こんにちは。
しばらく お天気が不安定でしたね。お元気でいらっしゃいましたか。
子どもの帰省は ごそごそしますので、めったに書かないブログが さらに間遠になってしまいました。
でも、ゆっくりしたくて帰って来るのでしょうね。ゴールデンウィークには 時ならぬ大掃除を始めてしまいましたが 手伝ってくれました。
帰って来てくれるのは幸せなことなのだと思います。
以前 子どもたちが贈ってくれたヴィンテージワインを みんなでいただきました。凝縮された重い赤の色。少し渋みのある辛口の香りです。 グラスに注ぐと 歳月のモチーフが幾つも織り込まれたこのワインの歴史を見るようにも思いました。
単純ではありませんでしたが、穏やかで馴染み易いお味でした。
子どもたちには、あっさりとした若いワインの方がよかったようです。コルクが折れやすくなっていました。
私たちは こんな風に年を重ねて来れたでしょうか。
我が家の庭では、2週間の間に 花の終わってしまった植物もありました。
たとえば、朝 玄関を開けると 品のよい控えめな香りを漂わせていた石楠花。檜の花粉症だったので、最近やっとマスクを外して 遅まきながら この花の奥ゆかしい香りに気づきました。ミツバチが盛んに飛び回り、むくむくとしたハチ(クロマルハナバチのような?)が花の中に潜り込んでいました。
こちらは、以前 クリスマスローズの講演を聞かせていただいた月江成人さんの クリスマスローズと合わせて植えると 花が続いてよいと お薦めの花です。 いろんな種類の植物を紹介されていた中の一つで、他の花も植えなければ 花は続きませんが 手頃な値段だったので、買ってみました。
フロックス ブルーパフューム。近づくと 柔らかに立ち上る甘い香り。
本当はもっとこんもりと咲き揃うそうです。北米産の植物と聞きました。キンモクセイの木漏れ日を受けて 風に揺れる清楚な姿は 淡い藤色。可憐で落ち着きがあり 見るたびに和みます。
再び始まりの植物も いくつか。
新芽が生えたばかりの枝垂れもみじが見るたびに 濃く繁り、鮮やかな緋色の種子を結びます。
山椒の花。実がなったことはありませんが、これから どうなるでしょう。
ゴールデンウィークには、雨の合間に 家族連れで賑わう近くの公園に一度行ったくらいです。ネモフィラがきれいでした。
山は 緑の重なりの深まる前で 山桜やミツバツツジの優しい彩りが 潤いのある眺めを作り出していました。
🌿🌿
少し 娘の話をさせてくださいね。
娘は、4月から保育所で働かせていただいています。
大切なお子さんをお預かりするので 責任を感じ たいへんなこともあるようですが、2才児のクラスの受け持ちで とても楽しそうです。
4、5人の子どもたちが 輪になって座っていたそうです。それぞれ 小さな手にブロック凸を逆さに持って、「かんぱーい、かんぱーい❗」と乾杯ごっこ(?)で繰り返し遊んでいました。とても楽しそう。
「もっかい。かんぱーい❗」にこにこにこ。
「先生も一緒にやろ。(てんてーも いっちょにやろ。まだ上手く言えていないようです)」と言って、プラスチックのコップをくれたので、我がひよこ先生も「かんぱーい」と言おうとすると、
「おつかれさまでーす🎵」と いきなり掛け声が変わりました。それからは、「おつかれさまでーす🎵」の繰り返し。みんな にこにこにこにこ。
え?居酒屋… 。いや、多分ちゃうよ。
「おうちで そう言って乾杯するの?」と尋ねてみると、
にこにこしながら、「そう🎵」。
家族で囲む楽しそうな食卓が 浮かんできて ひよこ先生も「おつかれさまでーす、おつかれさまでーす🎵」ブロックとプラスチックのグラスをかつん。にこにこにこにこ。かわいい かわいい乾杯が続いたそうです。
皆さんご存じのことで 私などが申すことでもありませんが、
2歳の子どもは ご両親を見ていて こんなに かわいい遊びをするのですね。小さいけれど、みんな ちゃんと こちらの話をわかってくれるのだそうです。
4月に「いや〜、いや〜」と、言うことを聞いてくれなかった子どもたちも、数週間経った今も相変わらず「いやいや」は 言うそうですが、言われたことをするようになったと言っておりました。
ここまでの下書きを終えた昨日の夜に 娘から電話がありました。
滋賀県大津市で 命を落とされたお子さんのことを思うと、他人事ではなく とても心が痛むと話しております。怪我をされた方のことも心配です。我が家の子どもは もう成人していますが、二人の子どもの親として ご家族のお気持ちを思います。
どんなおとなでも、車が飛んできたら 誰のことも助けられないのです。
亡くなられたお子さんの ご冥福をお祈りいたします。 そして、怪我をされた方の 一日も早いご回復をお祈りいたします。
「 雲
くものある日 くもはかなしい
くものない日 そらはさびしい
重吉の詩」(190×300m/m)
八木重吉 詩 村上翔雲 書