野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

ヒバリは鳴いていませんが確かにいます

こんにちは。

先週は 暖かい日が続いていましたが、先週末には こちらも雪が少し積もりました。f:id:snow36:20190131173406j:image

今日は 朝から冷たい雨が降っていますが、晴れていれば

ヒヨドリが 仄かに花を思わせる白灰色に染まり出した桜の枝に集まって 高い声で鳴いています。

数年前に メジとロジ(捻りがなくてごめんなさいね…。父がそう呼んでいたのでした)が我が家の庭に来るようになったので

みかんを半分に切って置いていたら、突然 メジロは追い払われて ヒヨドリが 食べ散らすようになりました。   

でも、ヒヨドリには罪はないから 仕方がないですね。

 

仕事の合間に 歩いてみると(この日は暖かに晴れていました)、

畦道に、タンポポホトケノザが咲いていました。この時期は茎も短くて、健気に空を仰いでいます。


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しばらく歩くと、田んぼに小さな鳥を見かけました。

一羽だけ 畦の斜面にいます。茶色の体に柄がありました。スズメにしたら柄も違うし 少し大きいかもしれない…と見ていると、連れ合いが ヒバリだと申しました。子どもの頃にはよく見たとも。「最近は あまり見ないな。よく見ないで歩いているからだろう。」

遅い春頃から 高い声で囀ずりながら、空を飛ぶのをよく見ますが、用心深いためか、近くで見ることがありませんでした。

案外 のんきに斜面を上っています。

冬枯れの田んぼに紛れるように ひっそりと暮らしているのでしょうか。地面に巣を作るものは 雪の夜は どうしているのか…。

私などでは とても写真に撮ることはできないし、近すぎるので そっとしておくのがよいと思いましたので、しばらく眺めさせてもらいました。

思ったより 胴が長くて おなかがぽってりとした鳥でした。

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ウィキペディアから お借りしました。

 

 


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昨年末に、義母の父を 祀るために お寺を探して お願いしていました。

若くして 家族を遺し戦死した 連れ合いの祖父。  亡くなったのは 義母が子どもの頃のことですから、もう 知る人も ほとんどおられません。

お墓は ありましたが、だれもお参りできない山奥に 置いておかれたようになっていました。

お世話になるお寺には 若い和尚さん。

先日 一緒に 足元が悪い山道を上って、性根抜きをしてくださいました。

てっぺんが四角錘のお墓に 手を合わせて祈ります。

暑い島で戦って 忘れられていく人々。

月日は 飛び去る速さで 過ぎ去っていく。

和尚さんと 連れ合いと 三人で祈りました。

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「郷愁  このひごろ あまりには ひとを 憎まず     すきとおりゆく 郷愁    ひえびえと ながる     重吉の詩」(190×300m/m) 秋の瞳   八木重吉 詩          村上翔雲 書

 

ご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

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この週末に 娘の引っ越しを手伝いますので、そちらに手を取られて 残念に思いますが、しばらく皆さまのブログを拝見できなくなるかもしれません。

あらかじめ お詫びいたします。ごめんなさいね。

戻って来ましたら、また よろしくお願いいたします。

東大寺のお水取りは まだまだ先ですね。どうぞ お体大切になさってくださいね。