野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

花韮


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こんにちは。

前回は、たくさんの方にご覧いただいたばかりか、お祝いのメッセージまでいただきました。恐縮しております。娘も たいへん感謝しております。ささやかなことでしたのに、本当に ありがとうございました。

 

 

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最近 暖かな日が続いて あちらこちらが 華やかになってきました。

地植えであれば、季節の巡りに合わせて 自然と花が咲くことも多いですね。

 

実家の 草引きをしました。 

ホトケノザが 育てているかのように 一面花盛りでした。  ゲンノショウコが少し出て来ていました。そして、ところどころに カタバミと 多分アザミが。アザミは まだ咲いていませんが、日当たりを独り占めする力強さで、蔦と一緒に大きく育っていました。これは 根が張りすぎて抜けませんでした。アスファルトに咲いた菫は 花が終わるまで残しておきましょう。


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花芽のついたツツジも 終わり頃の椿も 名前がわからない木も 剪定と申してよいものか。場合によっては ノコギリで伐採…。  毎年 私は 手入れと称して がさつなことをしているのです。

両親が大切にしていたミツマタもユスラウメも ロウバイも 通って世話ができないので、ほとんどの木を処分してしまいました。処分されるところを見ることができませんでした。母が かわいがっていたクリンソウも もうありません。

自分の家のことなら、専門の方にお願いして きれいにしていただくのに。限られた時間内に 済まさなくてはいけないからとは言え、この粗雑さに 申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

実家の庭に 花韮が咲いていました。f:id:snow36:20190328231301j:image

花は チューリップの原種を思わせる形ですが、葉の形は ニラですし、触れると 観賞する花と言うより、野菜売り場にありそうなにおいもします。

それでも、いろんなところに集まって咲いている様子は、行儀よく並んで座っている子どものように可憐です。f:id:snow36:20190328231237j:image

毎年 枝を払うと 疲れを感じますが、こんな風景を見せてくれると がさがさとした気持ちに 慰めをもらえます。庭木を 乱暴に切ってしまって 本当にごめんなさいね。

 

 

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こちらは 我が家のご近所の 植物を大切に育てておられたお宅の庭のユキヤナギです。放射線状に咲いている様子が水しぶきのようです。f:id:snow36:20190328231514j:image

できれば、これからも 素敵なお庭の写真を撮らせてください。剪定は難しくても、草引きを時々させてくださいと、お隣に住まわれているご親戚にお願いしました。  

リュウノヒゲが 伸び放題の中に、黄色の水仙ムスカリが埋まっていました。f:id:snow36:20190328231651j:image

このお宅の 同じ椿の木から、赤い花の咲く横で 花の色を加えたような紅色の縦絞りの入った 桜色の花が咲いています。

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我が家の庭も 草引きをして花殻を摘みました。

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これはきれいだけれど、しおれ過ぎたビオラの花殻は なんだか自分を見るようです。ちょっと残念ですが、仕方のないことですね。

でも、春の日差しは 暖かくて優しい。

 

暖かいと言いながら、昨日は 少し寒かったですね。どうぞ お体を大切になさってくださいね。

いつも ご覧くださいまして、ありがとうございます。

 


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「手をあわすれば  洗われてゆく  不思議な(る)この世かな   かたじけなきぼんのうの世かな   重吉の詩」(190×300m/m) 重吉詩稿 純情を慕いて より    八木重吉

 


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「光は暗黒に照る   ヨハネ伝」聖句     村上翔雲 書