野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

姫路に鯉を見に行く

こんにちは。

連れ合いが ブログに載せてくれと 時々申します。

連れ合いの話題には、ちょっと悩むことがあります。

もりあおがえるの卵は珍しいが、親は 珍しくないと言ってみたり、いきなり庭のあじさいを引き抜いたりと 思い出すだけでも かなり自由な内容です。

そんな連れ合いが 今度は この話を出してくれと申します。

 

今回は 錦鯉のお話に お付き合いください。

 

姫路城のそばの 大手前公園で 先週の日曜日に 錦鯉の品評会がありました。

以前見に行ったことはあるのですが、この度は 連れ合いの鯉を品評会に出してもらうことになりました。

それほどの鯉ではないのです。手に入れた当初は 25cmほどの小さな魚で 体が少し曲がっており 3000円で手に入れたものです。

それを厚かましくも 買った養鯉場にお預けして何年か育ててもらいました。

立派な鯉なら 預けることは よくある話ですが、規格外で はねられた鯉なのでした。

もしかしたら、この度の品評会でも 評価の対象外で 展示すらされていないかもしれません。

 

 


f:id:snow36:20181206132221j:image

会場の大手前公園は 姫路城から道を挟んで南側にあります。付近一帯の街は、中堀の中にあるので、一般道路が とても広々として 優雅な眺めです。

 

公園の中では、品評会の結果を貼り付けた丸くて青い水槽が いくつも置いてありました。   賑わっています。

f:id:snow36:20181206132243j:image



近畿大会なので、これでも少ないようです。

 

順位が高い鯉は、本部のテント近くに置いてありました。


f:id:snow36:20181208164138j:image

90cmの 鯉だそうです。「優勝」の札が掛けられていました。

90cmクラスであれば、10kg以上はあるかもしれません。大きな透明のポリ袋に 水と酸素を入れられて一尾ずつ連れて来られたようです。こんな立派な鯉は 普段どのような池で泳いでいるのかにも興味が湧きます。

f:id:snow36:20181208160054j:image

 

錦鯉はお好きでしょうか?

池の中で何匹もの鯉が泳ぐ姿は 華やかですね。縄張り争いをしない穏やかな魚なのです。

白く輝く体で 頭の真ん中に赤丸が 一つ  てん、 と付いた 「丹頂」が 可愛らしいと 女性にも人気だそうです。。

f:id:snow36:20181208160223j:image

(こちらは、品評会とは関係のないものです。「丹頂」の ご参考までに。)

私は どちらかと言うと、しゅっとした真鯉が 黒々とした体を光らせて泳いでいる様が いいかなと思います。 

川で泳ぐ真鯉も、たくさん生まれてきた中から ほんの僅かのものが審美に値する錦鯉も 同じ魚です。

 

 

サイズ毎、模様毎に 評価されているので、「優勝」の札が目立ちます。

我が家の鯉は 白地に黄みがかった赤い模様の「紅白」。65cmのクラスと聞いたので、展示されている鯉の美しさに感嘆しながら 次々と そのクラスの水槽を覗き込みますが、見つかりません。

いろんな柄を見るうちに、我が家の鯉の柄がどんな風だったのか分からなくなりました。

 

「これかもしれない。」連れ合いも 自分の鯉ながら、曖昧になってきたようです。f:id:snow36:20181206132522j:image

その鯉のいる水槽には、「優勝次席」と書かれた札が掛けられていました。  次席、とは なんでしょうか。

優勝の次は、準優勝 しか知りませんでした。どの辺りに 次席が入るのか わかりませんでしたが、評価はいただいたということで 驚きもあり、ありがたいことだと思いました。

案外  体はまっすぐに育っています。まるまるとして 元気そうでよかった。

取り立ててどうと言うことのない 我が家の鯉の自慢話になってしまいました。

 

品評会のお話の最後に、「農林水産大臣賞」で「総合優勝」の鯉を ご覧下さい。f:id:snow36:20181208165404j:image

自然の美しい緋模様が くっきりと体全体を優雅に包んでいます。大きいので、その動きは ゆったりと品があります。雄は ほっそりとしていますが、大きく太っている雌が 高く評価されるとのことです。

 

それほど知識もないのに、生意気にも錦鯉を語ってしまい 失礼いたしました。

 


f:id:snow36:20181206133141j:image

この日は、せっかく田舎から出て来たので、公開前から ずっと観たかった「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行きました。(朝一番の回に間に合うように 日の出と共に 出て来たのでした…。)



もう ご覧になりましたか?

 

綺羅星のような アーティストが輩出した頃でしたね。激しく凌ぎを削る世界。

いつの時代も そして どの世界でも 受け取る側は より魅力のあるものを求めますが、創り出す方の苦しみは 想像を超えるものがあったことと思います。

フレディが、「family」と言葉にする度に とても切ない気持ちになりました。

家族や 友人のことが 改めてかけがえなく思える映画でした。

 


f:id:snow36:20181208161031j:image

  「美は永劫の象徴」(200×300m/m)旅人かえらず(39 ・最終行より) 西脇順三郎 詩                             村上翔雲 書

 

暑いぐらいの週明けには、雷が鳴ったり 雨もたくさん降りましたが、とても寒くなってきましたね。

どうぞ体調を崩されませんように。

ご覧いただきましてありがとうございます。