野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

メドーセージの6月 Ⅱ

こんにちは。

最近は、5月の頃より爽やかで メドーセージが 一気に育ちました。


f:id:snow36:20190613185649j:image

f:id:snow36:20190613185633j:image

この花は いつも思ったように撮れなくて、私の写真では 魅力が半減です。

f:id:snow36:20190613192907j:image

日差しが明るいと 紫色に写ってしまいます。確かに、紫の気配がありますが そんなに甘くはありません。


f:id:snow36:20190613191058j:image
こちらは、鮮やかな紺碧に見えますが、本来の色は どちらかと言うと瑠璃色に近いでしょうか。
元気な花を 次々と咲かせています。確かに、口を開けて吠えているようでもあります。

 

🌿

ご近所で あじさいが咲き始めたと聞いて、伺ってみました。

藤棚の下に あじさいの緑が濃い影を落としています。

f:id:snow36:20190611221809j:image


f:id:snow36:20190611222258j:image


f:id:snow36:20190611222326j:image

もう一週間もすれば、満開になるそうです。

 

ウチョウランの花が 小さな盆栽仕立てにされていました。

f:id:snow36:20190611221848j:image

初めて見るウチョウランは、爪ほどの大きさの優しい若紫色の花です。f:id:snow36:20190611221944j:image


f:id:snow36:20190613191237j:image

 

大きなスモークツリーが シンボルツリーのような存在感で立っていました。花が終わると より華やかに。ふわふわと霞む花柄(かへい)が不思議な佇まいです。

f:id:snow36:20190611222031j:imagef:id:snow36:20190611222124j:imagef:id:snow36:20190611222151j:image

葉柄(ようへい)から主脈にかけて 花柄と同じく美しい薄紅色が走ります。


f:id:snow36:20190611222217j:image


f:id:snow36:20190611223047j:image

こちらのお庭は、オープンガーデンのようにして、開放されているそうでした。

 

 

🌿🌿

始めにお話しました メドーセージは、夏の始まりを知らせてくれます。

自由でのびのびとして 元気を振りまいている花。この花を見ると、独立して離れて暮らす娘を思い出します。

田舎の小学校で、娘の同級生は 40人に届きません。年に一度は、みんな帰って来て 同窓会をしています。子どもの頃に あちらこちらを転居し続けてきたために幼なじみのいない私には、とても羨ましく思えます。

 

数日前に、連れ合いから 娘の同級生の訃報を聞きました。

週末に 幼なじみのメンバーで旅行中だった娘には、その話はしませんでした。

帰って来た娘は、電話で旅行のお土産話をひとしきり話したあとに 「○○ちゃん 死んじゃったんやて…。」とぽつんと申しました。

続く話に、そうか……。そうか…。としか応えられませんでした。若い同級生のご冥福を ふたりで祈ることだけしかできませんでした。

娘が 高校を卒業して家を出てから、4年と少しの時間が経ちました。大学時代から 時間があれば毎晩のように電話をかけてくる娘。今日あったこと。楽しい話、失敗した話。落ち込んだ気持ち。

就職して、2ヶ月。  仕事に振り回されることも 度々のようですが、先輩方から とてもかわいがっていただいていることも聞いています。感謝いたします。

 

チャールズ・M・シュルツさんの描くスヌーピーのせりふで、「配られたカードで勝負するしかない…。それがどんな意味であれ。」という有名な言葉があります。

強い意志を感じます。挫けたままでは 先に進めないのですね。

壁に当たってしまった時には、若木のように しなやかに受け止めて 新たな方法を見つけていこうということでしょうか。

じんましんを出して出勤して行った娘から 電話がかかってきたら、

時には ぼちぼち行くのもいいよと伝えましょう。あなたは、ほどほどにやっていきますと言っていた筈。

小さな人たちを育てる仕事も また、尊い

メドーセージは、美しい葉から 爽やかな香りを立て 元気に笑っています。f:id:snow36:20190613185726j:image

いつも ご覧くださいまして、ありがとうございます。

 


f:id:snow36:20190612001315j:image

「あらたふと青葉若葉の日の光  芭蕉 句」(325×245m/m) 奥の細道  松尾芭蕉


f:id:snow36:20190612004508j:image

「身のまはりは 日に日に好きな草が咲く  山頭火 句」(240×320m/m) 草木塔    種田山頭火 句     村上翔雲 書   再掲

 

***

突然ですみませんが、

私たちに近い親戚が 病気療養中なのですが、最近 容態がよくありません。

今できることをしたいと思いますので、楽しみにさせていただいている皆さまのブログを しばらくの間 拝見できなくなるかもしれません。ごめんなさいね。

上のメドーセージのお話は 下書きを慌てて まとめましたので、この文章とちぐはぐな印象の内容になってしまいました。

落ち着きましたら、またよろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。