野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

ぽんす会 漸くわずかに活動する

こんにちは。

暖かくなってきましたね。

どこにいても、うぐいすの囀りが聞こえてきます。桜の花の辺りが赤みを帯びてきて、花びらが はらはら降り続きます。

 

石楠花が 開きはじめました。去年の夏の暑い頃から 灰がかった黄色の固い蕾をつけていたのでした。たとえが悪くて申し訳ありませんが、蕾は 洗ったあとに 広げないまま乾いてしまったTシャツか、子どもが手に握り込んでいる おもちゃの手品の花のようにも見えます。f:id:snow36:20190418142520j:image

はっきりとした濃い赤紫色の蕾が、ゆっくり緩んでいくと 淡い色の柔らかい花が現れます。

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芍薬も一輪。こちらも 蕾の儚げな黄は薄まり、花は白く 姿もよくて。記憶の底の優しい面差しのようです。

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どの花も 一度に たくさん咲かないのは、手入れがよくないからか、それとも 朝だけしか日が当たらないからなのか。

 

チングルマは、紅葉の後 冬のあいだは枯れていたので 捨てるように言われましたが、暖かくなると小さな緑の葉が 芽吹きはじめました。

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イベリスの潔い白は、まわりを明るくしてくれます。大きくなってきたので、我が家も そろそろ株分けをしていいのかもしれませんね。

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月桂樹の花。

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枝垂れもみじの新芽も瑞々しくて、愛らしくて。目まぐるしく 動く季節を迎えています。

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成長を見せてくれる様子に ありがたく思います。

 

🌿

連れ合いが 景勝地 福井県三方五湖の釣り堀に釣りに行きました。

波止釣りや 船釣りが好きな者ですが、連れ合いが よくご一緒させていただいている「ぽんす会」の仲間のお一人が 病気で長らくリハビリをされていますので、最近は あまり釣りに出かけていませんでした。

ぽんすとは 関西弁と言うより こちらの言葉で 釣り好きが昂じた者 というほどの意味です。義父が よく言っていましたが、若い人は もう知らない言葉なのかもしれません。

 

今は みんなで船を出して 以前のように釣りをする事は していませんが、眺めのいい釣り場で 久しぶりに一緒に楽しみたいと 釣り堀での釣りを計画したようでした。

どこに行こう?  景色がよくて、足元が 危なくないところ。ゆっくり釣糸を垂らして、みんなで のんびり海を見たい。昼は うまいもんが食べたいな。などなど、リハビリ中の友人に内緒で打ち合わせをしていました。

そんな大切な話合いは、 何故か必ず 気の利いた肴を出してくれるお店で開催されて、しばらくすると 所期の目的はどこへやら・・

連れ合いの話題の時には いつもブログが迷走します。そうすると ブログの趣旨から自由に外れていくので困りますが、人としては 私などより ずっと味わい深いものなのか とも思います。本人には申しませんが。 すみません。やはり 外れ出しました。戻しますね。

 

こちらの釣り堀は、定置網で捕れた日本海の魚や 養殖の鯛を放しているとのことでした。

今日は ボウズだから。と、出かける前に言っていました。これには 二つ理由があり、

友人たちと連れ合いは、リハビリ中の友人と久しぶりに海へ釣りに出かけることが ただ嬉しくて、その友人が 疲れたり、危ない目に会わないように 注意を払うことにして、釣果にこだわらないつもりでいたようです。

もうひとつの理由は、釣り堀は 入場料以外に 釣れた魚の重量によっては 超過分の料金が案外かかるとのことでした。

そうは言っても、釣り堀なので 35cmほどの養殖鯛が 2尾釣れてしまったと連絡がありました。

 

穏やかなお天気で 眺めも美しく、リハビリ中の友人も 鯛を釣り上げて とても楽しんでおられたそうでした。他の友人たちも それぞれ同じように少しだけ釣って持ち帰りました。

 

ちょうど春祭りでした。連れ合いが 自分専用の流し台で 捌いてくれました。

連れ合いの希望で、潮汁にしたり、さくにならないところを 塩焼きにしていただきました。

リハビリ中の友人の釣果は、お料理のとても上手な奥さんが お刺身にされたそうです。奥さんは 献身的に寄り添っておられる方で、その毎日に頭が下がります。

 

鯛のお刺身は、釣った翌日がおいしいですね。身がしっとりとして、お味がまとまっていました。我が家の子どもたちは帰って来れませんでしたので、義母と3人で おいしくいただきました。

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今日もお天気がよくて、山の中は 澄んでいます。月がきれいですね。

明日はどうでしょうか。

どうぞ お体大切に。

今日も ご覧いただきまして、ありがとうございます。

 


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「頭をひくくたれ 死ぬことができぬほど しつこくゆけ   重吉 詩抄」(190×300m/m)

 

忍びてゆけ

突破しながらゆけ

頭をひくくたれひくくたれ

死ぬことができぬほどしつこくゆけ

「晩秋」重吉詩稿   八木重吉 詩    村上翔雲 書

 

ノートルダム寺院の火災     遥かに時間のかかることと思っていたのですが、5年以内に修復をされるとの強い決意を表明されました。どうぞ 貴重な遺産が順調に再建されますように。たゆたえども、沈まず なのですね。