野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

野の書ギャラリー 村上翔雲の書

こんにちは

久しぶりに かえるの声と雨を含んだ涼しい風が入って来ます。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

毎回 山頭火の句ばかりなのですが、

山頭火は、父にとって 大切なテーマのひとつだったと思います。

 

父は 他の詩人の方や俳人の方の作品についてもそうでしたが、山頭火の句をテーマにした展覧会でも 様々な大きさ 様々な表現で繰り返し発表しておりました。

 

私も 親しみ易さがありながら、どこか気高さを感じる 山頭火の世界に魅了されます。

 

目の前に広がっていく野山に分け入る山頭火と共に、

 

湿った土や深い森の木々の匂い、それを届ける風、移り変わる季節。

 蝶や烏といった生き物の動きも感じることができます。

 

 

素人の感想文で申し訳ありません。

 

なるべく多くの作品を記録すること。

そして、いろんな方に見ていただきますように。

 

芸術に何の才能も知識もない私ですが、見やすくご覧いただけるように心がけて参りますので、今後とも どうぞよろしくお願いいたします。

 


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  「今日の道のたんぽぽさいた」

                            (210×295m/m)

 


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  「この道しかない 春の雪ふる」

                            (210×295m/m)

野の書ギャラリー 村上翔雲の書

 こんにちは

最近は桜の花がらの掃除から一日を始めます。

暖かい日や暑い日が続いたら、植物が一斉に

芽吹いて庭がにぎやかになってきました。

 

「雑草が植わっているのか」と聞かれた鉢には、チューリップとネモフィラが。何故か植えっぱなしの シクラメンまで咲いています。

 

雑草と言えば、去年のシルバータイムが盛り返してきたので、暑くなったら枯れてしまうかもしれないのに あまりの魅力に抗しかねてオレガノケントビューティを側に植えてしまいました。

 

昨日5ミリの大きさしかなかった山椒の新芽が、倍の1センチになっていました。

それでも十分小さいのですが、昨日の新芽の真新しい色と柔らかさ。たけのこご飯に混ぜこんだら、たけのこの中から ふわ と香りが立ちました。


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長くなってしまいました。

 

今日は、額装の作品をご覧ください。


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今日一生       この言葉は とても響きます。

 

野の書ギャラリー 村上翔雲の書

こんにちは

近くに 観音さんをお祀りする小さなお堂があります。

近所の人たちが、お堂の掃除をしています。

昔から病気や悩み事があれば、誰もがそっと手を合わせに行きました。

お堂は ささやかな丘の上にあって、何本かある桜の木も葉桜になってきました。

 

今日は、料理屋さんのギャラリーで展示した大きめの作品をご覧ください。

額から外して 巻いたままの作品で、巻きぐせを無理に直せないため 四隅を文鎮で押さえるという体裁の悪さでお恥ずかしいことです。

 

種田山頭火 句(1990年代書)
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  「人里ちかい松風の道となる」

                           (530×690m/m)

 


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  「水にそうて いちにちだまっていく」

                                      (485×690m/m)

 


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  「山あれば山を観る」(535×690m/m)

 


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  「鉄鉢の中へもあられ」

                (540×695m/m)

 

山あいに住んでいます

今週のお題「自己紹介」

はじめまして

書道家の父の作品をブログに載せてみたいと思い始めました。

私の住まいは かなりの田舎です。

寒い頃に農道を歩いていると、
畑に白菜が結球せずに外側の硬い葉
ばかりが 平たく重なっているのが
点々と見えました。

2週間もすると、そんな白菜畑に
菜の花が見えるようになってきました。

最近になって、生産者直売店で
短く切られた白菜の花が120円程で
「はくさい菜の花」と書かれて売られていました。

そうだったんだね。

かわいかったので、料理する前に写真を撮りました。
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シンプルにおひたしでいただきました。

父の作品のためのブログなので、自分の話はこれくらいにしておきますね。

でも自分のことも 時々ブログに書き込んでみるのも楽しいものですね。

いい機会をいただきました。

野の書ギャラリー 村上翔雲の書

 種田山頭火 句(1980年〜1990年代書)
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 「春が来た 水音のゆけるところま         で」(135×190m/m)

 


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 「遠山の雲も 別れてしまった人も」

                                    (135×190m/m)

野の書ギャラリー 村上翔雲の書



はじめまして。

 村上翔雲という書道家の作品を 見ていただきたいと思いブログを始めました。


どうぞよろしくお願いいたします。


村上翔雲は、1932年(昭和7年)広島県に生まれ、2011年(平成23年)に兵庫県で亡くなるまで、60年以上の間 書作を続けました。


古典を深く研究し、また「現代詩書」という新たな表現分野を確立するために、ひたすら制作と普及活動を続けた人生でした。


大小たくさんある作品の中から、まず ハガキより少し大きなサイズをご紹介して参ります。


どうぞご覧ください。


 種田山頭火

(1980年〜1990年代書)
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「山あれば山を観る(110×155m/m)



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「山ふかく 蕗のとうなら

   咲いている」(120×160m/m)