野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

金ごまの花

こんにちは

夕立さえもない この頃。

昼間の表は 白く見えるほど眩しいですね。

それでも  田んぼは 一面若い緑です。


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 夕暮れに カメラを持ち出した時から、散歩と化す私のウォーキングですが、

寄り道の多い人生も また楽し。

 

溝の流れを覗くと、底には 小さい田螺がいます。
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この上を 小魚が 薄灰色の影のようにしゅっと、飛び去る素早さで泳ぎ回っています。

写真には 写し取れない速さです。

 数日ぶりの 散歩ですが、辺りの植物の成長の早さに驚きます。

稲、黒豆、カボチャ、雑草。

かわいい花が咲いていました。すっと、背の高い姿勢の良さ。


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でも、黒いマルチで覆われた畝に ずらりと植わっているので、野菜なんだけど。見たことがあるような…などと 話していると、


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「雑草が すぐ繁って。土が 肥えているからね。」と、親戚の人に話しかけられました。こちらは まじめにウォーキング中。

「それ、金ごまよ。」


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緑のさやが 上を向いています。

 

ごまは、小さいから 脱穀後に ごみを取り除くのがたいへんで、

でも売り物にするには ごみ取りは やらないといけない作業だから、みんな ごまを やらなくなったみたいだとか、

煎りごまにする時に つい煎り過ぎて焦がしてしまうことがあるということなど 足を止めて色々聞かせてくれました。

 

こんな話を 聞かせてもらうことが ちょっと楽しいのです。

野菜の花は、かわいくて きれいなものが多いですね。

金ごまの花は、優しい色をしていました。



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  「閑かさや 岩にしみ入る蝉の声」奥の細道        松尾芭蕉 句   (325×245m/m)

 


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  「水にそうて いちにちだまってゆく」        種田山頭火 句   (75×190m/m)                                               村上翔雲 書