのプラスチック桶で繰り返し豆を洗い終わるまでに午前中かかりました。

新鮮な丹波の黒豆の茹で枝豆を冷凍して いつでも楽しめるのなら、少々の筋肉痛などなんのその。

気分もすっきりしました。普段体を動かすことのなんと少ないことか。

f:id:snow36:20211030201217j:imageガス台がふさがったのを言い訳に、晩ご飯が冷凍の牛丼になってしまいましたが、こんな行事も年に数えるほどのこと。楽しい時間でした✨✨✨ たけのこを茹でるのに使うお鍋2つでも まだ足りなかったので、2回に分けて茹でました。ジップロックL4つとM2つになりました。みんなに配って喜んでもらいました。おじさん いつもありがとう💕

 

ブログを始めた頃からおつきあいいただいているブロガーさんが育てていらっしゃる沈丁花に憧れて、50cmほどの苗を取り寄せて植えてみました。

山の中の夜は早く、とっぷりと暮れた暗闇の中、ふたりがかりで穴を掘って(怪しいことこの上なしですが)  固形肥料を置いた上に土を入れ、水を入れ、目の荒い麻布で根をくるまれた木を植え付けました。

麻布と麻紐は自然に無くなるから、根を守るためにもそのまま植えるのですね。添付の説明書を読んで知りました。

f:id:snow36:20211030142640j:imageまわりがごちゃごちゃとした写真になりまして。

 

下の写真は以前ブログに書きました水仙のお寺で見かけた沈丁花です。

f:id:snow36:20211029095738j:image謐かな華があり、空気に溶け込んでいくような香りが印象的でした。
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春に 我が家の花が咲くには だいぶかかりますね。私たちでは、ここまで見事には到底できないでしょうけれど 大事に育てますね🌿

 

先日伺った 久美浜安野光雅さんの美術館で買った「片想い百人一首」を読んでみました。

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百人一首に心を寄せた 機知に富む本歌取り。晩秋の林を描かれた表紙の水彩画や題字に 趣き深さを感じます。

本歌である百人一首各首の解説や 歌の並びの関連性についての考察、編纂者 藤原定家のお話、古今和歌集漢詩などの古典や近代文学のご解説も分かりやすく、

更には 海外でのさまざまな逸話や、作家や写真家、料理研究家など幅広い交友関係が垣間見える 引き出しの多さに惹き込まれてしまいました。

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街道をゆく」の取材で行かれた台湾の道を走る車の中で、眠り眼鏡をかけて眠っておられた安野さんに向かって、

司馬遼太郎さんが何の悪気もなく「『紅の豚』みたいやな 」と言われた後、安野さんはそんなに気にされていないのに、「いい豚だ。君も映画を観てごらん」と取りなすようにおっしゃったという クスッとするようなお二人の仲の良さが偲ばれるお話もありました。

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更に、19歳で兵隊に取られた時のお話、死生観、無宗教だから葬式はいらないなど、優しい絵からは窺い知れないお話が次々と。

f:id:snow36:20211029143149j:image絵の写真は「森の中の家 安野光雅館」のパンフレットの「コブシ」と、絵葉書「阿修羅像」の作品です。

上皇后陛下 美智子さまの御歌集「瀬音」についてのお話は、興味深くてとても勉強になりました。

昨年亡くなられた安野光雅さんの94年間の人生のうちのほんの一部を拝見した思いになりました。

 

 

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我が家は町から離れた山の中ですが、町の中心近くには 昔ながらの商店がいくつかあり、お茶屋さんで義父のお線香に使う風炉の灰を求める折などに その辺りを歩いてみます。

f:id:snow36:20211029101527j:image先日立ち寄った 地元の特産を置く建物の外に育っていた綿の実。

夏に咲く綿のお花もきれいですね。綿の畑が広がる里ではないのですが、

秋にできる綿の実は、この町のちょっとしたアイコンなのかもしれません。
f:id:snow36:20211029101529j:image路地は至るところに。

日没後には鹿の鳴き声が聞こえてくるようになりました。星がきれいに見えます。

お身体大事になさってくださいね。

 

とりとめのない話になりまして。

今日もご覧くださいましてありがとうございました。f:id:snow36:20211029143614j:image

 

’21 10月「名筆研究会展」より

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「ひとつしかない私たちの星を守りたい

   朝陽が水平線から光の矢を放ち二人を包んでゆくの

 瑠璃色の地球

 瑠璃色の地球 松本隆 詞」 志水真智子先生 書

 


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「雲はわき光あふれて

 天高く純白の球 きょうぞ飛ぶ

 若人よ いざ

 まなじりは歓呼にこたえ いさぎよし

 ほほえむ希望

 ああ栄冠は君に輝く  加賀大介の詞」林篤風先生 書

小柄なお身体から、生命の力が溢れる書。

夏に 林先生の突然のご逝去を知りました。思い出されるのは にこにこと微笑んでお話しくださる温かなお顔ばかりです。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 その節には、先生のお嬢さまから優しいお電話をいただきましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。

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