野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

紫陽花の庭

こんにちは。

時間によっては雨が降る日が続いています。

お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか。

 

5月に藤の花を見せていただいたお宅の庭の紫陽花が咲いていると聞いて伺ってみました。

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数日前に伺いましたが、暑い日の夕方で紫陽花はぐったりしていたようなので、

晴れた朝に改めて美しく咲いている様子を撮らせていただきました。

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紫陽花の花は、緑の空気の中に涼しく咲いていました。

 

藤棚の下は細い回廊のようになっていて、小道に沿うように紫陽花と実生の1年目の小さなクリスマスローズが植えられています。

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新しい品種などお聞きしたのですが、種類が多くて(と申しますより私の物知らずがひどくて…)覚えられませんでした。箱庭のようなお庭です。

 

 

羽蝶蘭(ウチョウラン)が今年はうまく咲かなかったこととか、他の山野草の世話の仕方など興味深いお話をいろいろと聞かせていただきました。

下の2枚は、去年のこの時期に羽蝶蘭を撮らせてもらったものです。薄紫の可憐なお花ですね。

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セッコク(石斛)が籠に入って藤棚に吊るされていました。籠の中には炭と少しの水苔が。着生する植物なので、晴れが続いたら時々水遣りだけを気をつけておくと育つのだそうです。

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我が家にも、石に着生している風蘭から少し分けて樫の木に水苔を被わせて銅線で巻いているものがあります。

もう着生して水苔が不要になっているのに取り除かないで見苦しいままになっているのを思い出しました…。もうしばらくすると、石斛や風蘭も佳い香りを立てて咲き出しますね。

 

 

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藤棚のそばには桑の木が植えられていて、桑の実が赤から黒へと熟しているものもありました。

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少し古いことになりますが 半月前には、こちらでもクレマチスが咲いていました。

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こんな様子を拝見すると、鉄線の咲くお庭っていいなと思います。

 

 

🌿

晴れた夕方の農道を歩いていると、空や山が映るまだ植えられたばかりの稲の辺りに おたまじゃくしが泳いでいるのを見かけます。ツチガエルかトノサマガエルでしょうか。アマガエルより大きく見えました。

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これからの田んぼに水が流れ込むところを見ていると、おたまじゃくしより色が薄くて小さい生き物が、水の流れに逆らって泳いでいます。流れですぐに裏返ってしまいます。

苦手な方ごめんなさいね。

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カブトエビのようでした。スマートフォンでしか確認していませんが、写真はだいたい実物大の大きさです。

土を掘って水を避けようとしている様子が健気に見えました。たくさんいましたが、ほどほどがいいでしょうか。

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今は、稲はもう少し育っています。

 

 

           

娘が保育士をしている保育所も、6月から通常保育に戻りました。

今年の担任は1歳児クラスで、先日クラスのみんなで製作を初めてしたそうです。この度のテーマは紫陽花です。

茶色のクレヨンでぐるぐるしたところに、小さく切ったカラーテープをぺたぺた貼ります。

アジサイのおはな」とまだ言えなくても、とても楽しそうに作っていたそうです。

月齢の小さい子は、テープを貼りながら寝てしまったり、疲れてきて「だこ(抱っこ)」とせがむ子も。

 

後日 娘たち担任が あじさいの花の形に切り抜いて仕上げたとのことでした。

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お迎えの保護者の方には、さまざまな報告の中でも、今日初めてできたことは忘れないで話すそうです。

初めてお昼寝ができたこと。製作のあじさいの花びら(ガクですね)を模したビニールテープを丸めずに貼れたこと、などなど。ささやかでも、大切な1歳の初めて。

小さな子どもたちは、みんな穏やかににこにこしています。

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今日もご覧くださいましてありがとうございます。

 

 

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「水にそうて いちにちだまっていく 山頭火 句」(485×690mm) 種田山頭火

 


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「蟻が てふちょが 草が なんぼでもさいて 山頭火 句」(135×185mm) 種田山頭火 句  村上翔雲 書