野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

条幅ひとつの世界 その2

こんにちは

あじさいのつぼみを見ようとしたら、葉の影に かえるが座っていました。


f:id:snow36:20180517225903j:image

ブログのタイトル画像に 潜んでいるのと同じかえるではないかもしれませんが、

 

あじさいが 更に生き生きと見えてくるから不思議です。

 

今日は、再び条幅をご覧ください。

 


f:id:snow36:20180517230029j:image


f:id:snow36:20180517230124j:image

 


f:id:snow36:20180517230357j:image


f:id:snow36:20180517230417j:image

 

夕暮れの窓辺で

こんにちは

今日は 強い雨が降っています。

 

昨日の空は、青から刻々と変化する夕暮れがきれいでした。
f:id:snow36:20180513120848j:image

しばらくすると 雲の景色が変わり、日が落ちていきました。

 

当地の夕暮れも よいものですが、忘れられない夕日もあります。

 

かなり以前、友人とその日の行き先は その日に決めて、着いた場所で宿泊先を探すといった のんびりした旅行をしました。

 

今 娘がそんなことをしたいと言い出すと 勝手なもので 反対してしまうかもしれません。

 

その時 訪れた 日月潭は、大きな湖で 小さな宿泊所の窓辺から 湖の向こうに沈んでいく夕日を見ることができました。

晴れた明るい日でした。

ゆっくり時が過ぎていき、徐々に変化していく絵画のような風景を眺め続けた 贅沢な思い出です。


f:id:snow36:20180513121112j:image

  「わがまま気ままな旅の雨にはぬれてゆく」(210×295m/m)

 


f:id:snow36:20180513140606j:image

  「雨の日は雨を聴く」(320×245m/m)                                                     村上翔雲 書

 

条幅 ひとつの世界


f:id:snow36:20180510171627j:image

娘から花をもらいました。

いつも にこにこしている送り主をイメージするような鉢植えです。

 

今日は、条幅を2点ご紹介します。

条幅は、私の印象では 床の間を飾る書画というものでしたが、

 

父の作品を整理する間に、そういう言葉で括るものではないと気付きました。

 

人々に愛されてきた古典や詩を、幅が狭くて長いサイズに 緻密な構成のもと、神経を隅々まで行き渡らせ

心は 自在に書き上げる

 

書家自身の世界を 存分に表現する場であることを 漸く理解しつつあります。

 

夏らしい情景が浮かんでくる「石橙茶香…」

 

「四時逸興…」は流れていく季節を

 

 

漢詩の素晴らしさを 奥深い書の魅力で…


f:id:snow36:20180512125857j:image


f:id:snow36:20180512125922j:image



f:id:snow36:20180512125954j:image


f:id:snow36:20180512130023j:image



 

近所に素敵な庭が多いのです


f:id:snow36:20180507162934j:image

  「雷とどろくや

      ふくいくとして花のましろく」

                               (240×320m/m)

 

こんにちは

車でよく通る道沿いの庭に、この頃思わず目を留めてしまう花が咲いています。

 

掌を広げたほどの大きさの 白くて輪郭がはっきりした 美しい花。

庭の木々の隙間から、蔓を伸ばして

 

そんなに目立つのに、野草のように素朴で   ひっそりした風情です。

 

「鉄線」でしょうか。

調べてみましたが、仲間の「かざぐるま」のようにも見えます。

 

いつもここを通るのに、去年も 一昨年も その前も この花に気付きませんでした。

 

花を大切に育てておられるお宅なのです。

いつか尋ねてみましょう。

 

相変わらず 写真がうまく撮れていないので、花の魅力が伝わればいいのですが。


f:id:snow36:20180507164347j:image

 


f:id:snow36:20180507165401j:image

  「涸れてくる水の澄みやう」

                        (240×320m/m)

                                        村上翔雲 書

                    

 

季節が進んで

こんにちは

爽やかな日が多くなって来ましたね。

山の緑もくっきりして、空がとてもきれいに見えます。

 

泉州の水なすを 楽しめる季節になりました。

調理をする時の 切り口の瑞々しさに 小さな幸せを感じます。



f:id:snow36:20180504122117j:image

 

泉州に行ったこともないのに、語るのも厚かましいですが、ころんとしてかわいらしく美味しい水なす。

浅くぬか漬けにしていただいています。

 


f:id:snow36:20180504115450j:image

  「もう明けそうな窓あけて青葉」

                                (240×320m/m)

 


f:id:snow36:20180504115610j:image

「身のまはりは日に日に好きな草が咲く」

                                    (240×320m/m)

                                                 村上翔雲 書

月がきれいですね

こんばんは

辺りが 明るく見える夜ですね。

白く光る月を見ていると、
離れて暮らす家族や友人の声が聞きたくなります。

一緒に 今を過ごしたくなります。


f:id:snow36:20180501010035j:plain
「どこかに月がある山の線はっきり」
(240×320m/m)


f:id:snow36:20180501010212j:plain
「ふるさとは遠くして木の芽」
(240×320m/m)
村上翔雲 書

たけのこを 貰いました

こんにちは

ゴールデンウィーク前に 父の庭の木の剪定をしました。(と言っても 見苦しくないように気をつける程度ですが)

 

満開のつつじは とてもきれいなので、あまり触らないようにして

どうもシンボルツリーに見えるくらい自己主張の強い木は(それなのに名前を知らない) むやみに枝を伸ばすので、これは今年の枝をなるべく切る。

 

さらに その横のさざんかは、以前チャドクガに困ったから、ほとんど五分刈りくらいまで切りました。

 

ほとんどセンスのない剪定と草引きを終え、ぐったりして帰って来ると

 

掘り立ての たけのこが玄関先に置いてありました。


f:id:snow36:20180427105635j:image

手前の二つは、30cmちょっと 奥の大きめなのは、50cmありました。

大急ぎで 灰汁抜きします。

いつも迫力ものを下さる方に感謝して。


f:id:snow36:20180427102343j:image

  「ひとりひっそり竹の子竹になる」

                                   (140×180m/m)

 


f:id:snow36:20180427102528j:image

  「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」

                                     (210×295m/m)

 

たけのこは、普通のなべと圧力鍋の二通りでやってみました。

 

出来上がりは、変わらないように思います。

圧力鍋だと、早いですね。