こんにちは。
こちらでもバイパスの街路樹の紅葉が進んで、秋らしく感じられるようになってきました。
お元気でいらっしゃいますか。
秋明菊は 秋の日差しの中で今年も懐かしい花を咲かせています。
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知り合いの方から 大粒の丹波栗をいただき、栗ごはんや茹で栗にしました。ほっくりと甘くて お米と炊くとごはんまでもっちりとして本当に美味しいです。残りの栗は冷凍にして少しずついただきます☺️
義妹からも 丹波栗の焼き栗をもらいました。お店で焼きたてのものを買って来てくれたそうです。マロンショーは、こんな感じでしょうか。まだ温かい香ばしい香りと濃い栗の味を楽しませてもらいました。
自分で料理した写真は、よほど余裕がなかったものか、撮り忘れたことを食べた後に気づく始末です。
「今年は少なくてすまんのう😊」と、黒豆の枝を小山のような量でくださるおじさんもいて(連れ合いの幼馴染みです)、
鞘を切り取り、給食センターの鍋ほどの大きさのプラスチック桶で繰り返し豆を洗い終わるまでに午前中かかりました。
新鮮な丹波の黒豆の茹で枝豆を冷凍して いつでも楽しめるのなら、少々の筋肉痛などなんのその。
気分もすっきりしました。普段体を動かすことのなんと少ないことか。
ガス台がふさがったのを言い訳に、晩ご飯が冷凍の牛丼になってしまいましたが、こんな行事も年に数えるほどのこと。楽しい時間でした✨✨✨ たけのこを茹でるのに使うお鍋2つでも まだ足りなかったので、2回に分けて茹でました。ジップロックL4つとM2つになりました。みんなに配って喜んでもらいました。おじさん いつもありがとう💕
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ブログを始めた頃からおつきあいいただいているブロガーさんが育てていらっしゃる沈丁花に憧れて、50cmほどの苗を取り寄せて植えてみました。
山の中の夜は早く、とっぷりと暮れた暗闇の中、ふたりがかりで穴を掘って(怪しいことこの上なしですが) 固形肥料を置いた上に土を入れ、水を入れ、目の荒い麻布で根をくるまれた木を植え付けました。
麻布と麻紐は自然に無くなるから、根を守るためにもそのまま植えるのですね。添付の説明書を読んで知りました。
まわりがごちゃごちゃとした写真になりまして。
下の写真は以前ブログに書きました水仙のお寺で見かけた沈丁花です。
謐かな華があり、空気に溶け込んでいくような香りが印象的でした。
春に 我が家の花が咲くには だいぶかかりますね。私たちでは、ここまで見事には到底できないでしょうけれど 大事に育てますね🌿
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先日伺った 久美浜の 安野光雅さんの美術館で買った「片想い百人一首」を読んでみました。
百人一首に心を寄せた 機知に富む本歌取り。晩秋の林を描かれた表紙の水彩画や題字に 趣き深さを感じます。
本歌である百人一首各首の解説や 歌の並びの関連性についての考察、編纂者 藤原定家のお話、古今和歌集や漢詩などの古典や近代文学のご解説も分かりやすく、
更には 海外でのさまざまな逸話や、作家や写真家、料理研究家など幅広い交友関係が垣間見える 引き出しの多さに惹き込まれてしまいました。
「街道をゆく」の取材で行かれた台湾の道を走る車の中で、眠り眼鏡をかけて眠っておられた安野さんに向かって、
司馬遼太郎さんが何の悪気もなく「『紅の豚』みたいやな 」と言われた後、安野さんはそんなに気にされていないのに、「いい豚だ。君も映画を観てごらん」と取りなすようにおっしゃったという クスッとするようなお二人の仲の良さが偲ばれるお話もありました。
更に、19歳で兵隊に取られた時のお話、死生観、無宗教だから葬式はいらないなど、優しい絵からは窺い知れないお話が次々と。
絵の写真は「森の中の家 安野光雅館」のパンフレットの「コブシ」と、絵葉書「阿修羅像」の作品です。
上皇后陛下 美智子さまの御歌集「瀬音」についてのお話は、興味深くてとても勉強になりました。
昨年亡くなられた安野光雅さんの94年間の人生のうちのほんの一部を拝見した思いになりました。
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我が家は町から離れた山の中ですが、町の中心近くには 昔ながらの商店がいくつかあり、お茶屋さんで義父のお線香に使う風炉の灰を求める折などに その辺りを歩いてみます。
先日立ち寄った 地元の特産を置く建物の外に育っていた綿の実。
夏に咲く綿のお花もきれいですね。綿の畑が広がる里ではないのですが、
秋にできる綿の実は、この町のちょっとしたアイコンなのかもしれません。
路地は至るところに。
日没後には鹿の鳴き声が聞こえてくるようになりました。星がきれいに見えます。
お身体大事になさってくださいね。
とりとめのない話になりまして。
今日もご覧くださいましてありがとうございました。
’21 10月「名筆研究会展」より
「ひとつしかない私たちの星を守りたい
朝陽が水平線から光の矢を放ち二人を包んでゆくの
「雲はわき光あふれて
天高く純白の球 きょうぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは歓呼にこたえ いさぎよし
ほほえむ希望
小柄なお身体から、生命の力が溢れる書。
夏に 林先生の突然のご逝去を知りました。思い出されるのは にこにこと微笑んでお話しくださる温かなお顔ばかりです。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 その節には、先生のお嬢さまから優しいお電話をいただきましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
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