野の書ギャラリー

書家村上翔雲の作品を少しずつご紹介させてください。日々の雑感もほんの少し

紫の風の烟る

こんにちは。

前回、前々回は、お気遣いをありがとうございました。皆さまからのお気持ちに 心から感謝いたします。

 

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火曜日に、ラベンダーを見に行きました。

お花が素敵な季節ですね。今日も どうぞよろしくお付き合いください。

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兵庫県多可郡にある ラベンダーパーク多可 です。

ラベンダーパーク多可 | 西日本最大のラベンダーパーク

 

3月に クリスマスローズの講習会を聴きに行きました。

 

こちらでは、3種類のラベンダーを育てておられます。

ストエカス     5月中旬〜6月上旬f:id:snow36:20190702224028j:image

花が終わっていたので、こちらの写真は ホームページから お借りしました。今年も見逃してしまいました。愛らしい花姿に 来年こそお目にかかりたいと思います。

 

イングリッシュ    6月上旬〜6月中旬f:id:snow36:20190704224203j:image

こちらは、四角のブロックで育てられています。関西では 育ちにくいとのことで、飼育方法を工夫されているとのことでした。f:id:snow36:20190704224247j:image

花期が終わろうとしていますが、f:id:snow36:20190704224400j:image

魅力的な花に 蜂や蝶々が集まってきます。

 

ラバンディ       6月末頃〜7月中旬f:id:snow36:20190704224707j:image

去年も 同じ頃に伺いました。

今は、しゅっと立ち上がるラバンディラベンダーの花がこれからの時期でした。


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園内は、時折 強く日が差します。ふくよかで品のある香りが、湿った空気に溶け込み 風に乗って流れます。

紫が烟ります。

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ひとつひとつ岩や石を取り除き、山を開墾して作られた広い園内は なだらかな坂で、ラベンダーの向こうの山が 雲を被っています。うぐいすが、高い所から潤いのある声で囀っているのが 聞こえてきました。

歩いていると、係の方があちらこちらで 手入れをされているのを見かけます。

 

ガウラが満開。

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去年も こちらのお話を書いたのですが、相変わらずの のんきな記事を見返すのも恥ずかしいように思います。あの頃に 私のブログをご覧くださった方々が、今も変わらなくご覧くださることが ただ嬉しく幸せに思います。f:id:snow36:20190704224937j:imagef:id:snow36:20190704225315j:image

 


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こちらも セージの仲間でしょうか。


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アカバナユウゲショウが ぽつりと。


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セリの種類と思いますが、群生していました。

 


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薄紫のキャットミントが  ふんわりと広がります。絶え間なく 揺れているような線の細さがあります。

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アナベルと一緒に。

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ヘメロカリス・ララバイベビーが咲いています。

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花びらをほんのり薄紅で染めたような美しい色。縁がフリルです。f:id:snow36:20190704234511j:imagef:id:snow36:20190704234616j:image

 

ラベンダーは、ひとつひとつの株が大きく、並んでいるところは ちょっとした存在感がありました。

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売店精油を買ってみました。f:id:snow36:20190705001133j:image

以前、こちらの園長さんが、「無農薬で育てたラベンダーから 丁寧に抽出しています。成分濃度の高い品質の良いものです。」とおっしゃっておられたことが印象に残っていました。

園内に 水蒸気蒸留の施設を備えておられるとのことです。

帰って早速、素焼きのプレートに数滴。

澄んだ優しい香りが 静かに立ち上ぼり、目に映るものを  柔らかく変えていきます。

 

強い主張はないけれど、誰もの心が安らぐ香り。また 来年伺いますね。

 

ご覧くださいまして、ありがとうございます。

 


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「野に摘む花に 心の影うつる そのうす紫の  順三郎の詩」(200×300m/m)  旅人かえらず141    西脇順三郎 詩      村上翔雲 書   再掲