野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

高原を歩いてみれば・峰山高原

こんにちは

砥峰(とのみね)高原のお話の続きなのですが、すっかり日が空いてしまいました。勝手なことで すみませんが、よろしくお付き合いくださいね。

 

先日お話した砥峰高原から 山道を車で15分ほど登って行くと、峰山高原に着きます。標高差が 200mはあり、歩いて120分ほどとのことでした。

 

峰山高原です。

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ここ 峰山高原に、ホテルがあります。キャンプ場と スキー場が併設されています。

兵庫県としては 14年ぶりに新設されたゲレンデとのことで 昨シーズンにオープンしました。手ぶらで行けると かなり好評だそうです。

 

スキー場のリフトで 側の暁晴山(ぎょうせいざん)に 15分ほどで登れると聞いて、乗ってみました。

ハイキングコースは 30分だそうです。舗装がされている歩きやすい道らしいのですが、台風の影響か、リフトから あちらこちらに 木が倒れている様子が見えました。

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着いた 暁晴山の山頂には ジャングルジムのような子ども用のアスレチック施設があり、親子連れが楽しんでいました。電波塔が立っていました。


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山頂からの 風景です。(1,077m)

彼方に 瀬戸内海が望めますが、かなり遠いのです。

緩やかな青い山々の連なりに 淡路島の国生み伝説を思い出します。

標高は低いのですが、穏やかで 雄大な眺めは 心が安らぎます。 

雲に隠れて見えない氷ノ山(ひょうのせん・1,510m)や千ヶ峰(1,005m)などの山の話を あれこれとしたあと、また リフトに乗り、高さに馴染まない者の発言を盛んにしつつ 下って行きました。

 

リフトから降りると、 ゲレンデの脇から伸びている散策路を歩いてみました。

小雨が降るので 足元に 気をつけて。


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足元には 小さな秋が ころころと。
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すっきりとした緑の細い葉を 放射状に広げた植物が、ミツマタでしょうか。 群れを作っています。


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岩塊流が 有名なところだそうで f:id:snow36:20181016131126j:image

粘土質の 黄土色の土と 大きな岩が 森の中を流れる川に沿って ずっと見えていました。


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「りょうぶ 」という樹木の名前の札だけが掛かっていました。四角のコンクリートを並べた散策路を すんなりと長い幹の樹木が包んで 迷い込みたくなるように美しい眺めを作っていました。


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他の木もありました。こちらは、背の高い朴の木。長さが30cm近くある卵型の落ち葉は、大きくて目立ちます。


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森の中は よく手入れをされており、ところどころで道草をして、しんと静まった空気を楽しみます。
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雲が取れて 青空が広がってきました。
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散策路を戻って 森を出ると、いのししのひづめの後が 点々と。
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高原を後にして カーナビの誘導する帰り道は きれいな道路でしたが、行けどもヘアピンカーブが続きました。バイクなら きっと楽しいでしょうね。

 

もう 2時半頃で お昼には遅いのですが、道沿いに 蕎麦屋さんの幟を見つけました。

細い脇道に入って 辿って行ってみると、個人のお宅のようでした。

ツーリングの人が食事を済ませて 帰られるようです。
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聞いてみると、「天ぷらは もうなくなりましたが、お蕎麦だけなら。」と言っていただいたので、


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二八とのことで、のど越しのよい 美味しいお蕎麦をいただきました。

 

この日は 秋祭りでした。午後から よいお天気になりました。

最後まで お付き合いくださいまして ありがとうございます。

 

 

 


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  「秋風 行きたい方へ行けるところまで」(160×120m/m) 種田山頭火 句      村上翔雲 書