野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

麦畑 風が吹いて

こんにちは

昨日の 冷たい雨から、今日は いいお天気でしたね。

 

近くの麦畑は、すっかり黄金色です。

穂は、硬くすっくと伸びています。

なだらかな山と麦畑は、爽やかな5月の空に別れを告げ 刈り入れを待っています。

同じ場所ながら 秋とはまた違う趣です。

 

歩いて行くと、高い空中や 鋤かれた畝の雑草の中で ひばりが忙しなく歌っています。

 

見上げると、黒いシルエットの小さなひばり が小さな羽を必死に羽ばたいて 上昇しながら、

休む事なく 力強く声を張って
囀ずっています。

しばらくすると、囀ずりながら 急降下して 地面に突撃する勢いで 着地。

麦畑ではなく、まだ鋤かれていない草が生えている畑などに 巣があるようです。


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麦刈りを終える頃、川沿いや溝辺りで、蛍が見られるようになります。

まむしが出て来る時もあるそうですが、幻想的な風物詩ですね。


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松尾芭蕉 句「山路来て 何やらゆかしすみれ草」(325×245m/m) 野ざらし紀行

 


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松尾芭蕉 句 「花盛り 山は日ごろの朝ぼらけ」(325×246m/m)    村上翔雲 書