野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

炎天に花咲く

こんにちは


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こちらは、お蕎麦屋さんです。

先週 私たちが行った「あまご村」さんの近くにある 茅葺き屋根のお店です。

 

車で 1時間ちょっとかかるのに、同じところに再び行くのはどうなのか… と思ったのですが、食通の知人のお薦めでした。

おとなの雰囲気のお店です。

お昼の予約をして 行きました。

お店裏の庭が 素敵でした。
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こんな 百日紅が うちに咲いていたら…  と 眺めます。
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途中ですが、お詫びと訂正をさせてください。     先週「ひこうき雲…」の中で、こちらの 写真の「オニユリ」を「ヤマユリ」と誤って書いておりました。すみませんでした。
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どう見ても  オニユリ。  ですよね。

 以前、根が出たユリ根を植えてみたら、こんな花が咲いたことがありました。

 

 


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茅葺き屋根の中は、高く広がる空間でした。

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丸い机の中央に、四角く囲炉裏が切ってありました。

盛り蕎麦
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おろし蕎麦

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真ん中の 桜色の大根おろしは、こうでなくては! という きっぱりとした辛さ。

ざらつきのない つるんとしたお蕎麦です。

「十割そばですから、ちょっと お塩を付けて召し上がってみてください。」と勧められて 食べてみると、香りもよく のど越しの良さが 心地よかったです。


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敷地横の水路は、とてもきれいな水が 勢いよく流れていました。

 

蕎麦屋さんを出ると、

蓮を見たい と連れ合いが申しました。

美しい蓮の写真をあげておられる素敵なブログを 最近拝見しました。

私では、到底そんな写真は撮れませんが…

それでも きれいな蓮を見てみたい。

 

私たちが 知っているところは、やっぱり山の中で、ちょっと素敵な温泉の側の 蓮園です。


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涼しげに、ふんわり咲いています。
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ただ、お昼過ぎで 立っているだけで 汗が止まらないほどの暑さでしたので、花が ぐったりしていました。   だれも いませんし。

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葉影の花は、そっと守られて 座っている女の子のようです。
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夏の白は 空を仰いで。思い切りの背伸び。
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 そして、露天風呂まで備えてある せっかくの温泉に入ることなく、「上流へ行く。」と言う連れ合いに従い、さらに奥へ向かいました。


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川幅が狭くなり、川原の石が だんだん大きくなってきました。人家もなくなって 自然の荒々しさも感じるような景色になってきました。

しばらくすると、銀の選鉱場跡を保存している公園に行き当たりました。



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遺跡のように見えました。


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公園内に 百日紅が並木になっていて、甘く優しい香りが漂っていました。

百日紅の花の香りは 強くはありませんでしたが、樹木の花なのだなと思わせる個性が立つ魅力を感じました。

道は 細くなりながら、まだ上に続いています。

道から見えるところに、キャンプの出来そうな開けた場所があったり、みつばちの箱がいくつも並んでいる木陰がありました。

でも、「豪雨の時には、ここから5キロ先まで 封鎖されます」という札が 道沿いに掲示されていました。山肌が 崩れかけているところもありました。天候が崩れると、不安定なところなのでしょう。

川は 細くなっては いますが、自然の状態なので、人に迎合しないむき出しの風景です。

 すれ違うのが やっとの道ですが、生活道路らしく 対向車が時々 走って来ました。

取り立てて用のない私たちが ここを走るのも どうかと思い、Uターンすることにしました。

 この道が途絶えると、困る人がいるのですね。

 

 


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  「炎天をいただいて乞ひ歩く」                              (320×245m/m)   種田山頭火

 


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  「炎天に花咲く さるすべり はだかの幹まがり傾く心    紅の髪差   行く路のくらがりに迷う旅の笠の中」旅人かえらず(52) (200×300m/m)  西脇順三郎 詩                                                          村上翔雲 書