野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

風がもて来る

こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか。


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今日はこちらは日中は暖かでした。

しばらく立て込んでいたので 気晴らしがしたくなりました。少し遠くへ出かける用事のついでに 森林公園へ寄ってみました。


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こちらは 赤いというほどではなくて、くすんだ赤茶や紅樺色に染まる木々が重なって森を彩ります。

森林公園は 人工の森ですが、こちらの地域の元々の植生を 80ヘクタールの広大な敷地に再現されています。

池や そこに流れ込む清流は コンクリートに何段かの階段状に土を入れて、多種の水草を育てられているそうです。

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水のある場所は、安らぐ気がして つい時間を忘れてしまいます。

ススキやチガヤが池の中に島を作り鴨が泳いでいます。

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多分 案内表示から バンだと思うのですが、黒い体にオレンジ色の嘴の鳥が水浴びをしていました。逆光で全身黒い鳥に写ってしまいました。

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小さい水路に 丸い葉が浮かびます。ジュンサイもあるとのことでしたが、育っているところを見たことがないので どうでしょうか。f:id:snow36:20191213200518j:image

ふと気づくと、丸い葉は 岸にも上がっていました。楕円や丸の葉が立ち上がる様が 剽軽でかわいらしく思いました。

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ヒメガマが 綿になって揺れています。f:id:snow36:20191213202415j:image


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カンサイタンポポでしょうか。茎を短くして地面に近く 小さな花を開いていました。

 

ハナミズキが 銀色の枝に つぼみをつけています。

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流れる枝の美しさに惹き付けられます。


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もみじの木の下、しいの木の下と 落葉を楽しみながら歩きました。空気がぴんとして 洗われるように爽やかです。時折、枝の上が がさがさと音を立てます。何羽ものウグイスに見えました。地鳴きのような ひきつける鳴き声も聞こえてきます。


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黄色の葉は、タカノツメや コシアブラとのことでした。華やかな色をしていました。f:id:snow36:20191213204032j:image

タカノツメ。


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コシアブラ

36年の時間をかけた豊かで美しい自然が育てられています。楽しませていただきました。

用事の約束の時間を過ごしてしまうところでした。

 

🎄🎄
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娘のクラスの2歳のお子さんたちが作ったサンタさんだそうです。最近は、娘のお弁当にダメ出しをしてくれるそうです。f:id:snow36:20191213000717j:image

みんな笑顔。クリスマスも近いですね。

 

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被災地の報告~真備中生徒の防災新聞4 | happy-ok3の日記

災害で避難の時には、お年寄りにも声をかけて。私どもも 独居の高齢の方が多い地域です。中学生の皆さんに教わる気持ちです。

happyさん、真備中学校の皆さん いつもありがとうございます。

 

 


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「焚くほどは風がもて来る落葉かな  一茶 句   翔雲かく」(150×75m/m) 

作品に 普段は素人の私がものを申さないようにしておりますが、

小林一茶 句となっています。でも、こちらは良寛の句で 小林一茶の句は

「焚くほどは風がくれたる落葉かな」。

よく似た句ですね。一茶の後に良寛と、相次いで作られた句と聞いておりますが、作者の名前を間違えるのは あまりないことだと思います。

父が書いた時に間違えたもので こんなこともありますとは 決して私が申す立場ではありませんが、多分そのようだと思います。

多方面の皆さまに 心から申し訳なく存じますが、ここに書き残させてください。

 


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「百舌鳥啼いて身の捨てどころなし  山頭火 句」草木塔 (240×320m/m)  種田山頭火 句    村上翔雲 書

 

ご覧くださいまして ありがとうございました。