野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

微かに雪をいただく山で松葉を買ったこと

こんにちは。f:id:snow36:20190112133654j:image

内陸部を車で走っていると、少し冬らしくなってきたことを感じました。

 

❄️

大阪市立美術館へ 行ったのは 年明けのことなので 古いお話で恐縮ですが、

その時に 美術館と同じ天王寺公園の敷地にある 慶沢園(けいたくえん)へ寄ってみました。池の回りを 美しい樹木が巡らせてある 日本庭園です。


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慶沢園は、大正時代に 住友家から大阪市へ寄贈された茶臼山本邸の庭園とのことです。

冬枯れの 寂の時期でしょうか。

歩く人もまばらでした。

時折 日が翳ると コートを着ていても、乾いた寒さが足元から上がって来ます。

 

冷たそうな浅い池に 真鯉が泳いでいました。


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この時は 晴れたり曇ったりしていて、日が射し始めると 静かな水面に逆さまの景色がくっきりと写っていました。右手に 茶室「長生庵」が池に掛かるように 建っていました。


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後ろから見た美術館が 写っています。美術館は どちらから見ても とても美しい建物でした。


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あべのハルカスが 大きく見えています。大阪の街中には、日本庭園は少ないそうです。

茶室「長生庵」は 印象として、茶室というよりは 広いあずまやのようでした。


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大きな窓からは、広い庭が望めました。真下の池には 水草の枯れたものがゆらゆらとして 少し濁っていました。


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この日は 6日でしたので、七草が 飾られていました。


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茶室の側の 蹲に ツワブキ。崩れかけた筧から水が落ちていました。

季節柄なのか、庭園の中は この蹲のように 少し寂れた感じでした。

それが 冬らしくて良いのかもしれません。

 

 

ここから 何の繋がりもなく、田舎のお話なのですが、

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北近畿豊岡自動車道沿いの道の駅から 眺めた山の様子です。少しだけ、雪を被っています。ここでは    岩津ねぎを買いました。大仁田ねぎに似ていて 焼いたり、鍋料理に入れたり火を入れると 甘くて特別な美味しさ。 この季節のお約束ものです。

 

更に走って下道に降り しばらくすると、 まだ日本海からは遠い場所ですが、日本海の幸である 松葉ガニ(ズワイガニ)のお店があります。

この季節に 一度は寄らせていただいています。

お店の方と話しながら、水槽の中のカニを選びます。こちらで 鍋料理をいただくこともできますが、

連れ合いは いつも その場で 茹でてもらい、お世話になっている方に持って行きます。   ついでに、私たち家族の分も買って茹でてもらいます。  

今年は 日本海が荒れる日が少なくて、新聞でも読みましたが 予定の量を昨年末にほぼ捕れてしまったとのことで、却って 少々高値になっているとのお話でした。

カニを美味しく茹で上げるためには、沸かし続けている お湯の中で  2、30分が必要なのだそうです。

人手が少なくなったのと、一日中お湯の温度を保ち続ける燃料費のために、 最近は 産地の海沿いの店でも その場で茹でる設備を備えていないことも多くなり、あらかじめ 一度にまとめて茹でてあるカニが並んでいることが多いのです。

 

薪ストーブの前で頬を火照らせ、コーヒーをいただきながら 茹で上がるのを待ちます。茹だったカニのいい匂いが 暖まった店の中に広がっていきます。

贅沢な時間。

 

 茹でたてを 急いで持って帰って 食べる愉しみは、我が家の この時期の外せない行事なのです。

 

店内には、他の海産物も置いてありました。大きな長い穴子がありました。凍っている、と思って見ていると ご主人が 解凍したものを炙って試食させてくれました。

味付けをしていない焼いただけの穴子

白身の魚の 肉厚の身は柔らかくて、大きいだけに少しグロテスクに見える皮は ぱりっと香ばしく 焼き上がり とても美味しかったので、こちらも買わせていただくことにしました。  


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家に帰って来て 早速ふたを取り、手に取ってみたりして 改めてカニを眺めます。

タグには、船の名前と 「浜坂産 松葉がに」と記されていました。

松葉ガニは 太い足の身がしっかり詰まっていて 旨味が強く、品の良い味わいがあります。甲羅の中のみそも濃くて たくさん入っていて食べ応えがあります。 

義母の分を 手早く捌きます。(何をしても どんくさい者なのですが、美味しくいただきたい一心でキッチンバサミでバキバキといきます。なるべく食べやすいように気をつけて)

1時間半ほど経っていましたが、まだ温かくて 豊かな海の滋味を 心ゆくまで味わいました。

お皿の大きさは 直径25cmぐらいです。
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梅のつぼみが 綻んで来ました。ひなたは ふんわり暖かいですね。

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ご覧いただきまして、ありがとうございます。




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  「帰居 しみじみ しづかな 机の塵」(240×320m/m) 種田山頭火 句          


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 「松はみな枝垂れて南無觀世音」(240×320m/m) 種田山頭火 句       村上翔雲 書

 

堂徳山の灯り

こんにちは。

一昨日、用事で 神戸に行きました。

用事を済ませると、辺りが暗くなっていました。

車で 新神戸トンネルの方向へ行くために、元町方向から フラワーロードへ左折すると、ビルの間から 山が見えます。

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こちらの写真は 神戸市のホームページから お借りしました。

 

先日、happy-ok3さんの1月11日付のブログ(happy-ok3.com.)を拝見して 堂徳山の 「KOBE」の電飾の下に「1.17」の数字が 17日まで点灯されていることを教えていただきました。

自分の目で見る電飾の文字は、想像よりも大きく くっきりとしていました。

happy-ok3さんは、日本中の被災地域の現在の状況を 毎日きめ細かく報告されています。誠実で 温かなお話からは、 災害には 終わりはないけれど、思い遣りを持って人と人が助け合う大切さを忘れてはいけないという メッセージが響いてきます。

 

私は 被災はしていないのです。そんな私が どんなお話をしてよいのか 恐縮なのですが…。

 

阪神淡路大震災の時には、私は 息子を神戸のこども病院で診てもらうために 実家におりました。

地震の後、実家は 水道が使えましたし、電気も間もなくつくようになったので、父や妹と一緒にタンスや冷蔵庫を起こして、食器やガラスなどが散乱した部屋を片付けました。

大きな地震にもかかわらず、その日に新聞が配達された事に驚きながら 読みました。

公衆電話に並んで ようやく連れ合いに連絡を取りました。

 

ブルーシートの目立つ屋根。崩れたブロック塀。  道沿いの階段の上から 噴き出している水。

地震後間もなく 停電で信号が止まっており、急いで走る車ばかりで殺伐とした道路には 大きな穴が開いていました。

そうは言っても、被害の少ない地域でした。

数日後 連れ合いが迎えに来て、余震が続く実家を離れて 田舎の自宅に戻りました。

父母と妹を残して逃げるようで、申し訳なく思いましたが、こども病院も被害を受けていましたし、家族も なるべく早く子どもを病院へ連れて行った方が良いからと言ってくれました。

 

実家から自宅に戻る途中、混みあった道路を のろのろ進む車の中では ラジオが 休みなく被災地の 大勢の人々の伝言を伝え続けていました。「△△町の ○○さんは、今△△中学校に避難しています。」知らない方ですが、助かって避難されておられると聞くと ほっとしました。

みんなが 被災地を案じ続けている、そんな気持ちになる状況でした。

この後、毎日 辛くて厳しい情報が 新聞やテレビの報道で伝えられました。  

 

田舎の自宅では、普通の日常が続いていました。

電話が通じるようになり、友人や 親戚 と安否を確認しあいました。

何年も前に 中国語を教えてくださっていた 中国の方々は 被害の多かった地域の神戸大学に通われていたので、大変心配になりました。 後になって、大阪など近隣の市へ避難されたと聞きました。

 

被災地の交通は 止まっていましたので、

例えば 大阪に勤め先のある神戸の人々は まず大阪とは反対の西に向かって加古川駅へ行き、

そこから 単線の加古川線で、終点の谷川駅まで 約50kmの距離を1時間以上揺られてたどり着き、

福知山線に乗り換えて 大阪へ向かうという方法で 片道3時間以上をかけて 兵庫県を小さく ぐるっと回って通勤されていました。   

とても不自由をされたことでしょう。JRも連結を増やして増便したり(加古川線は、普段は1両編成で走っているそうです) 乗り換えをしないように便宜を図ったりと 工夫をされていたそうです。

それ以外の手段もなく 多分 今でもかなり確かな方法なのではと思います。

 

happy-ok3さんのブログを拝見して、被災された方の 長く続いているご苦労を思います。災害は どこでも起こることだからこそ、他人事にしてはいけない。  

わかっているつもりになっていては、いけない。

何かあった時に、自分は どう動けるのか、耐えられるのか。

 

 

田舎に戻って、京都の病院で診ていただいた小さな息子は 24歳になりました。干支が2巡したのですね。


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ご覧いただきまして、ありがとうございます。

 


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 「一日の労苦は一日にて足れり」マタイ伝 (300×210m/m) 聖句           村上翔雲 書

 



 

大理石の墓標

こんにちは。

日曜日に 大阪市立美術館へ行って来ました。

ルーブル美術館展」1月14日まで とのことです。

 

大阪市立美術館は、天王寺にあります。

 

美術館は、美しい建物です。f:id:snow36:20190108133010j:image

振り返ると、通天閣が臨めます。f:id:snow36:20190108133030j:image

(晴れたり、曇ったりと 忙しい日でした。でも、ちょっと時間差がありました。通天閣ごめんなさいね)

 

この度は、肖像画や 人の彫像に 特化した展覧会でした。

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日曜日の お昼過ぎで、来週末には会期が終わるために かなりの混みようでした。


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古代のエジプトの美しい女性の木のマスクから 展示が始まります。

メソポタミアギリシャなどから出土した石像などが 順を追って展示されています。

 王と王妃の間に、王子でしょうか。小さい人が座っています。大人と同じバランスの像でした。 王子なので小さく表現されているそうでした。

石の彫像が いくつも立っています。拙い感想になりますが、

印象に残った大理石の作品について 書かせてくださいね。。

 

子どものヘラクレスが いかにも強そうな表情で、その横に やはり子どものエロスが いたずら好きな顔で 並んでいました。

 

狩りの女神、ディアナが 小柄な猟犬を従えて 背中の矢筒から 矢を取り出そうとする姿。

主人である女神を仰ぐ犬の しなやかな体つき、筋肉の動きや 肋骨の一本一本の起伏まで表現してあります。

ディアナの 滑らかで弾力のある若い二の腕。  意志の強い 美しい顔。

 

時代が下って、中世の 彫像は、

戴冠式ナポレオン1世の衣装の 波打つ襞、

柔らかな毛皮の表現。布の刺繍の細かいこと。

ヒールが高くて、飾り付きのかわいい靴。

頭を包む月桂樹。小さくて 特徴のある顔。

大理石の白が、いろんな素材や華やかな色を物語ります。

 

額が広いヴォルテールが 椅子に掛けた像や、

マリー・アントワネットの 胸像もありました。こちらは セーブル焼きです。やや驕慢な感じになっていましたが、時代が進むのに従って 像は生き生きとした表情を与えられているようでした。

素材として 大理石の他には、セーブル焼きなどの窯のものや、テラコッタもあり、石として アラバスターも ひとつ見受けられました。

 

これは 書くか どうか 迷ったのですが、

彫像は、人の姿を留めるためのものであるのであれば、

人の姿の墓標も フロアを作って「近代の葬礼肖像」として展示されていました。

そのフロアを入ってすぐに、身分の高い女性の像がありました。

この像の顔は、柔らかく微笑んでいましたが、生きていた頃の様子ではなく 亡くなった人の 目を閉じたお顔でした。

鑑賞している人々が 皆 説明のプレートを見ています。

顔も からだも 痩せていました。亡くなった後の しばらく日が経った姿でした。

私の不味い表現故の ご不快をお詫びします。

それでも、大理石が白くて、怖さは感じませんでした。むしろ、清らかで美しい そんな墓標なのでした。

日本にも このような状態を描いた絵があったかと思います。     

 

 

彫像が とても多かったのですが、

絵画は、15世紀のフランスの画家が描いたとされる テンペラの「パンジーの婦人」という素朴な絵がとても印象に残りました。宗教画のような女性の静かな面差し、沈んだ銅色の背景と 額の縁には 小さなパンジーが いくつも描かれていました。  絵葉書にも見当たらなかった 慎ましい小さな絵でした。   心の中に そっと収めておきます。

 

ベラスケスの「スペイン王マリアナ・デ・アウストリアの肖像」

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その場が輝くような華やかさでした。

 


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エリザベート・ル・ブラン「スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像」34歳の若さの未亡人とのことで かわいらしい微笑みにうっとりでした。   (絵葉書を使わせていただきました。)


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8枚の肖像の真ん中から 顔を出して記念撮影する趣向で、とても賑わっていました。


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2月に こちらの大阪市立美術館で、東京とは 内容が一部異なる フェルメール展が予定されていますので、この度は 絵の中の光の使われ方に たいへん興味を持って観ました。

 

美術館へ行くと 年末年始の慌ただしく過ごした疲れが 飛んで行くようでした。  どんなに混雑していても、心が羽を伸ばしているのがわかります。

例え、何の知識も無い私でも、受け入れてもらえる幸せに浸れました。本当に 感謝。




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   (ダイコンソウ。年末から咲いています。寒くなって そろそろ終わりですね。)

 

また、長くなってしまいました。

お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 


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  「一粒の麦 地に落ちて死なずば 唯一つにて在らん。もし死なば 多くの果を結ぶべし」ヨハネ伝 (150×200m/m)       村上翔雲 書

コウノトリ


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明けましておめでとうございます。

今年も どうぞよろしくお願いいたします。

穏やかなお天気が嬉しいお正月でした。

 

晴れた夜に 洗濯物を 干しにベランダへ行きます。家族が 帰って来て洗濯物が 増えるからなのです。

きり と冷えた空を仰ぎます。目が慣れてくると、豊かに広がる星空が 見えて来ます。

植物の呼吸が 聞こえてきそうな 静まりの中、指先が動かなくなるほど 寒いけれど、ふくふくと温かな気持ち。

この気持ちに 会いたくて、深夜のベランダに出てみたくなります。

田舎だから できることかもしれません。




少し別のお話を させてくださいね。

我が家から車でしばらく走ったところにある 溜め池で いろんな鳥が休んでいるのを 年末に連れ合いが 見かけました。


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遠目で 見づらいのですが、翼を広げている方は シラサギでしょうか。

きれいだな とは思いましたが、物語のように美しいシラサギのブログを拝見して 心から感動したすぐ後のことでしたので、つい あっさりと流してしまいました。

それでも 連れ合いは 意に介さず、他の鳥も よく見るように言います。

シラサギが羽ばたく横に立っている 嘴と風切り羽根が黒い鳥は コウノトリのように見えると言うのです。

コウノトリ特別天然記念物の でしょうか。

確かに、この辺りでも 見たという話を聞いたことはあります。

コウノトリの成鳥は、羽根を広げると2mはあるので きっと もっと大きいから、これは まだ若いのかもしれないと重ねるように申します。

それでも、他の水鳥より かなり大きく見えたそうです。

左と右の奥の小さく見えている鳥は 羽根の色が灰色だったので、ゴイサギでは、と言っていました。

 

コウノトリは、さまざまな経緯を経て、兵庫県 但馬の豊岡市に「コウノトリの郷公園」が作られ、コウノトリなどが住む環境を再現したビオトープが作られています。

そちらで コウノトリを見たことが あります。


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見たことがあると言いながら、はっきり写った写真が 見当たりません。Wikipediaから お借りしました。

近寄り難さを感じる 赤く縁取られた 目元。

その佇まいに 気品すら覚えます。

一度 日本で全滅してしまいましたが、 再び育てて 成鳥になったものを放しておられるそうです。

それで、時々 離れた場所でコウノトリを見かけたという話を聞きます。

コウノトリは、体が大きいので 大きな巣を作ります。

人工の巣塔が作られていない時は、習性として 電柱の上など高いところで 営巣してしまったりするのですが、危険なので取り壊されるそうです。

 

魚や両生類、昆虫といった餌を捕るコウノトリのために 無農薬の田を作るなど、豊岡市内や近辺の農家の方のご苦労もあって、最近は 200羽を超える数が育っているということです。

 

 

🌙

ニューイヤー駅伝箱根駅伝は、ご覧になられますか。

お正月は家で過ごすために、駅伝は 私にとって ささやかな(いえ、かなり大きな)楽しみなのです。できれば、家族のだれの心配もしないで ゆっくりとテレビで観戦したいものですが、何しろ長い競技ですものね。

ほとんど 見られないで 終わってしまった年が何回もあったことを思えば、切れ切れでも楽しめる今は幸せ。

友人に会いに行った息子は  大手町のスタートを見届けた後、4日の仕事始めに合わせて 新幹線で帰って来ました。長距離選手は 走るために 体は引き締まって、とてもほっそりと見えたそうです。

 

寒さも本番になってきましたね。

どうぞ 皆さま お体大切になさってくださいね。 素敵な一年になりますように。


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(蜘蛛も 日向ぼっこしていました)

 

ご覧くださいまして、ありがとうございます。

 


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  「一りん 咲けば 又 一輪の お正月」(240×320m/m) 種田山頭火 句        村上翔雲 書

   

娘 旅をする

こんにちは。

娘が 写真を送ってきました。


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ベトナムに行っております。

「ココナッツミルクとバナナ」 と言っておりました。

マンゴーや パイナップル、マンゴスチン、スイカなど 南の果物が とても美味しいと言います。

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夜の食事に ハノイの屋台の並ぶところを 歩いているそうです。 今の時期は そんなに暑くはなく、

ハノイで落ち合った友人に 上着を貸してあげたそうです。

ところが、この日は AFFスズキカップで 10年ぶりにベトナムが優勝したとのことで、

店主も何かを打ち鳴らして 盛り上がりたいので 商店は次々と閉められて(娘はそう申しますが、多分 店を壊されると困るから という理由もあったのではないでしょうか…) 、

大量のバイクがホーンを鳴らして走り回り、あちこちで 鍋蓋など音の鳴るものなら なんでも叩かれ始め、街は騒がしさが増していったとのことでした。

着いた時に 優しい人が多いという印象を持ったベトナムですが、この時は 危ないと思って 騒ぎになる前に ホテルに戻ったそうです。

 

後で聞いた この話は かなり心配になりました。それでも、写真が 毎晩 送られてきて

元気なことが確認できました。

街中は バイクが多く 道路を席巻しており、排気ガスのためか 喉が イガイガすると言っておりました。


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サイゴンビールと、ハノイビールのおともは 山盛りの空芯菜。プラスチックの小さいボールのようなもので飲んでいます。


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お鍋は  ミント、パクチー、レタス、空芯菜など、たくさん入っていて、優しいお味だったそうです。

 

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バーベキューです。左下の 緑のお皿には、「ライム塩」。魚介類や お肉に よく合うそうで 買って帰るほど気に入ったそうです。

美味しかったー。などと申しておりました。

普段から 娘たちが食事に行く店は 気取らないお料理を出してくれるところばかりです。

思えば、小さい頃から 私の想像を超える うらやましいほど自由な者なのでした。

 

冒険をまったくしない私なども、朝に その日の予定を決めるような旅行をしたことが何度かあります。

乗り心地のよくない電車に12時間ほど乗らないと行けない場所へ行ってみたり、

香港から台湾へ行こうと 船に乗ったら 外海なので すごく揺れて、降りた後も 2、3日地面が上下していたこともありました。

若気の至りですね。(素敵な出会いや 絶景に感動したりと もっとお話することがある筈なのに、なんで出てくるのはこんなエピソードなのでしょう。)

 

それでも、自由になる気分が たまりません。

海外では 日本の常識は通用しないとよく聞きますが、十分気をつけて、今でこそできる貴重な経験をしてほしいと思うのです。

今は、今しかなく 次はないのかもしれません。

親としては、この時を大切にしてもらいたいと、心から思います。

 

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娘から 送られてきた写真に 世界遺産ハロン湾 もありました。

巨大な岩の下を抜けて、カヤックでしょうか。小さな舟が進んで行く 魅力的な眺めです。

やはり 自分の目で見たことを 書いてみたいものですね。

 

クリスマスに 因んだお話を書いてみようと 思っていたのですが、熱を持った混沌の街の様子を聞いたら そちらを書いてしまいました。

クリスマス寒波が 来るようですね。ひどくならなければ いいのですが。

 


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  「我なんぢと偕(とも)にあり」聖書 使徒行伝 (320×240m/m)   

 


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  「野宿 わが手わが足 われにあたたかく寝る」(240×320m/m)    種田山頭火 句    村上翔雲 書

  

ご覧いただきまして ありがとうございます。

 

初冬の空の下

こんにちは。

風が冷たくなりましたね。外に出ると陽の当たるところを選んで歩いてしまいます。f:id:snow36:20181212233255j:image

紅葉を楽しんだのは、束の間。 辺りも 細い枝だけが目立ち始めました。

時折、鋭い鳥の鳴き声が 聞こえてきます。空が高く感じられます。


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こちらは、白い楕円形の花が しっとりと美しい柏葉あじさいの木でした。

まだ葉は残っており、目を惹く豊かな色づきです。


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朝の雨の雫が 咲き始めの水仙の花を くるんでいます。


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我が家の シクラメン、義母の花からかなり遅れて ようやく つぼみをのぞかせています。

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クリスマスローズも 新しい葉と一緒に、大きめの つぼみがひとつ 頭をもたげてきました。 久しぶり、元気にしていたね。

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キンモクセイの木陰に ひっそりと寄り集まって うつむき加減に咲く花。これからのお楽しみです。

 

今年も いろんなことがありました。

私にとって 今年の出来事のひとつは、

父の作品を 全ては遺すことはできません。 それなら、せめて父をご存じない方に 少しでも見ていただきたい。そう思って、ブログを始めたことでした。

いつの間にか、「日々の雑感をほんの少し」どころか 私の好きなことばかりの内容になっていきました。

書くのは私なので それもいいのかもしれません。決めたことを変えるのは 得意ではないのですが、こんな風に変わっていくこともあると思うようになりました。

ブログを書きだして初めて、自分が どんな植物が好きかとか、案外 美術も好きかもしれないということに気付きました。今まで 随分 適当に過ごしてきたことです。

ブログを通して、皆さまと交流をさせていただけるようになったことは 思いがけない嬉しさを連れて来てくれました。

世界が広がると考え方も前向きに変わるのだなと 日々実感しています。とても幸せに思います。

そんな私のブログをご覧くださる皆さまに 心から感謝いたします。

いつも ありがとうございます。

 

まだ 今年は半月ほどありますが、更新が相変わらず のんきですので、思い立った時に 皆さまにお礼を申し上げたかったのです。

 

天気予報では、今日も真冬の寒さということでしたね。どうぞ お体を大事になさってくださいね。

 


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  「今日一生」(700×250m/m)  村上翔雲 書

     再掲

姫路に鯉を見に行く

こんにちは。

連れ合いが ブログに載せてくれと 時々申します。

連れ合いの話題には、ちょっと悩むことがあります。

もりあおがえるの卵は珍しいが、親は 珍しくないと言ってみたり、いきなり庭のあじさいを引き抜いたりと 思い出すだけでも かなり自由な内容です。

そんな連れ合いが 今度は この話を出してくれと申します。

 

今回は 錦鯉のお話に お付き合いください。

 

姫路城のそばの 大手前公園で 先週の日曜日に 錦鯉の品評会がありました。

以前見に行ったことはあるのですが、この度は 連れ合いの鯉を品評会に出してもらうことになりました。

それほどの鯉ではないのです。手に入れた当初は 25cmほどの小さな魚で 体が少し曲がっており 3000円で手に入れたものです。

それを厚かましくも 買った養鯉場にお預けして何年か育ててもらいました。

立派な鯉なら 預けることは よくある話ですが、規格外で はねられた鯉なのでした。

もしかしたら、この度の品評会でも 評価の対象外で 展示すらされていないかもしれません。

 

 


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会場の大手前公園は 姫路城から道を挟んで南側にあります。付近一帯の街は、中堀の中にあるので、一般道路が とても広々として 優雅な眺めです。

 

公園の中では、品評会の結果を貼り付けた丸くて青い水槽が いくつも置いてありました。   賑わっています。

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近畿大会なので、これでも少ないようです。

 

順位が高い鯉は、本部のテント近くに置いてありました。


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90cmの 鯉だそうです。「優勝」の札が掛けられていました。

90cmクラスであれば、10kg以上はあるかもしれません。大きな透明のポリ袋に 水と酸素を入れられて一尾ずつ連れて来られたようです。こんな立派な鯉は 普段どのような池で泳いでいるのかにも興味が湧きます。

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錦鯉はお好きでしょうか?

池の中で何匹もの鯉が泳ぐ姿は 華やかですね。縄張り争いをしない穏やかな魚なのです。

白く輝く体で 頭の真ん中に赤丸が 一つ  てん、 と付いた 「丹頂」が 可愛らしいと 女性にも人気だそうです。。

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(こちらは、品評会とは関係のないものです。「丹頂」の ご参考までに。)

私は どちらかと言うと、しゅっとした真鯉が 黒々とした体を光らせて泳いでいる様が いいかなと思います。 

川で泳ぐ真鯉も、たくさん生まれてきた中から ほんの僅かのものが審美に値する錦鯉も 同じ魚です。

 

 

サイズ毎、模様毎に 評価されているので、「優勝」の札が目立ちます。

我が家の鯉は 白地に黄みがかった赤い模様の「紅白」。65cmのクラスと聞いたので、展示されている鯉の美しさに感嘆しながら 次々と そのクラスの水槽を覗き込みますが、見つかりません。

いろんな柄を見るうちに、我が家の鯉の柄がどんな風だったのか分からなくなりました。

 

「これかもしれない。」連れ合いも 自分の鯉ながら、曖昧になってきたようです。f:id:snow36:20181206132522j:image

その鯉のいる水槽には、「優勝次席」と書かれた札が掛けられていました。  次席、とは なんでしょうか。

優勝の次は、準優勝 しか知りませんでした。どの辺りに 次席が入るのか わかりませんでしたが、評価はいただいたということで 驚きもあり、ありがたいことだと思いました。

案外  体はまっすぐに育っています。まるまるとして 元気そうでよかった。

取り立ててどうと言うことのない 我が家の鯉の自慢話になってしまいました。

 

品評会のお話の最後に、「農林水産大臣賞」で「総合優勝」の鯉を ご覧下さい。f:id:snow36:20181208165404j:image

自然の美しい緋模様が くっきりと体全体を優雅に包んでいます。大きいので、その動きは ゆったりと品があります。雄は ほっそりとしていますが、大きく太っている雌が 高く評価されるとのことです。

 

それほど知識もないのに、生意気にも錦鯉を語ってしまい 失礼いたしました。

 


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この日は、せっかく田舎から出て来たので、公開前から ずっと観たかった「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行きました。(朝一番の回に間に合うように 日の出と共に 出て来たのでした…。)



もう ご覧になりましたか?

 

綺羅星のような アーティストが輩出した頃でしたね。激しく凌ぎを削る世界。

いつの時代も そして どの世界でも 受け取る側は より魅力のあるものを求めますが、創り出す方の苦しみは 想像を超えるものがあったことと思います。

フレディが、「family」と言葉にする度に とても切ない気持ちになりました。

家族や 友人のことが 改めてかけがえなく思える映画でした。

 


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  「美は永劫の象徴」(200×300m/m)旅人かえらず(39 ・最終行より) 西脇順三郎 詩                             村上翔雲 書

 

暑いぐらいの週明けには、雷が鳴ったり 雨もたくさん降りましたが、とても寒くなってきましたね。

どうぞ体調を崩されませんように。

ご覧いただきましてありがとうございます。