野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

静かな谷

こんにちは。小寒ですね。

お正月は お天気に恵まれましたが、その後の強い低気圧は 風がひどかったですね。お元気でいらっしゃいますか。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


f:id:snow36:20200109185807j:image


f:id:snow36:20200109185827j:image

我が家でも ようやくクリスマスローズの蕾が見られるようになりました。

 

 

🌿

今日お話させていただく「無鹿(むじか)リゾート」さんは、兵庫県丹波市春日町ジビエ料理のレストランです。

低い山に囲まれた谷には、バスが走るバイパスが通り、辺りは小学校や集落が点在するところです。

私どもの出かける先は、電車だけでは 行けないところが多いのかもしれません。


f:id:snow36:20200108141423j:image

「無鹿リゾート」さんへは 昨年末に行って参りました。

以前は 丹波市柏原町で営業されておられると聞いていました。移転されたこの場所は、穏やかな谷にあります。

「無鹿」の由来は ドイツ語の「音楽・Musik ムジーク」なのだそうです。

 

かなり昔に 別のお店で鹿肉をいただいたことはありますが、野趣に溢れた料理という印象でした。



f:id:snow36:20200108141629j:image

奥まったところに入り口のある 茅葺きの古民家を改装されたお店は、落ち着きがあります。入ると 肉の焼けるいい薫りが漂ってきました。

 

ランチメニューから、ちょうどシーズンでお勧めの 鹿の腿肉の芯玉のステーキをいただいてみました。

前菜は 9種類が目の前に並ぶ楽しいものでした。

f:id:snow36:20200109165640j:image


f:id:snow36:20191227232324j:image

人参のごま和えは 「すじ肉のトマト煮」へ、ごぼうのサラダは 「もも肉のスライス」へ、かぼちゃのシナモン風は 「レバームース」になっていました。

何をあわてていたのか、目がくらくらするような見づらい写真でごめんなさいね。

 

メインの腿の芯玉ステーキは わずかに取れる柔らかな部位とのことで、鹿肉の特徴のある暗赤色は 鉄分の多さからなのだそうです。f:id:snow36:20191226091940j:image


f:id:snow36:20200109013635j:image

鹿肉は、こんな風に料理されるのですね。お皿から お店に入った時の いい匂いがしてきます。

しっとりとした身は、地鶏の胸肉のたたきを思わせる食感です。筋肉を感じて軟弱ではないけれど柔らかい。

 

癖のない素直なお味は、肉なのに 私の知る鶏でもなく、豚でも牛でもなく、食べたことのないものでした。意外に思うほど あっさりとしていました。

マスタードソースも美味しいですが、 両横に少しずつ添えられたフランス産の塩で 一口毎に広がる滋味を味わうのも 本当に楽しい。

食べ終えてしまうことが惜しいような美味しさでした。

お皿の奥の骨付きは、あばら肉の竜田揚げとのことで、芳ばしくて 身離れもよく旨味たっぷりです。

竜田揚げの右横の楕円形のお料理は、タンのハム仕立て。

地元のいろんな野菜が 様々な調理をされて付け合わせになっていました。

f:id:snow36:20200109013059j:image
食後は、丹波産のトゥルシーのハーブティー(りんごのようなほんのりとした甘さ)と、パンナコッタ、月餅、カヌレを。どれも美味しくいただきました。

 

11月の末に 地元のサンテレビの「ひょうご発信!」という番組で「無鹿リゾート」の鴻谷(こうたに)さんに、井戸知事が聞き手になってお話を聞いておられました。

私たちは お店を予約をした後でしたので、興味深く拝見しました。

先にも書きましたが、「無鹿(むじか)」というお店の名前は、長野県に住んでおられる C・W・ニコルさんに会いに行かれた時に、母国で鹿肉を食べる習慣があるニコルさんから ドイツ語の「音楽・Musik(ムジーク)」に因んだ名前「無鹿」はどうかとすすめられたからとのことでした。

元々は 日本料理を作っておられた オーナーの鴻谷さんは、 鹿肉料理を作ってみるようにすすめられ、1年間 毎日鹿肉を料理して食べてみて、美味しい調理法の試作を繰り返されたそうです。

硬い筋膜に包まれた肉は 美味しいけれど、食べづらい。 高野豆腐を煮るように柔らかく料理する方法を考えられたそうです。

鹿肉の各部位の良さを引き出す細やかな工夫をされていることが随所に見られます。

牛と異なり、からだの小さな鹿は 一頭一頭大きさも違うので、切り方や厚みを考えて、どの料理をすればよいか、

捨てる部分を少なくして無駄なく食べられるにはどうすればよいか工夫されたそうです。

例えば、鹿鍋は「しかくいなべ」。四角の形をしたお鍋と 鹿食いを掛けた名前だそうです。鹿肉は煮込むと 硬くなるので、薄切りをさっとしゃぶしゃぶでいただくお鍋とのことでした。

🌿🌿

鴻谷さんは また、地元の 氷上高校で非常勤講師として 経営学を教えておられるそうです。

学校を卒業して、消費者の立場しか知らないままで働きだすと、やらされているという気持ちで なんとなく働いてしまう。 経営者としての目線を持って働くことにより、積極的に仕事をする楽しさを感じてもらいたいと考えていらっしゃるそうです。

美味しい鹿肉料理は、その日の晩ごはんが要らなく思うほど 腹持ちのよいものでした。

 

🌿🌿🌿

久しぶりに、うさぎ薬草さんの ハーブティーをお願いしました。

リンゴうさぎが教えてくれた大切なこと - うさぎ薬草 another garden

オーナーの高橋克弥さんのブログを拝見していたら、「りんごうさぎ」のハーブティーがとても気になりました。りんごをうさぎに切ったものを添えた愛らしいお写真でした。

以前お願いしたフルオーダーティーと一緒にお願いしましたら、すぐに送ってくださいました。

f:id:snow36:20200108143207j:image

こちらは、フルオーダーティーハマナスの青みがかった赤い蕾がかわいらしくて、帰省していた娘に淹れてみると、とても美味しいと喜んでいました。

f:id:snow36:20200109172213j:image

「りんごうさぎ」と「フルオーダーティー」をストレートで。


f:id:snow36:20200109163312j:image

「りんごうさぎ」は ジャーマンカモミール、レモンピール、ジンジャー。

 

パッケージを開けた時の 立ち上る香り。ジンジャーを添えたほんのり甘いカモミール。白い花々を思い浮かべます。

「りんごうさぎは、ミルクティーも美味しいです」とレシピも添えてくださっていて、すぐに淹れてみました。

f:id:snow36:20200109163340j:image

 

なんて 豊かなひと休み。りんごを思うカモミールの優しい香りが、温めて甘さを感じる牛乳に馴染みます。爽やかさは、レモンピールが入っているからでしょうか。生姜が入っているのも落ち着きのある まろやかなお味です。

ハーブのミルクティーの香りを心ゆくまで楽しませていただきました。冷たかった指先も気持ちもほっこり温かくなりました。

克弥さん いつもありがとうございます😊

 

🌿🌿🌿


被災地の報告~真備中生徒の防災新聞6 | happy-ok3の日記

 

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞7 | happy-ok3の日記

「災害が起こったら、その場にあった行動を」「必要なものをまとめて 非常食を持つこと」「避難するときは、スニーカーがおすすめ」

被災地は 他の人が知らない間も ずっと復興のために ご苦労が続いていることを忘れてはいけないのですね。

 

真備中学校の皆さん、happyさん  いつもありがとうございます。

 

***

たいした理由ではないのでお恥ずかしいのですが、長い休みが明けたブログを またしばらく休止させていただこうと思います。

理由のひとつは、これまで会計事務所さんにお願いしていた確定申告を自分でやってみようと思いました(私どもは小さな自営業なので、そんなに時間はかからないかもしれません。なにぶん 不慣れなことですので、回りの者が心配して たいそうなことになってしまっています…)。

更に、グループホームでお世話になっております義父が高齢になり、少し気掛かりになってきたこともあります。

義父のことは、これから心配も増えていくと思いますが、とりあえず確定申告の目処が立ちましたら また戻って参りますので、その時には どうぞよろしくお願いいたします。

その間 しばらく皆さまのブログへ伺うことができなくなりますことをお詫びします。勝手なことで申し訳ありません。

ブログを拝見するのは、とても楽しみにしていることですので、そのことが一番残念です。

今日も ご覧くださいまして、ありがとうございます。心から感謝いたします。

 


f:id:snow36:20200109164154j:image

「無尽蔵」村上翔雲 書

父からもらった額を 我が家の床の間に掛けております。

人の可能性は 限りなく湧きあがるものと考えたく思います。ひとりでは辛いことも 助け合うことで すべて佳い方へ向かいますように。

12月の空の下に

こんにちは。

日が落ちると とたんに寒くなりますね。お元気でいらっしゃいますか。


f:id:snow36:20191221190403j:image

秋明菊が 今もぽつりと咲いています。


f:id:snow36:20191221190510j:image

実家で増えていたゲンノショウコを持って帰ったもの。 あかくなっています。


f:id:snow36:20191221190549j:image

クリスマスローズの後に楽しませてくれたアケボノフウロもほんのりと。

 

🌿

前回 「ジュンサイかどうか」などと頼りないことを書いておりました 水辺の草は、「ウチワゼニクサ」ではないでしょうかとのご連絡をいただきました。

f:id:snow36:20191221173559j:image

調べてみましたら、縁取りのように繰り返し切れ込みの入った葉の形や生え方など 確かにそちらの方が正しいと思いました。ジュンサイは 別のところで育っているのでしょうね。適当なことでごめんなさいね。

寄せ植えの作り直し - ちっちゃい庭とおっきい空と。

ぴちゅぅささん 教えてくださってありがとうございました。ブログは新しい記事を書いていらっしゃいますが、こちらは冬の寄せ植えが ぴちゅぅささんらしくて とても愛らしくて好きな記事です。

 

🌿🌿

植野記念美術館へ 行って参りました。f:id:snow36:20191219000840j:image

山あいにある落ち着いた小さな美術館です。1年ほど前に、アルフォンス・ミュシャを観に行ったことがあります。

こちらの美術館は、企画展が魅力的で 毎回楽しみにしています。

この度は、ひろしま美術館所蔵の作品展「ひろしま美術館名品展」を観に行って来ました。


f:id:snow36:20191221190640j:image

早く行けばよかったのに、またのんびりしてしまいました。会期は22日までです。

広島銀行 創業100周年記念のひろしま美術館は41周年。「愛とやすらぎのために」のコレクション 50点が展示されていました。

 

***

始めの部屋は、「ロマン派から印象派・新印象派へ」。  この時間は 幸運にも展示室には誰もいませんでした。

マネの「ベルト・モリゾ」、ルノワールの「パリスの審判」など 14点が飾られている空間が独り占めです。好きなだけ観ていても、誰にも遠慮をしなくてもいいことなど初めてでした。

シニャックの「パリ、ポン=ヌフ」の前にソファがあったので、点描が少し大きめで美しい絵をゆっくり拝見させていただきました。

 

***

「フォービズム・キュビズムからエコール・ド・パリ」の部屋では、マティスの「ラ・フランス」と ピカソの「女の半身像」が並べてありました。ピカソの絵の女性は とてもデフォルメされているけれど、大きな眼、整った鼻、形のよい唇、どの女性も いつも間違いなく美しいひとですね。晩年のピカソにとって 大切な女性、黒い髪のジャクリーヌ。大画家の目指すところは 素直な子どもの描く絵のようにとのことでした。

 

この後「エコール・ド・パリからその先へ」レオナール・フジタユトリロ

更に この時代のフランスに影響を受けた日本の画家の「日本の近代洋画のあゆみ」と続きます。

黒田清輝、須田国太郎、梅原龍三郎荻須高徳小磯良平など 一流の画家の作品が飾られていました。

 

***

ミュージアムショップで ひろしま美術館が独自に作られた「ひろしま美術館コレクションライブラリー」という冊子が置いてありましたので、3冊買って帰りました。


f:id:snow36:20191221190752j:image

ひろしま美術館で収蔵されている画家の作品について、いろんな方向から丁寧に解説されています。

 

フォービズム、マティスの「ラ・フランス」(左の冊子) 毅然とした表情の女性が椅子に掛けている絵は、第二次世界大戦でフランスがドイツに宣戦布告をした年に描かれたもの。

フランスの国旗の3色を使った衣装を着た女性は、フランスそのものなのだそうです。

手早く描かれたように見えますが、女性の手を何度も描き直した跡があるそうです。詳しく解説されています。f:id:snow36:20191221191908j:image

 

レオナール・フジタ  藤田嗣治の「裸婦と猫 油彩・カンヴァス」冊子 (中 上) では、実際に乳白色の下地を作って絵を描いてみるという再現模写の過程がまとめられていました。

油絵の具の上に、どうやって墨で均一な線描を描いたのか。タルクを塗ってから、面相筆で美しい線を墨で描いたことを実際に行って検証されている過程を たいへん興味深く拝見しました。

絵を観た後で読んでみると、とてもわかりやすくて、楽しいです。何より、ひとつの作品について書かれているので とても詳しいですし、値段が良心的でした。

 

 

🌿🌿🌿

少しクリスマスらしいお話に お付き合いくださいね。

西宮は 甲山(かぶとやま)の辺りもまた、南へと降りて行く長い坂。眺めのよいカフェがいくつかありました。

f:id:snow36:20191221190948j:image

おしゃれなお店は 私たちからすると、ご縁が無さすぎて ちょっと敷居が高いのですが…… いいお店だったよと、友人のおすすめです。

 


f:id:snow36:20191220194814j:image

お酒の代わりに ピンキー(ピンキーというカクテルもありますか) というソフトドリンクを。お料理に合わせていただく飲み物は グレープフルーツのさっぱりとした香りと控えめなお味でした。

背もたれに 小さなクッションが置かれて寛げます。静かですが なごやかな雰囲気です。

 

マッシュルームのポタージュと、タイムの香りのハーブオイルパン。

ランチのメインは、厚切りのローストビーフ
f:id:snow36:20191220203229j:image

ランチカットですが、華やかです。下に敷かれたソースはあっさりとしています。西洋わさびのクリームが、程よく火の入ったサーロインの味を楽しませてくれました。

厚みのあるローストビーフは初めてでしたが、ひと切れの中に 異なる食感が3種ほど感じられて美味しいものだなと思いました。付け合わせのポテトグラタンは、チーズの塩味が効いていて ローストビーフが引き立ちます。

 

食後は フルーツティーをいただきました。
f:id:snow36:20191220203123j:image

セイロンティーでしょうか、くせのないお茶に 添えられたパイナップル、オレンジ、レモンを入れて。さっと立つ香りが新鮮で 口当たりもよく爽やかです。連れ合いは ロイヤルミルクティーをいただいていました。


f:id:snow36:20191220203019j:image


f:id:snow36:20191220204448j:image

この日は 少しガスが懸かっていました。高台にあるテラスからの夜景がとてもきれいなのだそうです。

 

🌿🌿🌿

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞5 | happy-ok3の日記

ハザードマップを再確認しますね。災害にあった時にどこに集まるのか、家族であらかじめ話しあうことが大切ですね。若い皆さんに教わっています。

真備中学校の皆さん、happyさん いつもありがとうございます。

 

 

☃️

少し早いですが、今年もお世話になりました。年末年始はブログをお休みしますが、お伺いはさせていただきたいと思います。

いつも「野の書ギャラリー」をご覧いただきまして、ありがとうございます。

皆さまに 楽しいクリスマスと新年でありますようにお祈りいたします。

来年も どうぞよろしくお願いいたします。

 

 


f:id:snow36:20191221223415j:image

「人間にとって その一生を賭けるに足る事業は ただ一つしかない  トルストイの言葉」

 


f:id:snow36:20191221224646j:image

「生命の詩    詩は直ちに生命 それみづから ならざるべからず  砕花詩抄」(300×200m/m) 富田砕花 詩      村上翔雲 書

 

 

 

風がもて来る

こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか。


f:id:snow36:20191213205045j:image

今日はこちらは日中は暖かでした。

しばらく立て込んでいたので 気晴らしがしたくなりました。少し遠くへ出かける用事のついでに 森林公園へ寄ってみました。


f:id:snow36:20191213194115j:image

こちらは 赤いというほどではなくて、くすんだ赤茶や紅樺色に染まる木々が重なって森を彩ります。

森林公園は 人工の森ですが、こちらの地域の元々の植生を 80ヘクタールの広大な敷地に再現されています。

池や そこに流れ込む清流は コンクリートに何段かの階段状に土を入れて、多種の水草を育てられているそうです。

f:id:snow36:20191213195418j:image

水のある場所は、安らぐ気がして つい時間を忘れてしまいます。

ススキやチガヤが池の中に島を作り鴨が泳いでいます。

f:id:snow36:20191213205114j:image

多分 案内表示から バンだと思うのですが、黒い体にオレンジ色の嘴の鳥が水浴びをしていました。逆光で全身黒い鳥に写ってしまいました。

f:id:snow36:20191213205703j:image


f:id:snow36:20191213200252j:image

小さい水路に 丸い葉が浮かびます。ジュンサイもあるとのことでしたが、育っているところを見たことがないので どうでしょうか。f:id:snow36:20191213200518j:image

ふと気づくと、丸い葉は 岸にも上がっていました。楕円や丸の葉が立ち上がる様が 剽軽でかわいらしく思いました。

f:id:snow36:20191213201439j:image

 

 

ヒメガマが 綿になって揺れています。f:id:snow36:20191213202415j:image


f:id:snow36:20191213201529j:image

カンサイタンポポでしょうか。茎を短くして地面に近く 小さな花を開いていました。

 

ハナミズキが 銀色の枝に つぼみをつけています。

f:id:snow36:20191213203420j:image

流れる枝の美しさに惹き付けられます。


f:id:snow36:20191213203548j:image


f:id:snow36:20191213203607j:image

もみじの木の下、しいの木の下と 落葉を楽しみながら歩きました。空気がぴんとして 洗われるように爽やかです。時折、枝の上が がさがさと音を立てます。何羽ものウグイスに見えました。地鳴きのような ひきつける鳴き声も聞こえてきます。


f:id:snow36:20191213203845j:image

黄色の葉は、タカノツメや コシアブラとのことでした。華やかな色をしていました。f:id:snow36:20191213204032j:image

タカノツメ。


f:id:snow36:20191213205213j:image

コシアブラ

36年の時間をかけた豊かで美しい自然が育てられています。楽しませていただきました。

用事の約束の時間を過ごしてしまうところでした。

 

🎄🎄
f:id:snow36:20191213000703j:image

娘のクラスの2歳のお子さんたちが作ったサンタさんだそうです。最近は、娘のお弁当にダメ出しをしてくれるそうです。f:id:snow36:20191213000717j:image

みんな笑顔。クリスマスも近いですね。

 

🌿🌿🌿


被災地の報告~真備中生徒の防災新聞4 | happy-ok3の日記

災害で避難の時には、お年寄りにも声をかけて。私どもも 独居の高齢の方が多い地域です。中学生の皆さんに教わる気持ちです。

happyさん、真備中学校の皆さん いつもありがとうございます。

 

 


f:id:snow36:20191212230328j:image

「焚くほどは風がもて来る落葉かな  一茶 句   翔雲かく」(150×75m/m) 

作品に 普段は素人の私がものを申さないようにしておりますが、

小林一茶 句となっています。でも、こちらは良寛の句で 小林一茶の句は

「焚くほどは風がくれたる落葉かな」。

よく似た句ですね。一茶の後に良寛と、相次いで作られた句と聞いておりますが、作者の名前を間違えるのは あまりないことだと思います。

父が書いた時に間違えたもので こんなこともありますとは 決して私が申す立場ではありませんが、多分そのようだと思います。

多方面の皆さまに 心から申し訳なく存じますが、ここに書き残させてください。

 


f:id:snow36:20191212230929j:image

「百舌鳥啼いて身の捨てどころなし  山頭火 句」草木塔 (240×320m/m)  種田山頭火 句    村上翔雲 書

 

ご覧くださいまして ありがとうございました。

12月の藪に入る

こんにちは。

山に雲が低く掛かる時間が長くなると 比較的暖かな当地でも 冬の気配を感じます。


f:id:snow36:20191205153027j:image

夏の間に 桜の木に棲んでいた からすは、疾うに山へ帰って行ったようです。ひばりは 今は鳴きませんが、田んぼや畑の叢の中でひっそりと過ごしています。よちよちと歩いているのに出会うこともあります。

 

小さな丘の上の薬師堂を囲むようにして建つ家は 家の後ろの斜面の草を刈りますが、それぞれ 好きな木を植えておられました。今は施設でお世話になる義父は みかんを植えていました。今年もたくさん生っています。f:id:snow36:20191205153048j:image

斜面を みかんの生り具合を見に上がってみると、

みかんの木のそばで、白い花が咲いていました。

f:id:snow36:20191205153109j:image

茎のまわりを囲むように咲くのは くるりと丸まった花でした。オドリコソウの仲間でしょうか。

葉が日除けのように被さっていて、そばに寄って見てみないと 花が咲いていることに気づきにくい植物です。夏前の地域の草刈りをする頃にも咲いていたような記憶もあります。

f:id:snow36:20191205153158j:image


f:id:snow36:20191205153141j:image

みかんは 小ぶりでしたが、きれいな実でした。まだ 半分残っているそうです。



近所の方から 月下美人の葉を 挿し葉(と呼ぶと変ですね) で 半年前にいただいていました。葉を挿しただけのものでしたが、しばらくすると 横から新しい葉が伸びてきて不思議な様子になっています。

f:id:snow36:20191205155159j:image

以前 マザーリーフという葉を 車屋さんからもらって、水に浮かべていたら やはり横から葉が出てきたことを思い出しました。こちらは お母さん葉を取り囲むように 小さな赤ちゃん葉が ふわふわと。とてもかわいらしかったです。

 

🌿🌿

先日 大阪の 「ウィーン・モダン展」で クリムトの人物画を観て参りましたが、クリムトランドスケープも美しいですね。

若い頃に手に入れた どれだけ古いのかという画集ですが、その頃 過ごしたところの近くの建物の2階にあった秘密の場所のような古い書店で 手に取って眺めるうちに手離せなくなりました。

f:id:snow36:20191205233723j:image

Private collectionや、Gallery収蔵の作品が多くて 中はブログに出さない方が良いかもしれません。「接吻」を彷彿とする 人が立つ姿のようなひまわりの作品や、静かな湖面に 森が映る萌黄の景色。とりどりの花。どのページも溢れるような美しさです。

 

思い返してみると そんなにたいしたことでもなかったのかもしれませんが、家族の病気が重なった時期が10年程度続いて、呑気な私が 疲れたり 逃げ出したくなった時がありました。そんな時に 少しだけとページをめくると かさついた気持ちが そっと慰められたことを思い出します。

元気が出る…というより、心に潤いが欲しかったのでしょうね。何の取り柄もない者ですけれど、本当に 絵が好きです。


f:id:snow36:20191205140125j:image


f:id:snow36:20191205140156j:image

 

🌿🌿🌿


被災地の報告~真備中生徒の防災新聞3 | happy-ok3の日記

真備中学校の3年生の皆さん、受験勉強をする環境もまだまだ整った状態ではなくて ご苦労なさっておられることでしょう。「命を守るために」災害への備えのお話、とても勉強になります。ありがとうございます。

どうぞお体大切にがんばってくださいね。

 

 

 

🌿🌿🌿

迷路のブログを書いていらっしゃる アーシさん ご結婚おめでとうございます✨🎉 

気が済むまで迷路に迷うもよし。キッチンタイマーをそばに置いて、ハイレベルな問題を時間内に挑戦するもよし。別解を探し当てるもまたよし。毎回 楽しませていただいています。

新作迷路を楽しみにお待ちしています。どうぞ お幸せに。

 

 

 

いつもご覧下さいまして ありがとうございます。

朝と晩の冷え込みを感じるようになってきました。お体大切になさってくださいね。

 

 


f:id:snow36:20191206002036j:image

月照ると みほとけの面 ことに冴ゆ  三樹彦の句」伊丹三樹彦の句

 


f:id:snow36:20191206002540j:image

「ねがい  どこを断ち切っても うつくしくあればいいなあ   重吉の詩」(190×300m/m)          八木重吉  詩           村上翔雲  書

枝垂れの散り敷く

こんにちは。


f:id:snow36:20191128143038j:image

数日冷たい雨が降りまして、枝垂れもみじが 急に鮮やかさを増しました。そばから、北風が吹いて しきりに散り始めます。
f:id:snow36:20191128142938j:image

石灯篭は 義父が前栽に据えたもの。まだ青い苔に枝垂れもみじの落ち葉を眺めます。f:id:snow36:20191128142959j:image

 

 

🌿🌿

バスを乗り継いで、大阪駅 中之島 国立国際美術館へ「ウィーン・モダン展 ー クリムト、シーレ 世紀末への道」12月8日(日)まで  を観に参りました。

 

大阪シティバスの運転士さんは、ふんわりとした声でアナウンスされます。心遣いの行き届いた落ち着きのある運転に、同性として見倣いたく思いました。


f:id:snow36:20191128153528j:image


f:id:snow36:20191128145247j:image


f:id:snow36:20191128145318j:image

グスタフ・クリムトの こちらの「エミーリエ・フレーゲの肖像」は写真撮影をさせてもらえました。
f:id:snow36:20191128144623j:image

f:id:snow36:20191128144652j:image

連続する青い繊細な模様は、頭を囲む花のような模様からコーヒー豆の連なるような意匠へ、そして  ドットが散らされた四角や渦巻きの 愛らしさも感じられる幾何学へと形を変えて、ドレスのうねりに沿って流れていきます。

女性の顔は 輪郭が曖昧で、眼差しが真っ直ぐこちらを見つめます。背筋の伸びた立ち姿、腰にあてがった左手からも 毅然とした意志の強さが伝わります。

モデルのエミーリエからは不評だったようです。しかし、醸し出される高雅な空気は、百合の香りに包み込まれるようです。

人が この絵に魅了されるのは、エミーリエ自身も 当時のウエストを絞った服に対して、体を締め付けない改良服のデザイナーとして自立した魅力的な女性であり、クリムトにとってのミューズであるからなのですね。

サインは 四角で日本画の落款を意識されているそうです。

f:id:snow36:20191128144736j:image

 

首元を被い 胸の下で切り替えられ 細かいプリーツが畳まれたタフタの白いドレスが エミーリエ・フレーゲの「改良服」のレプリカとして飾られていました。

いくつかの改良服を着て撮影された エミーリエの白黒写真は 柔らかで若々しく、笑顔も素敵でした。青い肖像画とは また違った甘い空気を纏う愛らしい人となりを伝えます。

クリムトも 今どきの女性が好むような 首周りが開いていて、胸元と背中に少しギャザーを寄せた オーバーサイズの(但し足元まである)改良服を着ていたようです。猫を抱いて写っている写真がありました。

 

エゴン・シーレ

f:id:snow36:20191128143740j:image

今年一番 観たかった画家でした。

歪んだ顔の自画像は 強く光を放ちます。髪を描いたところには、暗がりの横顔が浮かび上がります。

ここに載せられませんが、エゴン・シーレの自画像の素描は、ロック音楽のように。

シーレの一連の作品を 3回 観に戻りました。この熱に一瞬で掴み取られる。目が離せなくなりました。

グスタフ・クリムトに影響を受けたという エゴン・シーレ、観に来れて本当によかったと思います。

 

でも、この度は クリムトとシーレに特化した展覧会ではなく、「啓蒙主義時代のウィーン」から、

「ビーダーマイヤー」という富裕層の暮らし方が 中流層でも主流となっていった様子が 絵や椅子といった家具や美しい銀のカトラリーの展示で説明されたパートや、

「リンク通り」が ウィーンの発展を物語るものとして出来上がっていく様子の写真など。

その後に、「1900年 ー 世紀末のウィーン」として 建築家オットー・ヴァーグナーの 華麗な設計計画図(帽子をかぶって歩く人、植栽が描き込まれていて、温かくすっきりとした絵画のようでした)や イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動に刺激された ウィーン工房の グラフィックデザインや モダンな普段使いの家具の数々が 飾られてありました。

ウィーン工房は、四角いブローチやエミーリエ・フレーゲの髪を留める櫛もデザインしていました。今でも 百貨店などできれいに並べられていそうなデザインでした。

 

帰りは、大阪駅まで歩きました。

紡垂型に刈られたイチョウ並木が とても鮮やかです。

 

🌿🌿🌿

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞2 | happy-ok3の日記

11月25日のhappy-ok3さんのブログでは、 真備中学校の生徒さんの「防災新聞 」が24日付 山陽新聞の 「さん太タイムズ」に取り上げられた事について書いていらっしゃいます。

当たり前のことであるはずの言葉が 新鮮に感じます。どうぞ ご覧くださいね。

f:id:snow36:20191128143128j:image


f:id:snow36:20191128165855j:image

いつもご覧くださいまして ありがとうございます。

寒くなりましたね。どうぞ お体お大事に🌿

 


f:id:snow36:20191128205911j:image

「宙という暁暗の寒雀かな  峰夫の句」(130×185m/m)  (Ⅷ 天体) 石井峰夫 句

 


f:id:snow36:20191128210324j:image

「しぐるるや しぐるる山へ歩み入る  山頭火 句」(240×320m/m)  種田山頭火      村上翔雲 書

4kmの吊り橋を渡る

こんにちは。紅葉の美しい季節ですね。

お元気でいらっしゃいますか。

 

私の住む辺りは、燃えるような赤い紅葉ではなく、くすんだ黄や赤茶が 緑に混ざる程度です。

この度は、きれいな花の色を見たくて、遅まきながら 淡路島へ行ってみました。f:id:snow36:20191121200626j:image

よく晴れた日曜日の淡路島は、凪いだ海が眩しく 神戸淡路鳴門自動車道からの眺めも爽やかでした。

南あわじ市イングランドの丘で 名残りのコスモスを見ました。2週間ほど前なら満開の見頃だったでしょう。11月の始めは 出かける機会がありませんでした。


f:id:snow36:20191121200558j:image

コスモスの花畑の前を歩くと、控えめな香りが漂います。日曜日なら 人でいっぱいの園内のようですが、開園まもなくの時間には人も少なくのんびり歩くことができました。小さな子どもが喜びそうな遊具のある広場もあり、親子連れが楽しんでおられました。

f:id:snow36:20191121202148j:image

淡路島は、渡り鳥が ひとやすみでしょうか。小柄な鳥たちが いろんな声で盛んに囀ずっていました。

 

🌿🌿

更に南へ 鳴門大橋の近くまで 行ってみました。お昼の時間で 道の駅では係の人が車を誘導してくれました。

f:id:snow36:20191121125611j:image

ツワブキの花が咲いています。f:id:snow36:20191121200713j:image

 

大きな橋脚のある海の近くまで 降りて行ってみました。

f:id:snow36:20191121202212j:image


f:id:snow36:20191121200753j:image

ツワブキと 小さなアゼトウナ(畔唐菜、畔冬菜)  の花があちらこちらに寄り合って咲いていました。

次第に アゼトウナの花が 多くなりました。岩に根を下ろしています。

f:id:snow36:20191121125113j:image

 

道の駅では 静かでしたが、少し降りた海のそばでは いつも強い風が吹いています。風向きで 時々潮の匂いがします。f:id:snow36:20191121202240j:image

鳴門大橋の下は、東へ向かう海の流れが激しいことが見てとれるほどでした。

鳴門の渦潮の時期は、秋もありますが やはり春が有名ですね。大潮のタイミングでしょうか。

 

小さな漁船が 橋の下を通って風上へ向かおうとしていましたが、全く進まなくなりました。しばらくすると 諦めて、もと来た方へ戻って行きました。強い風が吹き続けます。f:id:snow36:20191121200906j:image

 

遠くに 風力発電の白い羽根が忙しなく回っているのが見えます。風力発電の塔が並んで立つ辺りは、周りの豊かな自然と 不思議な均衡を持っていると感じます。キリコの絵のようだと思いました。

f:id:snow36:20191121125142j:image


f:id:snow36:20191121200927j:image

 

🐟🐟🐟

お昼は 生シラスを食べたいと思っていました。生シラスの美味しい季節ですね。新鮮な生のシラスは、ひんやりつるり。元々あまり食べる機会はないのですが、海の恵みをそのままいただく気持ちがします。大切に味わいたいです。

f:id:snow36:20191121125337j:image

 

でも、今日のお勧めが 鯖だと知ると つい釣られて 私の方は塩焼きにしてもらって 分け合っていただきました。

f:id:snow36:20191121125359j:image


f:id:snow36:20191121202303j:image

ふっくらとして柔らかい鯖は、30cmほどの大きさ。定食には、鯖と鰆と鯛のお刺身も 少しついていました。お刺身も とても新鮮です🎵 鰆は春の淡白な印象ですが、身が厚いので 大きなサイズなのが想像できます。明石の鯛は、蛸を餌にしていると聞いています。こんな風に語っておりますが、内陸は山間部の我が家の辺りでは、鯖もシラスも刺身では あまりお目にかかれません。

 

🌿🌿🌿

淡路島への行き帰りは、明石から船に乗って行く方法もありますが、車なら明石海峡大橋を通って行きます。

f:id:snow36:20191121203232j:image


f:id:snow36:20191121203308j:image

すみません。写り方が残念な写真ですね。

 

下の写真は、去年の夏に撮ったものです。夏の雲です。
f:id:snow36:20191121203348j:imagef:id:snow36:20191121203532j:imagef:id:snow36:20191121203607j:image

二つの主塔から弧を描きながら伸びている頑丈なケーブルからは、列を成す白いハンガーロープが 道路を挟んで空から落ちて来るように見えます。4kmほどの橋は 白い光の筋が並ぶ中を駆け抜けるようです。

ゴールデンウィークには、神戸の垂水ジャンクションから、淡路島ハイウェイオアシスまで 動かないほど渋滞するそうです。🚙🚗🚕🚓   


f:id:snow36:20191121201012j:image

淡路島側から、淡路島ハイウェイオアシス越しの明石海峡大橋です。

先日から続いて 吊り橋です。よくよくの吊り橋好きですね…。

 

🌿🌿🌿

もうしばらく お付き合いくださいますように。少し真面目なお話をさせてくださいね。

9月 10月の台風 15号、19号、更にすぐ後の低気圧の豪雨で 大きな被害を受けられたところでは、まだ復旧作業が始まってもいない場所があったり、避難所で過ごされている方も少なくないとお聞きました。

 

昨年の豪雨で 被害を受けられた 岡山県真備町もまた被災地です。家を無くされるなど 大きな被災を受けながら、立ち上がっていこうとされる真備中学校のお話を こちらのブログで拝見しました。

 

https://happy-ok3.com/

happy-ok3さんのブログをご覧の方は 多いと思います。

好きなことばかりを書いているような私などの立場で お話させていただくことは あまりに僭越で心苦しいのですが、

学校のグラウンドが 先頃ようやく使えるようになった状態で まだ復興途中でありながら、この度の被災地のためにボランティア活動をされたり、被災経験から得た知識で防災新聞を作られておられる岡山県 真備中学校の生徒さんのお話を書かれているブログを ご紹介させてください。

 

この記事を書かれるhappy-ok3さんは、このようにがんばっている中学生の皆さんが 今ここにおられることを たくさんの方に知っていただければとおっしゃっています。

 

 

被災地の報告~真備中の句と倉敷商の書29 | happy-ok3の日記

被災地の報告~真備中生徒の防災新聞1 | happy-ok3の日記

どちらも 中学生の目を通した災害について書かれています。恐ろしい体験をくぐり抜けて、まだこれから復興へと向かう生徒さんたちから 心温まる言葉が届きます。

「真備中生徒の防災新聞」の記事に関しましては、今後も 私の拙いブログにリンクを貼らせていただければと思います。(最近ようやく貼り付けられるようになりました… ほんとにどうかしてますね 😅) 

至らな過ぎて申し訳ないことですが、続けさせていただければと思います。

各被災地の今の状況を 広範囲に渡って 私情を交えず毎日纏めておられるhappyさん、大量の記事を書くことも 時間と労力を思えば そのご苦労のほどが偲ばれますし、被災地のあまりの惨状に 心が苦しくなることも度々とお聞きします。

それでも、今 日本中で被災され復興のためにがんばっている方が 大勢おられることを覚えていてほしいとのお気持ちから、日々更新されています。

 

私の存じ上げるhappyさんは、お花や生き物が大好きな優しい方なのです。

 

🌿🌿🌿

今日も ご覧くださいまして、ありがとうございます。心から感謝いたします。

 


f:id:snow36:20191121231738j:image

「一粒の麦 地に落ちて死なずば 唯一つにて在らん    もし死なば 多くの果を結ぶべし   ヨハネ伝」(110×150m/m)   聖句     再掲

 

 


f:id:snow36:20191121234050j:image

「人のなし得ぬところは 神のなし得る所なり  ルカ伝」(110×150m/m)  聖句         村上翔雲 書

松山城から

こんにちは。

松山の続きです。長くて申し訳ありませんが、どうぞよろしくお付き合いくださいね。

f:id:snow36:20191110132435j:image

その前に、前回 鰹のたたきに関して

ぴちゅぅささんから教えていただいたのですが、ちっちゃい庭とおっきい空と。   

「鰹の加工技術は、日本独自で 世界ではツナくらいしかないので、

唯一獲得競争がなく 出汁や削り節やたたきで食べる素晴らしい文化とのこと」なのだそうです。お仕事の大切なお相手の会社の方から聞かれたとのことでした。

さらに、鰹の漁獲量は インドネシアが群を抜いているとも教えていただきました。日本へは、鰹節加工をされたものや、冷凍輸入の形で入ってくるようです。

 

価格が手頃で 当たり前のように思っていた鰹が 美味しくいただけることは、技術があってこその特別なことなのだと知りました。

ちなみに ツナは 私にはマグロの缶詰のイメージでしたので、我が家の缶詰を確認してみましたら 「かつお油漬」と書いてありました。族は違えど、マグロもカツオも ツナと呼ぶのですね。

美しい広島の空と、私が見落としがちな街角や 原っぱの可憐なお花をきれいに取り上げられておられるブログ。素敵なお話をしてくださる ぴちゅぅささん、いつもありがとうございます。

 

🌿

f:id:snow36:20191114223624j:image

ロープウェイで登って着いた松山城 本丸最上階には ひんやりと涼しい風が吹いてきて、甍の向こうには、松山の街並み さらに青い湾が見渡せました。

f:id:snow36:20191114223647j:image

 

松山大学のグラウンドが見えました。中学校や高校が寄り集まるように建っていて、暑いほどの日差しの中を 吹奏楽の音色が響いてきます。

 

練習中なのか 人がいる大学のグラウンドに向かって、大声で怒鳴るように叫ぶ人がいました。お腹からの大声は おーい、おーいから、エールのような外国語に変わっていきました。

 

下の階の梁。

f:id:snow36:20191115204750j:image

f:id:snow36:20191115204646j:image

大工さんの落書き。

 

この後、二之丸史跡庭園を回って 聚楽亭や勝山亭を観てみたかったのですが、10月の終わり 季節外れの暑さと、長い帰り道を考えて 次へ行くことにしました。

 

🌿🌿

松山城からロープウェイ通りへ出て、お昼に 鯛めしをいただきました。f:id:snow36:20191114223707j:image

食べ方を教えてもらいました。つゆの中の卵を混ぜたところへ 薬味と鯛のお刺身を入れたものを、白いごはんにかけていただきます。

つゆは 多めに入っているとのことで、加減をして ごはんにかけてくださいと言われました。


f:id:snow36:20191114223723j:image

卵で 口あたりの柔らかい感じになっています。

魚のづけの入った卵かけごはんということでもなく、普通の鯛のお刺身丼でもない、楽しい食べ方だと思いました。家庭で食べるなら、家ごとに入れるものも 食べ方も 少しずつ違うのかもしれません。 おうちごはんの親しみを感じます。

美味しくて、あっという間に食べてしまいました。
f:id:snow36:20191113074232j:image

名物のじゃこ天をちょっとだけいただいてみました。ぱりっとした食感に 温められた じゃこのすり身の濃い旨み。香りがふんわり鼻を抜けていきます。

 

帰る前に、坂の上の雲ミュージアムへ行ってみたいと思いました。

秋山好古、真之と 正岡子規を中心に描かれた 松山が舞台。司馬遼太郎の小説を元にした展示をされている美術館です。

 

🌿🌿🌿

f:id:snow36:20191115210612j:image

ロープウェイ通りを歩いていくと、突き当たりを右にしばらく、「坂の上の雲ミュージアム」があります。

f:id:snow36:20191115164150j:image

建築家 安藤忠雄さんの設計で とてもモダンな建物でした。

f:id:snow36:20191115210539j:image

 

入ろうとすると、まず見えている 上の洋館からだろうと言うことで、

坂を登って萬翠荘(ばんすいそう) へ行ってみました。

f:id:snow36:20191114230205j:image

萬翠荘は、大正11年(1922)築。旧松山藩主 子孫の久松定謨伯爵の別邸として造られました。戦後には、米軍将校の宿舎や 家庭裁判所などに利用されていたそうです。

f:id:snow36:20191114231337j:image

平成23年(2011)に 国の重要文化財に指定。(パンフレットを拝見しました)

左右非対称の建て方は、日本人の美意識から。縁を取るように見えている美しい緑青の屋根は銅、天然スレート石の鱗のような瓦が葺かれています。

避雷針の先は、松山藩の大判や小判を溶かして作られたと伝えられているそうです。日差しを受けて輝いていました。


f:id:snow36:20191114234724j:image

1階の謁見の間では お琴の発表会をされていましたので、壁だけを撮らせてもらいました。

隣の部屋の晩餐の間には、水晶でできたシャンデリアが下がっていました。f:id:snow36:20191115210704j:image


f:id:snow36:20191115210730j:image

天井にはシャンデリアの装飾を削って作る時に出た水晶の粉を張ってあるとのことで ちらちらと光っていました。着飾った人々の華やかなさざめきが聞こえてくるようです。

 

 

階段を上がって行くと、踊り場に 大きなステンドグラスが見えます。(冒頭の写真です)


f:id:snow36:20191115210810j:image

美しいグラデーションが入っていて、帆船の絵の回りのガラスには 色がついていませんでした。

この日は 外の陽に照らされた緑が映えてきれいでした。ボランティアのガイドさんから 後ろの緑を取り込むデザインになっていますとの説明がありました。

f:id:snow36:20191115210833j:image

 

部屋ごとに 暖炉があり、暖炉の上には ベルギー製の鏡(ベルギー製が技術的に優れていて 歪みが少なかったとのことです) が 部屋を明るく見せるために張られていました。f:id:snow36:20191115222321j:image

 

隣接する 夏目漱石が住んでいた愛松亭は、平成22年に土砂崩れで全壊しているそうで、その跡地に 喫茶店がありました。少し立ち寄らせていただくことにしました。

f:id:snow36:20191115211602j:image

f:id:snow36:20191115211531j:image


f:id:snow36:20191115190553j:image

f:id:snow36:20191115190537j:image

お店の中に 夏目漱石の作品が 掛けてあります。許可をいただいて撮らせてもらいました。

 

テラス席が 嬉しい。緑が気持ちよくて和みます。

f:id:snow36:20191115211652j:imagef:id:snow36:20191115222450j:image

結局、子規記念博物館や 坂の上の雲ミュージアムへ行きそびれたことは残念に思いましたが、十分楽しく過ごしました。

若い頃からアウトドアが好きで、美術館や植物などに 全く興味のなかった連れ合いが、歳を取るに連れて 一緒に楽しんでくれるようになってきました。はじめは 出不精になっていた私に付き合って出かけてくれていたようですが、好みの変わり方に自分でも不思議がっています。

元々 私は ひとりでも行きたいところへ行ってしまう者でした。連れ合いにも気を遣ってもらっていたのですね。家族が がんばって元気になってくれましたし、ブログを始めたことも大きいと思います。

興味のあるところへ よく出かけるようになりました。お陰さまで、今は好きなことをさせていただいています。いろんな方に感謝したいです。

 

穏やかな瀬戸内海が暮れていきます。


f:id:snow36:20191115211813j:image

f:id:snow36:20191115211740j:image

しまなみ海道から帰りました。

長くなりました。最後までお付き合いくださいまして 本当にありがとうございます。

 


f:id:snow36:20191115223027j:image

「茶の花はわびしい照り曇り  山頭火 句」(240×320m/m)  種田山頭火

 


f:id:snow36:20191115223332j:image

「いつしか明けてゐる茶の花   山頭火 句」(210×295m/m)  再掲   種田山頭火 句                     村上翔雲 書