野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

ヒヤシンスの香り。

こんにちは。

こちらも 数日で暖かくなりました。


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近所の病院のミモザがきれいに咲いていました。

ミモザの根元には、クリスマスローズが 風に揺れています。

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最近は 家族のことばかりで恐縮ですが、義父が新しい環境にまだ馴染めないまま体調を崩したらしく、病院へ一緒に行きました。

感染症の影響で 施設でも家族の面会が制限されていて 義父にずっと会えていませんでした。

生理食塩液の点滴をしてもらって 少し楽になったようなので、義父は また施設へ戻りました。

送り迎えを施設の介護車でしてもらいました。ありがたく思います。

今は、熱も下がって落ち着いているようです。

 

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義父が施設へ戻るのに付き添った後、帰りに先日行ったカフェに立ち寄りました。

我が家から 義父のところまでの途中の公園にあります。

席に着くと、優しい甘やかな香りが微かにします。青磁色の小さな花挿しからでした。

見渡すと、壁際のいくつかのテーブルにだけ 今朝摘んだばかりというような白いヒヤシンスの花が活けてありました。

最近 ブログに載せていらっしゃる写真を拝見して、地植えのヒヤシンスも素敵だなと思っていました。
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私も 楽しいを探してみましょう。


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でも 食べるも大切。気づくと もう夕方になっていたのでした。素朴な春のグラタンが 温かくて嬉しかったです。

 

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一昨日 実家の草引きと、剪定(と申してよいのなら…)を少ししてきました。

実家の藪椿の枝が混み入り、美しかった花色もぼやけて花の形も崩れていましたので、初めは遠慮しながら、だんだん思いきり 切って、切ってを繰り返しました。多分 チャドクガの出てくる前に間に合ったと思います。

 

妹が椿か山茶花だと思うと言いながら ふたりとも咲いた花を知らない大きな木は、空に向かって広がっています。

ひとりの気楽さで誰にも遠慮なくノコギリまで取り出して、太く育った枝を払いました。うまく切れなくて 裂けてめくれた樹皮の内側はピスタチオのような曇りのない若草色。実家のこの木を毎回私が粗雑に切っていることを思うと 都度心が揺らぎます。

 

とりあえず見苦しくないぐらい(とはいえとてもお見せできません…) になった頃に 帰る時間になり、切ったものを纏めて持ち帰りました。驚くほどの嵩になりましたが、まだ半分も終わっていないので 近いうちに来ようと思います。毎回ちょっと疲れるのもよいことかもしれませんね。

 

こちらは、実家に咲いていた花韮f:id:snow36:20200319144058j:imagef:id:snow36:20200319144219j:image

花韮は 自然に群生するものなのに、わざわざ買って 我が家に植えてみたブルーカーペットアフェイオンは、カーペットどころか まだひとつしか咲いていません。

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葉は やはりニラのにおいがします。お花ってかわいらしいですね。

 

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おかげさまで このブログも先週3年目に入りました。丸2年経って、漸くたったの125記事だけですが、それぞれを思い出深く思います。

それでも 振り返ってみると、タイトルだけでは中身がわからない作りをしているために、少ない数ながら自分でも何を書いていたのか忘れているものもあります。相変わらず誤字も思い込みも多いことです。

私がブログを書き出した頃に ご覧くださった一人目の方は もうかなり以前にブログをやめておられますが、あなたのブログは素敵ですと書き込んでくださったことが こよなく嬉しく心に残っています。

これが私の歩く速さなら、私には それで十分なのかもしれません。

たかだか2年の しかも時々しか更新しないブログですのに たいそうな申しようでお恥ずかしいですが…。

そんな拙いブログにおつきあいくださる皆さまに 心から感謝いたします。おかげさまで 楽しんで書いております。

どうぞ これからもよろしくお願いいたします。

いつも ご覧くださいまして、本当にありがとうございます。


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カフェのお迎えのクリスマスローズ

 

こちらでも うぐいすの囀りが聞こえるようになりました。

 


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「手をあわすれば洗われてゆく ふしぎな(る)この世かな かたじけなきぼんのうの世かな  重吉の詩」重吉詩稿 純情を慕いて より (190×300m/m)  八木重吉

 


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「無」(50×65m/m)  額装  

  
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「無」の裏面  「昭和五十六年秋 鳥 村上翔雲 書  印」

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