野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

渡り蟹を茹でてみます。

こんにちは。

昨夜の北海道の地震は、この度も 大きく揺れたそうですね。厚真町には 仮設住宅にお住まいの方もおられますし、寒い雪の中、この地震のために 避難所で過ごされる方もおられるそうですね。どうぞ ひどい被害が出ませんように。


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少し前にも カニのお話を書きましたのに またカニで恐縮ですが、

食べていない妹が ブログを心配してくれています。

妹「この話  さらっと書かないと、黒snowになるかもよ。読んでくれる人が嫌な気分になるんと違う? 」

私「そうね。書き方がよくなかったら、お父さんの顔に 泥を塗ってしまうことにもなるかな。そうなったら、黒どころか 泥まみれやね…。」 

黒で 泥にならないように、なるべく抑えて書いてみますね。お見苦しい表現があるかもしれません。

 

連れ合いが 我が家から遠い明石の「魚の棚 商店街」へ行って、かねてから どうしても食べたかったと言う 渡り蟹(ガザミ)を買って来ました。

ここのところ 不漁とのことで 渡り蟹は 店先には並んでいませんでした。

店の奥の水槽に料亭用として 置いてあったものを 見せてもらい売ってもらったと言っていました。連れ合いは、良くも悪くも かなり自由な者なのです。

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買ってきた 渡り蟹は、美味しそう、と言うより とても強力な印象ですね。この辺りから、もう既にご不快かもしれません。本当に 申し訳ありません。

 

以前 松葉ガニのお話を書いてみましたが、カニは 沸かしたお湯で 2〜30分茹で続けます。松葉ガニの時は お店の人が 私たちから見えないところで手際よくされましたので、あっさりと流しましたが、

生きているカニを 自分で茹でるのは 久しぶりで 少し落ち着かない気持ちになりました。

茹でる間に 足が取れることがあるので、直前に締めるということですが、渡り蟹は足が短くて 食べられるところが少ないので その工程は省略して(と言うより、カニが暴れるのと 私の思い切りが悪いのとで できそうになかったので) お鍋に入れて しばらく蓋を押さえていました。

書いてみれば 料理とは言えないほど 簡単なことですが…。

 

・・・

連れ合いは 時々釣りをしますが、魚を釣ったら、釣りをされる方が一般にするように 活け締めにします。

持ち帰って来ると、自分で調理します。

連れ合いが 釣った魚を捌くことは、私が 切り身やお刺身用のさくになったものを買って来る時より、生きているものと向き合っているという思いが より強く感じることと思います。

私は想像するだけですが、カニを茹でることも それに近いのでしょうか。

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しばらくして 部屋中に茹でガニの匂いが立ち始めました。 茹で上がった渡り蟹は 身が しっかりと詰まっています。お味は、身も濃厚ですが、柿色のような明るい色をした内子がたくさん入っているところが 渡り蟹の最大の魅力ですね。嫌いな方は あまりおられないのではないでしょうか。茹でただけのことですが、たいへん美味しくいただきました。

産卵を控えて海の底にいる寒い季節が 一番良いとのことです。上海蟹をいただいたことがありますが、同じ種類ですね。

 

✈️

ちょっと お詫びがあります。前回のお話で 旅行中の娘の動向に少し触れた時に、

「飛行機を 乗り逃した」   と書くべきところ、

「飛行機を 乗り過ごした」  と書いておりました。

ご覧くださった方は、 変に思われたことでしょう。本当に ごめんなさいね。

山猫さん、楽しいコメントでお知らせくださいまして ありがとうございます。これからも どうぞよろしくお願いいたします。

確かに 電車などではないから、うっかり乗り過ごして 途中下飛行機ということは ありませんね。 娘たちは 出発時間の変更を見落として 予定の飛行機に乗れなかったのでした。

 

 

🌿

無事に帰国した娘が お土産をくれました。

その中に Τ2のフレンチアールグレイがありました。 お茶は丁寧に淹れると、時間がゆっくりと流れてゆきます。清新でありながら、甘く深い桃のような果実の香りが 包み込んできます。茶葉が正統派の とても良いものなのかもしれません。私の知るアールグレイとは異なりますが、いただいたあとに爽やかな余韻を残す上質なフルーツティーだと感じました。

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最後まで お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 


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「長閑し(のどけし)や雨後の畠の朝煙  一茶句」(335×245m/m)  西国紀行    小林一茶

 


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  「人間が生きるというは 尊厳の極致  それでもなお舌足らず  砕花の歌」(300×200m/m)  富田砕花  詩              村上翔雲 書