野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

昨日の花

こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか。ご無沙汰しております。

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ひと月前から、拝見したブログにも 私のブログにいただいたコメントにも、私がつけた通りにスターがついていないようでして、

ちゃんとついていることもあれば、中途半端にしか反映していない時も多いことに 遅蒔きながら気づきました。

本当に申し訳ありません。 ここ2、3日は ようやくトラブルがなくなったように思います。

 

🎐

暑くなりましたね。

日中、こちらでチイチイゼミと呼ばれる 4cm足らずの大きさの ニイニイゼミが高い声で鳴いています。

夜 お風呂へ行こうと外へ出ると、外灯に 何度も突撃しては落下を繰り返していました。(我が家のお風呂は これといった理由もありませんが、玄関から出てすぐの別棟の中にあります。と言うと、露天風呂かと 友人にからかわれます。ごく普通の家庭用のお風呂です😊)

お風呂から戻って来ると、持っていた洗濯物かごにまっすぐ飛び込んで来ました。 セミは、ふんわりとは飛べないですね。繊細な模様の翅もただ小さくてかわいいです。苦手な方 すみません。

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そっと包むように持つと じっとしています。ちょっとだけごめんね。

写真を撮らせてもらった後は、外の松の木の中に逃しました。

 

風蘭は、梅雨の終わり頃からしばらくの間 白い花で楽しませてくれました。 湿度の高い夜の雨の庭に、南の町をひたすら歩いた記憶を呼び起こすバニラのような芳しい香りが立ち上ります。 

f:id:snow36:20210730181905j:image石に着生したものと、

そこから株分けして樫の木に着生させた株から咲いています。

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写真は、梅雨の終わり頃の写真です。今年は もう咲き終わりました。

 

昼間の日差しの強さには辟易しますが、山の中の我が家の辺りの夜は 暑さの余韻もまださほど感じられません。

雲の合い間に月を認め、虫の声を聞き、星を探しながら連れ合いの作業着などを干して、ささやかな一日を終えます。

過ぎていく毎日は、跡も残らない小さな雨降りのようなものなのかもしれませんが、知らずと心のどこかに織り込まれているものなのですね。

昨日の花の可憐さをふと思う静かな時間を大切にしたいです。

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☂️

2週間ほど前に 連れ合いが持病をこじらせまして、仕事があるからと言うのを説得して病院へ付き添って参りました。 15年来の自律神経の病気は、ほどほどにコントロールができていれば 普段は問題なく過ごせます。

この度は、体調の変化を わずかなことと後回しにしてしまった為に起こったことでした。

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内科の病院で点滴をしていただいた後、主治医のおられる医院へ行きました。

先生はゆっくり時間を割いて最近の様子や仕事のことなどをひとつひとつ聞いてくださいました。

 

🌂

帰りは夜になり 慣れた道にも暗闇がしんと続いていました。

しばらく行くと、接触事故の起きたばかりのところに出遭いました。センターラインもない狭い道の先に 車が2台 不自然な向かい合わせになって止まっていました。 ふたりの人が立っていました。

怪我をした様子も見受けられず、警察などには既に知らせて待っておられるようでした。

私たちにできることは無さそうでしたので、なんとか回れ右をして (本当に不器用です)他の道から帰りました。

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🌙

短いトンネルを抜けて 暗い森の中を通る急な下りカーブを回ったところで 何かが目の前に飛び出して来て 慌ててブレーキを踏みました。ライトの前にはイノシシの子どもが。

カーブでスピードを落として走っていたので当たらずに済みました。 ウリ坊くんは、そのまま道を横切って茂みに走り込んで行きました。

ぶつからなくてよかったね。あの子のお母さんはどうしたんやろね などと ほっとして話す間に、連れ合いが少し元気そうになったことに気づき ようやく気持ちがほどけてきました。 

一度崩れると しばらくは日にち薬ですね。

お天気の話のようですが、人もそうしたものなのでしょう。これからは、もっとゆとりを持って気をつけてあげなくては…。長い一日を終えました。

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🐚

セミやイノシシ、今日は熊まで出たそうでして、田舎の日常の話ばかりで失礼しました。

ちょっとさっぱりとした風景を。

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f:id:snow36:20210727054942j:image東の方に、明石海峡大橋がぼんやりと見えます。
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こちらは、明石市林崎町松江海岸にあるお店からの明石海峡の眺めです。日差しが明るい海岸の路地を進んだ先にあるところです。

若い頃に一度行っただけですが 今も素敵なお店でした。

遠浅の海の向こうに 薄黄色に霞んで見えるのは、淡路島です。

船が列を成すように西へ渡って行きます。 

こちらより東にある須磨からの眺めに慣れた目からは、知らないところの景色に見えて 凪いだ様子の沖の潮の動きが荒々しくさえ感じられます。
f:id:snow36:20210726145655j:image立って櫂を漕いでいるのは、パドルボードというのですね。初めて見ました。

今年もコロナの影響で、海水浴場を開くことは中止となり、遊泳にはある程度制限もあるようですが、浜辺遊び程度なら構わないらしく、皆さん 浜辺近くで寛いでおられます。

とても暑い日で、砂浜が眩しく波は穏やかでした。砂浜は、昔はなかったように思います。

夏休みの昼下がり。窓越しに広がる海を眺める時間も良いものでした。
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こちらのお店には、海の中にいるような設えで有名な女性用のトイレがあります。

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普通に利用できますが、ガラスの中から魚の泳ぐ姿を見るのが楽しい部屋です。昔から人気のお店なので、ご存知の方もたくさんいらっしゃいますね。

 

🐟

今年に入って、より不定期な更新になっていますのに いつもご覧くださることに感謝しております。

ありがとうございます。

お身体大切にお過ごしくださいね🌿

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「日傘の往来で燈籠銘は モルガン・ユキ 三樹彦の句」

モルガンお雪も住んだ「異人山」 当時の灯籠、今も | おでかけトピック | 兵庫おでかけプラス | 神戸新聞NEXT

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「大青空 水牛が雲食べたから 三樹彦の句」

 以上 3点 伊丹三樹彦 句  村上翔雲 書